どうも、ごんざです。
先日、初めての管楽器向けのワークショップが終わりました。
7名の管楽器奏者(Tp.Tp.Hr.Tb.Ob.Fl.Fl)と一緒に4時間。(長すぎるかな)と思っていましたが、終わってみればあっという間でした。
サクッとその様子と、感じたことを。
グループレッスンに助けられたこと。
力不足を感じたこと。
それでも力になれることはあったこと。
グループレッスンのありがたさ
グループレッスン。
受ける側は他の人が見てるから緊張したり、積極的に前に出にくいやり方かもしれないけど、伝える側としてはとてもいいやり方ということがわかりました。
伝える側と、講習を受ける側、1対1だとどうしても難しいことがあります。
伝える側「今めっちゃよかったね!!その調子!!」
受け手(なんかよくわかんないけどそう言ってくれるからいいや)「はい!」
レッスンてこういう形になりやすいんじゃないかと思うんです。
そこがグループレッスンだと周りの人たちも音の違いを感じてくれて「今すごく音変わりましたね」って言ってくれる。うなずいてくれる。
これがあるだけで(周りの人が言ってるならそうなんだ!)って受け手の受け取り方も全然違うんです。
学んだことをを共有できることもすごくいい。
ぼくも以前ブログに書きましたが(グループレッスンでフルート奏者から学んだここと)、他の人の話を聞いていたり、レッスンを見ているといろんなことに気付くことがあります。
「この人こんなこと考えてたんだ」と受講者同士考えが知れたりもします。レッスンが長くなるほど一体感が出てくる気がするんです。
あとはグループレッスンだと「緊張した状態だと〜なんです」と話してくれる人のために緊張した雰囲気もみんなに協力してもらって作ることができます。
今回のメンバーはその雰囲気づくりが抜群にうまかったので助かりました。
改善点も見えた
金管楽器は割と「伝える」ことまでスムーズにいくことが多かったんですが、音の出る仕組みの違う楽器は難しかったです。
それでも姿勢ひとつで音が変わることは分かりました。
見えた動きをそのまま伝えることで受け取ってくれたものもあったようでよかったけど、ここはまだまだ力不足。
緊張の話や、どうソリスティックな音を出すのか、pの音色の話、少しでも伝わっているといいな。
木管楽器の構え方もその場ではバシッとできず持ち帰り。こういうとき、信頼できる他の楽器の方の存在がとても助けになります。相談に乗ってくださった是澤さんありがとうございます。
それでも力になれることはある
姿勢ひとつで音がガラッと変わって、考え方を伝えるだけで演奏が一気に上質になる。
いろんな楽器をいっしょくたにしての講習会ってはじめてで不安しかなかったんですが、それでも伝えられることはあって。
あ、今のは受け取ってくれているんだな、というのは変わっていく音や表情で感じることができました。
演奏者と話している中で発見もたくさんありました。「こう演奏したいと決断する」ことが演奏にかなり影響するって肌で感じれたのはすごくよかった。周りの人も変化を感じてくれていました。
そう考えると演奏者みんなが素直でいてくれたことも非常に関係のあることで。ありがたかった。ありがとう。
普段一緒に練習しているオケの管セクションで来てくれていたので、オケの中で管楽器でうまくいかない部分の話を聞きながら、音色の合わせ方、溶け込ませ方、そんなことも話しながら過ごしました。
ちょっとの話でみんなすぐに理解してくれて飲み込みが非常に早い。そのあとみんなで楽器を吹いてみるとすぐに音がピタッと合う。音程の寄るスピードも格段に早くなる。
音がどんどん変わっていって、聴いてる方が楽しくなってきました。
おわりに
終わってみればとっても楽しい時間。ちょっとした姿勢の変化や考え方を変えるだけで、音も演奏はどんどん変わる。
それを受けに来てくれた人が感じてくれていたらうれしい。
普段なかなか練習のできない環境にいるかもしれないけど、少し気にするだけで格段に練習の質が上がるし、「学生時代に比べて短い練習時間だから上達は見込めない」ということもなくなります。
今日の短い時間の中でもたくさんの変化がありました。
自分のカラダに起きていることに気付くこと、
意識ひとつで音がパッと変わること、
それは自分自身でも実現できること、
まだまだのびしろがたくさんあること、
ツラく苦しい練習をしなくても上手への道はあるということ、
本業とは別に「音楽をしたい」と思えることの素晴らしさ、
こんなことを今持つ力全部使って伝えたつもりです。
今回はTBSK管弦楽団の管楽器セクションの皆さまにありがたい機会をいただき、ただただ感謝。
ありがとうございました!
それではまた!
[…] こないだの講習会の前の日、めちゃめちゃにネガティブになっていました。 […]
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