私は高校でホルンと出会い、3年間吹奏楽部で活動しました。
卒業後は楽器とは疎遠になり、後に子育て中に子供達が吹奏楽部に入部し、それをきっかけにブランク20年でホルンを再開する事にしました。
何となく近郊の吹奏楽団に入り8年間お世話になって、退団後は金管アンサンブルを立ち上げ活動していました。
ホルンに対する知識はあまりなく、高校時代や楽団に入っている時の指導者や、たまにレッスンに来てくださるホルンのプロの方からの知識ぐらいしかなかったので、ずっとそれを信じて楽器を吹いていました。というのも、どの譜面も何となく吹けてしまっていたのでそれで満足していたのです。
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数年前から始めたTwitterで、権左先生がタンギングに対してつぶやかれてるのを見て、そのつぶやきが普段疑問に思っていた部分だったので思いきってDMで聞いてみました。
とても丁寧な返信が来て感激したことは、あれから2年経った今でも忘れません。
何度かやり取りをさせて頂きましたが、文章でのやりとりは仕方のないことですがとても遠回りに感じました。
話の中で権左先生からレッスンのお話を頂きましたが、私はその時既に50代も半ばでしたから、(自分が今から変われるなんてできるんだろうか、私なんかがプロのレッスンなんて…)と、とても後ろ向きでした。
それでも(今からでも全ての疑問が解決できるのなら!)と思い、レッスンをお願いした次第です。
レッスンはとても新鮮でした。
今まで出会ったプロの方々とは違い、「こうやりなさい」というものは何もなく、「一緒に考えてやっていこう!」という形のレッスンです。
私が吹いたあと先生がお手本を吹いてくれます。
私も「おお!なるほど!」と真似してみます。真似ることでアパチュアが広すぎたとか、息のスピードが落ちていたこと、などに気付きます。
吹いたあと、「今こういう吹き方でこう演奏していましたよ。こうしてみましょう」とお話して下さり、それがとても具体的で納得できます。
それに権左先生はご本人も常に情報収集されていらっしゃるようでとても熱心な方です。情報が新しいと思います。
ただひたすら教則本の回数をこなせば上手くなる、みたいな遠回りな事ではなく(それも上達の道ですが)ポイントを押さえるのがとても上手なんです。
ポイントをおさえて解決すれば近道ですよね?特に私のような年齢が高い人間にとってはとてもありがたいです。
やはり1対1のレッスンは、その瞬間に問題点を見つけ解決できるので楽しいです。
よく、好きなプレイヤーを真似してみるとか目標にするといいって話を聞きます。
では私が目標とする音なのか?と問われると、実は今までそういう方はいなかったのです。ところが権左先生の音を聞いた時、「そう!こういう音でこうやって吹きたかった!」と初めて思ったんです。
なのですごく真似しやすいし、少しでも近付けた時には喜びを感じます。
権左先生のレッスンは、想像していたような敷居が高いものではなかったし、今はレッスンという素敵な時間が楽しいです。
私は権左先生に出会って間違いなく変わりました。
本当にありがたい事です。サイコー!
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