どうもごんざです。

あなたはアレクサンダー・テクニークという言葉を聞いた事はありますか?

アレクサンダーテクニークは100年以上の歴史を持つ、身体の自然な動きを学ぶメソッドです。

日本では最近少しずつ知られるようになってきましたが、海外の教育機関では既にアレクサンダーテクニークは積極的に取り入れられています。

  • ジュリアード音楽院
  • ワシントン大学
  • 英国王立演劇アカデミー
  • ロンドン王立音楽演劇学院

など。

 

そこで、アレクサンダーテクニークとはどんなものなのか?!話していきますね

 

Alexander Technique(アレクサンダー・テクニーク)

日本アレクサンダー・テクニーク協会のHPにはこう書かれています。

アレクサンダー・テクニークは, 心身の不必要な緊張に気づき, これをやめていくことを学習します。その手がかりとして頭・首・胴体の関係が重要であることが F.M.アレクサンダーの発見でした。

出展:日本アレクサンダー・テクニーク協会

フレデリック・マサイアス・アレクサンダー(1869−1955)というオーストラリアの俳優からすべては始まりました。

アレクサンダーは俳優としてキャリアをスタートします。

しかししばらくすると、舞台上で声がかすれたり出なくなるようになってしまいました。
医者に行っても医学的に異常は見つからず「休息が必要です」と言われるばかり。

いくら休息してもよくならないので、彼は「自分で解決するしかない」と原因の究明に乗り出し、鏡の前で自分自身を観察し始めました。その観察で得たものがアレクサンダーテクニークの始まりです。

長い間彼が観察して発見したこと。

それは、セリフを言うときにあえぐように息を吸うことで、頭を後ろと下に引っ張っていることに気が付いたんです。

気付いたアレクサンダーを頭を後ろに引っ張ることをやめてみると、喉が下がらず息もしやすいことに気づきます。
これが彼の発見した身体の使い方の始まりです。

彼が発見したことは、

頭の動きが身体全体の動きに影響する

ということです。
これだけ聞くとまだ、なんのこっちゃいなですよね。

でもこんな覚えはありませんか?

 

冷たい風が吹いたとき思わず首を縮めてしまい、その後あたたかい場所に行くと、「はあ〜、寒かった〜」って体の緊張が解けリラックスして、息がすっと吐けて体が楽になったこと。

これは、寒さから頭を動かないように固めてしまって知らないうちに息が吸いにくくなっていて、暖かいところに行ったらゆるんだために息が吸えるようになっているんです。

こんな風に誰もが知らず知らずのうちに、頭と脊椎を固めるというクセを持っていて、それが様々な問題につながっているんです。

ぼくらで言えば演奏する上でのあらゆる場面で、人それぞれ何かしら身体の使い方のクセを持っています。
そのクセに頭の動きが関係しているかもしれないんです。こんなこと、考えたことはありましたか?

少なくともぼくはアレクサンダー・テクニークに出会うまで一度も考えたことありませんでした。

身体の使い方は誰も教えてくれない

ぼくらは生まれた時から今の体なわけですから、体の使い方なんて誰にも教わらないですよね。というか考えなくても身体は動くし使えます

だから人は、身体が痛くなったりするとこんな感じで考えます。

演奏家は座り仕事が多いから、腰が悪い。
肘が痛いのはドラマーの職業病。
木管楽器は音符が細かいから指をたくさん使うこともあって腕が腱鞘炎になりやすい。

草むしりをすると腰を痛めやすい。
重い荷物を持つ仕事は腰を痛めやすい。

仕事がキツイから動きがキツイから仕方ないと思われがちなこれらの症状が、実は身体の使い方が関係しているのかもしれないんです。
確かに通常より局所的に使う機会が多い分、疲れやすいし、痛みやすいかもしれません。

でも、身体の仕組みにそった自然な身体の使い方を学べば、痛みが減ったり体が使いやすくなったりするんです。

 

自然な身体の使い方をするには、頭と背椎の関係がとても重要だとアレクサンダーテクニークでは考えられています。

アレクサンダーテクニークでは、動きの中で無意識に行っている身体の動きを観察し、本来の動かし方、起きてほしいことを意識的に考えながら身体を使います。

そうすることでいつもの動きではなく、自然な身体の使い方で無理なく動けるようになるのです。

身体の動きを学ぶことは演奏にも直結する

アレクサンダーテクニークは演奏にも関係してきます。

楽器演奏は、楽器を持つのに身体動かしたり、息を吸うのに身体を使いますね。
当然身体の状態、使い方次第で演奏が変わります。

 

それなのに楽器を演奏していて、そのとき体に何が起きているか?であったり、身体の使い方が演奏にどういった影響を及ぼしているか?ということってあまり考えられてこなかったように思います。

そこをアレクサンダーテクニークは、解剖学や医学的なことも学び、体の構造に沿った使い方、考え方で体を使うことを意識するので「事実に沿った」体の使い方をわかりやすく伝えることができます。

おわりに

アレクサンダーテクニーク、なんとなくわかりましたか?

頭と身体の関係を見ながら、ひとりひとりが持っているクセを見分けて、自然な身体の使い方を学ぶ方法。

それがアレクサンダー・テクニークです。

 

 

入門としてこの本がとてもわかりやすいのでおすすめです。

それではまた。

 

頭と背椎
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    ABOUTこの記事をかいた人

    ごんざ ゆういち

    国立音楽大学卒業。ホルン奏者。管楽器コーチ。 自身が長い間、心身ともに不健康な状態で音楽と関わってきた経験から「健康的に音楽しよう」をコンセプトに多方面で活動中。