シでさえつらい状態だったのが、使えそうな上のソが出るようになってきました。
レッスンを受けるきっかけ
以前は1stとかも吹いていましたが、未完成のシドレでつまずいたのを初めに、10年以上改善することなくずるずる不調になって、普通のシでさえ出すのがつらくなってきた状態でした。
若干アンブシュアジストニアらしき症状もありました。
以前はネットで奏法を調べたりしてましたが、何も改善しないのでそれもやめていました。それが、ふと、思いつき、検索しだしたら、権左先生のWebにたどりつき、書かれていることが腑に落ちたので、最後にレッスンを受けてダメなら、吹ける曲だけ吹く人生にしよう、なんて思ってメールしました。
レッスンを受けてみて
初めのころはほんとに、息を少しだけいれて音が鳴るかやってみる、という基礎の基礎から始めました。
権左先生は、一般的にいいという方法を「これをやってください。あ、それじゃだめです、もう一度」という指導の仕方ではなく、その人の今の状態でできること、ちょっとやってみて改善する方法を提案してくれるように思います。例えば、ちょっとアパチュアを閉じてから吹いてみるとか、具体的にアイデアをあげてくれます。
ほんとに吹けないときって、音を出すだけで大変なので、エチュードなんかやるレベルにならないのですが、その状態にも根気よくつきあってくれます。
私なりのできない理由も、ふんふん、と聞いてくれつつ提案してくれます(これこそ傾聴の心!)。
レッスン時、できない状態であれこれ試行錯誤しても平気なので、レッスンで焦る、ということがなく心理的安全性?がある状態でレッスンできます。
オケの吹けないフレーズも、こういう風に変形して練習してみたら、とかアイデアを頂けますし、改善しそうな基礎練の譜面を提案してくれてよいです。
いろいろ基礎練のメニューなどをいただきつつ、早2年。最近、多少オケで使えそうな上のソもでるようになってきたので、ちょい高い音のパートにも挑戦しようかという気になってきました。
おそらく先生に会わなかったら、あいかわらず不調で吹きたいパートに挑戦することもなかったでしょう。50歳後半で改善すると思ってなかったけど、本当にありがたいです。
いつか勝算がありそうなオケの曲を吹くときに聴きに来てもらって一緒に賞杯をあげに飲みにいきたい!と思っています!今後もよろしくお願いします。
こんな方におすすめ
音を出すこと自体に苦労している人。
そういう時はやる気があっても、どういう方法がいいかとか迷走しがちになると思いますが、権左先生は、不調な方もいろいろ教えてらっしゃると思うので、舌とか、アパチュアとか具体的に一緒に考えながらレッスンできていいと思います。
(できない理由の引き出しがいっぱいあるっていうんでしょうかね?)
レッスン後に自分で吹いていて思うこと
レッスン後、今までであれ、っと思ったできごと(ごく一部の音域しか楽に出なかった身には、これらがありがたかった。)
レッスンを受け始めて比較的早期、アンブシュアモーションでドーミドーとする練習で、あれ、ハイFでるんだと思った。
シューマンの交響曲で4thのフォルテのシーシシシーシシという吹きやすいフレーズでさえまるで吹けなかったのに、シエラザードでシーとロングトーンをのばすときに、(あれ、ワシ、dimで長く吹けるようになったんだ)と気づく。
オクターブの練習で、
あれ、ファーファは飛べるんだ!
あれ、ロングトーンが続いて最後にCisにあがるフレーズが、かすれてるが出た!
チューニングで上のミ―が出せる(いつも音を外すから下しか出せなかった。)
ねじりこんで出していた上のソとかが、ノータンギングで自分の意志で出せるときがある!
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