どうもごんざです。

高校のとき合奏の時間に「おまえらやる気あんのか!『がんばる』って言葉の意味を辞書で調べてみろ!」と言われて合奏が中断になったことがありました。

音楽からいっとき離れて、丁寧な仕事で抜群の料理と選りすぐりのワインをだす小さなビストロで働いていたときには「このままじゃダメになるぞ。自分の頭で考えろ」と常に言われていました。

高校時代はなんで「がんばる」のかわかってなかったし、働いていたときもなんで「自分の頭で考えろ」と言われているのか考えてもわかりませんでした。

 

その頃のことをふと思い出して(あ、こういうことだったのか)と今頃腑に落ちました。

がんばるにしろ、自分の頭で考えるにしろ、ぼくにはまず目的がはまっていなかったんです。

明確な目標設定

高校時代。
ぼくの中には「全国大会に行く」という目標だけ、恐らくありました。

でもそのために何をすればいいのか、何をする必要があるのか、わかっていませんでした。それは自分にとって目標が的確でなかったからです。

 

全国大会に行くために必要なことは、東京代表に選ばれることが必要です。東京代表に選ばれるためには金賞を取ることが必要。

では金賞を取るためには・・・?

人が審査するものですから、明確な「こうすればいい」はありません。きっとそこで当時のぼくはよくわからなくなっていたんでしょう。

働いていたときのこと

「自分の頭で考えろ。それができなきゃおまえは本当に手遅れになる」

いい大人になってもずっと言われてました。

でもわからなかった。

毎日忙しすぎて考える余裕がありませんでした。仕事にもなかなか慣れずミスも多くて。いきなり放り出されて「はい、自分でやってみて」では当時のぼくには何もできませんでした。

「とにかく売り上げだ、売り上げを上げるために何ができるか考えろ」

そう言われていました。高校時代とビストロ時代、なんだか共通点があるように感じます。

そのために何ができるか

全国大会に出るために何ができるか。
売り上げを上げるために何ができるか。

どちらもピンとこなかったのは、その目標設定にありました。

例えばの話

全国大会出場!が目標ではなく、「そのときの自分の力を出し切ってやりたい音楽をする」だったら。

売り上げアップ!が目標ではなく、「一人でも多くのお客さまに喜んでもらうためには」だったら。

きっと違っていたんだと思うんです。

だから「がんばる」し「自分の頭で考える」

自分の力を出し切ってやりたい音楽をする。これが目標だったらがんばれる。

いろんなことが思いつきます。

やりたい音楽をするために自分は何がしたい?何ができる?

誰に演奏を伝えたい?
どんな風に演奏したい?
どんな音で演奏したい?
どんな場所で演奏する?

目標が「自分でできること」だとどれだけでもがんばれる。

それに比べて「全国大会出場!」って自分のがんばりの及ばない所の話ですから脳がエラー起こしてたんだと思います。。

一人でも多くのお客さまに喜んでもらうために何ができるか

どう接客をしたらお客さんが笑顔になるか。
お店に何があれば「また来たい」と思ってもらえるか。
どんな言葉をかけたらうれしいか。

 

結局「売り上げ」なんだけど、道筋が違うと全然考えることが変わってきます。喜んでもらうには、って思うといろんなことが考えられます。でもそれはすぐに売り上げに直結することではありません。

売り上げを上げるシンプルな話は「どれだけ買ってもらうか」です。でもそう考えちゃうとお客さんを単価でしか考えられなくなっちゃうんです。経営者ならそれでいいかもしれない。でもぼくは現場で接客をしていたので、それでは到底サービスマンとしての仕事にはなりえませんでした。

終わりに

全国大会出場!とか売り上げ!って目標自体は悪いとは思いません。でも、ぼくには合わなかった。

それが当時なんでがんばれなかったのか、なんで自分の頭で考えられなかったのか、の原因でした。

目標が自分にとってしっくりきていないと、そこに向かっていくことは難しいです。

ただ、がんばる。
ただ、自分の頭で考える。

そこに「なぜそれが必要なのか」自分でしっくりくるものがあって初めてがんばれるし、自分の頭で考えられる。

当たり前のことなんだろうけど長いこと気付きませんでしたわ。

これから自分の気持ちと向き合っていくときの、ひとつの判断基準にしたいと思いました。

 

 

それではまた。






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ABOUTこの記事をかいた人

ごんざ ゆういち

国立音楽大学卒業。ホルン奏者。講師。
自身が長い間、心身ともに不健康な状態で音楽と関わってきた経験から「健康的に音楽と関わる」をコンセプトに多方面で活動中。
現在アレクサンダー・テクニーク勉強中。