どうもごんざです。
言葉ってずっとずっと心に残るもの。
ほめ言葉でも怒られた言葉でもどちらでも。
言われて嫌な気持ちになる言葉をかけられたとき、どう受け取るかによって自分を守れることがあります。
今日は言葉の受け取り方について5つの提案。
目次
①言われた言葉はまるごと受け止めなくていい
「そんなんじゃダメだろ!」
「音外すな!」
「音程合わせろ!」
「汚い音出すな!」
「おまえ、そこ休んでろ!」
「下手くそ!」
これらのトゲのある言葉をそのまま受け取ると、
「ああ、私下手なんだ。。。」とか
「どうして音外してばっかなんだろ。。。最悪」とか。
時には振り返ることも大切だけど、言葉をそのまま受け取ると、ずっと自分の中に残り続ける「呪いの言葉」にもなりかねません。
なのでまずは、なぜそう言われたかを考えてみます。
「汚い音出すな!」
⇨なぜそう言われたんだろう
⇨ あ、今の音色はこの場面には合わないものだったのかも
⇨ 次はこうやって吹いてみよっ。
こう考えればトゲのある言葉をそのまま受け取らず、ある意味では自分の都合のいいように受け取れるので、次に活かせるようになります。
こんな感じで、トゲのある言葉を言われたら、丸っと受け取る前にすぐに心の中で「Why?」をプラスし、自分の都合のいいように受け取るとダメージを減らすことができます。
②大半の言葉は、よくなってほしくて言っている(はず)
ぼくも経験があるので痛いほどわかりますが「何もそんな言い方しなくても」とか「なんか別の言い方ないかよ」って指揮者や講師の指摘に感じることはありますよね。
でもこれだけは分かっていてほしい。
大半の言葉はみんな、あなたによくなってほしいから言っている、ということを。(きっと)
これが前提にあると気持ちが変わります。
「何であんな言い方するんだろう。それでもこの人は私にうまくなってもらいたくて言ってるんだ」
「私ばっかり注意される。でも変わってもらいたくて言ってくれているんだ」
否定や批判ばかりされる環境にいる場合、抜け出せるのならば真っ先に抜け出すことをお勧めしますが、難しいことも多いです。相手を変えようとしてもそれはそれで大変です。
そんなときは、自分自身の考え方を変えてまず自分自身を守ろう。
この考え方を取り入れると、あなたの心の防御力が上がります。
③その瞬間たまたまそうだっただけかもしれないということ
「音外すな!」
「音程合わせろ!」
改善策の指摘のないただの指摘を言われたら「確かに言う通りだけど、そのときたまたまそうだっただけ」とまず考えてみてください。
そして、否定的だったり批判的な言葉や、「〜するな」や「〜しろ」はあなたが後々まで悩まされる呪いの言葉に変わりやすいので、ネガティブな注意をされたら、言われた言葉に心の中で勝手に「たまたま」を足しましょう。
「たまたま音外しただけ」
「たまたま音程合わなかっただけ」
この考えを取り入れると、あなたの素早さが上がって立ち直りが早くなります。
いつもそこで音を外す、だとかそこの音程だけ合わない、ということだったらそこに「Why?」を取り入れて練習すればいいです。
④「どうしたらよくなるか」を言ってくれなかったら自分で考えること
「音間違えるな!」
「音程合わせろ!」
本来こんなのはアドバイスでもなんでもないんですが、意外とこういう起きていることだけを言ってくる人は多いものです。指摘の先の【どうやってそれを変えるか】が大事なのにね。
相手がそこまで言ってくれなかったら「なぜそう言われたか」を考えよう。
そして「どうしたらいいか」考えてみよう。
残念パターン
音程合わせろ!
⇨ よし合わせよう!
⇨ 多くの場合、変わりません。
いい感じパターン
音程合わせろ!
⇨ 同じパートをクラリネットが吹いているから、クラリネットの音を聞いて次は吹こう。
⇨ 合いそう!
考えることであなたの賢さが上がります。
⑤時には「どうすればいいですか」が必要かも
曲の中でよく注意される場所があるとします。
でもどうしたらいいかわからない
⇨新しいプランを立てて演奏できない
⇨同じことを注意される
⇨でもどうしたらいいかわからない
⇨地獄の無限ループ。
こんなとき「だめだだめだだめだ、自分の頭で考えろ」と自分を追い込むことも時には必要ですが、それでもどうにもならなかったら素直に「どうすればいいですか?」と先輩や先生にでも聞いてみよう。
そこで「自分で考えろ!」と言われたらその人には今後一切相談しなくていいので、他の人に相談してみる。
助けてくれる人はいるはずです。
わからないときは、信頼できる人の知恵を借りましょ。
これができればあなたの勇気が上がります。
おわりに
ただの指摘や、トゲのある言葉を言われた時。言われたことを丸呑みせずに「なぜそう言われたのか」「ではどうしようか」と、都合のいい言葉の受け取り方をして、自分を守りつつ前に進める考え方をしてみたらどうだろう。
それではまた。
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