いつもはもうちょっと吹けるんだけどな…
自分がレッスンを受けていたとき、何度こう思ったかわかりません。
そもそもレッスンを受ける!となったら、普段よりは多少なりとも最初は緊張しますよね。それはまあなんていうか、しょうがない。
ただ、環境次第で緊張が和らぐなら少しでも和らいだ方がいいし、不要な緊張は避けたい。現状の自分をみてもらうわけですから、なるべく普段の調子でレッスン受けたいですよね。
そこで、かつてはレッスンといえばもっぱら受ける側だったけど、今ではすっかりレッスンする側となったこちら側ができるのはレッスン場所の環境づくり。
自分なりにこだわっているポイントがいくつかあります。
目次
「レッスン時間60分」ならちゃんと60分確保
言葉にするとめっちゃ当たり前ですね。特に、レッスンを受けたことがない人からしたらなんのこっちゃいなな話。
でもね、一般的なレッスンて「レッスン時間60分」に準備や音出し、片付けも含まれているので、実際のレッスンは50分とか45分なんですよ。
なんかそれが当たり前って変じゃないですか?
準備・音出し・片付けも時間に含まれている謎
前述しましたが、60分のレッスンに準備片付け等がすべて含まれているのは当たり前の話。でもあるとき、
って思ったんです。
そこでレッスン時間+30分長く部屋を確保することにしました。
緊張してレッスン場所に向かって先生と対面して、
ってもうこの時点で心の平穏皆無ですよね。
しかもその間先生はこっち見て待ってるとか、もうなんか申し訳ないやら焦るやらなんやら。
これで普段通り演奏できる人すごい。
何回レッスン受けても、レッスン前にしっかり音出ししていったとしても、ぼくは万全な状態でレッスン受けられた経験ってほとんどありませんでした。(自分の問題説もあり)
音出しも少しだけ余裕をもってできるように
そもそも周り気にせず音出ししたいし、部屋の響きに慣れる時間もほしい。湿度や室温もいつもの部屋とは違うだろうしそれも気になる。普通すぐ順応できるものなのかなあ。
レッスン前に一息つきたくないですか?
ここで+30分長く部屋を確保している強みが活きてくるんです。レッスン前に5分・10分は音出しにも割けるんです。この時間に落ち着きも取り戻してもらいたい。
と言われることも割とあるので、その時間はなるべく席を外すようにもしています。
席は向かい合わせではなく横並びで
向かい合わせって緊張しません?
慣れた相手とならそうでもないかもしれませんが、ちょっと威圧感が出たり視線が気になったり、目のやり場に困ったり。
気にならない人は気にならないと思いますが、気になる人もいます。なのでレッスンでは椅子を横並びにセッティングするようにしています。
座る席は左側を選ぶ
これはホルンの方にしかない感覚かなあと思いますが、ホルンはベルが右を向いているので、
って方は一定数いるんですよね。
なんだかわからないけど生音聴かれるのってちょっと恥ずかしい。2ndや4th吹く機会が多い人の方がこの感覚あるのかなあ。
だからレッスンでは右側に座ってもらうことにしています。
狭い部屋は避ける
狭い部屋って圧迫感ありません?
距離感は人にもよりますが、パーソナルスペースも守りたいですよね。
あとはシンプルに狭い部屋だと、金管楽器は音が大きい楽器なのですぐ何吹いているかわかんなくなっちゃう。
狭くてもいい感じの部屋もあるかもしれませんが、レッスン場所をぼくが選ぶ場合はなるべく広い部屋を選ぶようにしています(スケジュールやタイミングによっては部屋が狭くなってしまうこともありますが)
部屋の響きも考慮する
絨毯敷きの部屋はなるべく避けていますし、そうでなくてもあまり響かない部屋はなるべく選ばないようにしています。
響く部屋でもそうでない部屋でも、本質的な音は変わらないと頭でわかっていても、やはり響かない部屋で吹くよりは、少し響きのある部屋の方が気持ちよく演奏できるからです。
新大久保のダクのスタジオ「デビュー」でレッスンすることが多いのですが、こちらを利用して定期的にレッスン受けてくださる方とのレッスンでは最近、響く部屋とそうでない部屋を使い分けてみることもしています。
おわりに
普段のレッスンでは、
- 心の余裕を持ってレッスンを受けられるよう、レッスン時間+30分確保
- 席は横並びで右側に座ってもらう
- 狭すぎずデッドすぎない部屋を用意
こんなことを気にしながらやっています。
とは言えレッスンてやっぱり最初は緊張するもの。
そんな中でも普段通りの自分が少しでも出せる環境でありたい。
「こんな風だったらもっといいかも!」そんなアイディアがあればぜひ教えてください。
それではまたー!