どうもごんざです。

レッスンしていてここまでツラくなったのは初めてかもしれない。身体の仕組みを1から説明して、呼吸の仕組み、腹式呼吸について話し、実際に体感してからその子が話してくれたのは「でも先生の言う通りにやらないと怒られる」でした。

ぽろっと自然に出てきたその言葉を聞いて寒気がしました。普段からどれだけ怒られてきているんだろう。厳しくされているんだろう。しかもその子は、まったく身体の仕組みに添っていない、およそ聞いたこともない呼吸法をさも当然のように教わっていたんです。

身体の仕組みに添っていない無理な身体の使い方をしているのでやっぱり楽器は吹きにくいです。なのにそれが正しいかのように生徒に教えるって・・。

どういう事なんだろう。
ぼくには分かりませんでした。

みんな同じ目標を持っているんだろうけど

ぼくがレッスンで関わるすべての方に言っていること。先生と相性が悪かったり、先生の言葉が粗かったり、先生の言葉が冷たく聞こえたりしても。

「うまくなってほしい」
「いい音楽をしてほしい」

この想いはみんな一緒なんだと思う。

それにしても。

 

「できないと怒鳴られて、そうなると身体が固まって身体が痛くなるんです」

「指摘はされるけど具体的な改善策は教えてもらえません」

 

そんな話を聞くほど、悲しくなる。
そんな状況でいつも通り吹けるはずがない。
楽しいはずがない。
本当に良くなってもらいたくて言っているんだろうか?

 

 

楽器を吹くってとっても高度なことで難しいことをやっているのにそこをすっ飛ばして怒鳴ったり叱りつけたり、否定したり。

そこに一体何があるんだろう。
自分は何ができるんだろう。

周りの大人たちは子供が苦しんでいるのに何をしているんだろう。

ちょっと新しいことができたらそれだけで楽器が楽しくなるじゃん。ちょっと音程が合ったら気持ちいいじゃん。

そういうのは、いらないものなの?

何が大切なのか考えてみようよ

楽器て楽しい!
音楽っていいな!
みんなで演奏するって素敵だな!

生徒のこういう気持ちを増やしていく手助けをすることが、大人の仕事じゃないの?

団体行動だとか、みんなで一つのものを作り上げる楽しさだとか、楽器を通して自分に自信を持ったりだとか。

 

部活はそういう場所じゃないの?

 

いつから生徒は先生のものになったんだろう。いつから大人は賞の色で部活を判断するようになったんだろう。

自分にできることはなんだろう

ぼくにはブログというツールがあるから。それでどこまで何ができるかはわからないけど。

根拠のないツライだけの練習法や、身体の仕組みに添っていない身体の使い方や、呼吸法について伝えていくことはできるんじゃないか。

読んだ人が心から納得して、すぐに試せるような誰にでも伝わるような何かを作っていく必要があるんじゃないか。

湧いてきた負の感情をエネルギーに換えて自分のできることをしよう。

そんな風に思いました。

すぐに全部を変えることはできなくても、まずはできることから。悲しい気持ちになったレッスンだったけど、終わった後に「ごんざさんとの出会いが、私たち親子にとってとても心強いものとなりました」と言ってくれたことだけが救い。

君を救い出すことは今はできないけど、ぼくはぼくでがんばるよ。

 

吹奏楽部って何をする場所なんでしょうか?

 

 

それではまた。






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1 個のコメント

  • まさに、毎日のように考えていることです。
    音楽教育に力を入れていることで有名な保育園です。
    いわゆる名作曲家の交響曲を合奏しますし、歌い方も子供離れしています。
    でも私には、苦しんでいる子供の気持ちが痛いほどに突き刺さってきます。
    一見笑顔なのですが、本心笑っていませんし楽しそうでありません。
    その園の4歳児が、ピアノを習いに来ました。
    少しでも間違った音を出すと、『ごめんなさい』『もう一度弾きます!』
    「今どうするのかな?」と聞くと、『ごめんなさい、聞いてませんでした』
    と、直ぐにガチガチになります。
    せっかくいい音になっても、『この弾き方をしたら、先生に怒られる』

    今は、園で弾く曲は聞くけど、「がんばってるね」とだけ言ってスルー。
    うちでは、曲が被らないように気を付けながら、楽しめる曲で音楽遊び。
    と、使い分けるものの、こんな小さい時から【音が苦】を押し付けないでほしい。
    自分で選べるわけではない、生活の一部として、音楽はこんなものだと植えつけられている状況を何とかしたいけど。どうしたら良いのか??????
    考え込んでばかり。

    長々とすみません。つい書き込んでしまいました。

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    ABOUTこの記事をかいた人

    ごんざ ゆういち

    国立音楽大学卒業。ホルン奏者。講師。
    自身が長い間、心身ともに不健康な状態で音楽と関わってきた経験から「健康的に音楽と関わる」をコンセプトに多方面で活動中。
    現在アレクサンダー・テクニーク勉強中。