満席!4/20.21 大阪にて第30回出張レッスン

フリーランスとして生きていく上でぶち当たる「自分の値段」について

どうもごんざです。
フリーランスで生きていくことを選ぶと、あらゆる値段付けは自分ですることになります。

今回はフリーランスの音楽家で、レッスンをしている人向けの記事です。

 

レッスン代、いくらに設定していますか?

 

これはぼくもよく悩みます。そして「これだ!」という答えは出ていません。

だけど少なくとも。

今まで自分が受けて来たレッスン料を基準にして自分の値段を考えることはやめました。

相場はあってないようなもの

金管楽器だとトッププロでも1レッスン5000円〜10000円くらいです。

それを知っている金管のレッスンする人たちは「その人たちより高い料金設定できないよね」って話になります。

でも、
木管楽器だと1レッスンが2万円だったり、弦楽器にいたっては1時間3万円なんて話も聞きます。

声楽家だってピアニストだってそれぞれいろんな相場があるでしょう。

それを知ると相場なんてそもそもあってないようなものです。

相場に流されない

「レッスン代高すぎる!」って話をよく聞きます。ぼくも言われたことはあります。

多分、金管の相場感覚でぼくのレッスンの金額を見ると(強気ー!)って思う人もいます。

でも、考えてみてください。

ぼくは12歳の時から楽器をはじめ、中高と吹奏楽部に入り、大学は私立の音大を卒業、その後フリーランスとして活動しながら、アレクサンダーテクニークも学んでいます。

ここまで来るのにどれだけの時間をかけたかわかりません。それに加えて失敗も成功も悔しい思いも嬉しい思いも、音楽を通して本当にいろんな経験をしてきています。

これは別にぼくだけに限ったことではありません。

お金だって私立の音大出るのに800万円かかるって言われてますから、相当お金と時間をかけています。むしろ人生のほとんどを音楽に賭けている、とも言えます。

その人の1レッスンが3000円とか5000円て考えてもみてください。自分の安売りもいいとこですよ。そもそもが安すぎるんです。

 

値段が安くても高くても、価値を感じればレッスンにはきてくださる

ぼくにとってはこの言葉がすべてで、こう言ってもらって(ああ、自分のやり方や考え方はレッスンを受けにきてくださっている方に伝わっているし、間違っていなかったんだ)って思えました。

料金に関して、例えばレッスンを受けた方に「あの内容でこの料金はないよ!」と言われたのであれば「すみません!精進します!」ってなります。現にぼくのレッスンメニューのページにはこう記載しています。

 大切なお知らせ

レッスン後ご満足いただけなかった方にはレッスン代全額返金対応しております。
うらみっこなしです。
お気軽にお申し出ください。
※ただしレッスン後3日以内にご連絡の方のみ対応いたします。

今のところ返金希望の方はいらっしゃいません。レッスンを受けたことのない人の声より、レッスンを受けた人の声に耳を傾けようと思っています。

 

最終的にレッスンを受けるかどうか決めるのは、値段を決める側ではなく、レッスンを受けてくださる方です。

 

選んでもらうためになにができるか。

肩書きがある方はそれで十分かもしれませんが、そういったものがないフリーランスにできること。

それがぼくにとってはブログやTwitterです。発信することで人の目に触れていること。レッスンの様子をオープンにしていること。

すでに知っていることを自分でも体験するために実際にその店に行く、と言います。それとレッスンも一緒です。

おわりに

自分で自分の値段を決めるのってドキドキします。

ぼくも最初は1レッスン3000円でやっていたことがありました。やってみるとわかるんですが、自分の値段を安売りすると自分のモチベーションて上がりません。

でも、受けてくださる方の思う料金、というのももちろんあるのは感じています。

それには、誰にレッスンにきて欲しいか?どんな人にレッスンに来て欲しいか?ということも関係してきます。

これからはその辺りも勉強しつつ、自分を大切にしつつ、それでいてレッスンに来てくださる方にも喜んでお金を払ってもらえるような、そんな自分になりたいし自分でありたいです。

 

 

それではまた。