3/7(土)8(日)盛岡にて、第40回出張レッスン開催のお知らせ

レッスンにPloud Note Proを導入してみたー思考はどこまで可視化できるか

どうもごんざです。
レッスンを受けたことのあるあなた、レッスンの帰り道はどんなことを考えていますか?

「今日のレッスンめちゃ良かった!」
「悩んでたことが嘘みたい解消した!」

そんな風にうきうきして帰宅し、いざ翌日楽器ケースを開けて吹いてみると……

あれ、どうやってたっけ?

て経験ありませんか。
ぼくは生徒側としても指導者側としても、この(昨日のは魔法だった…?)感には長年悩まされてきました。

特にぼくのレッスンは、感覚的な話よりも解剖学的な筋肉の動きや物理的な息の圧力、さらにはその人の数年前の奏法履歴まで掘り下げるスタイル。

情報量がものすごく多いんです。

決して安くはないレッスン料金をいただいている以上、その場限りの「なんとなく良かった」で終わらせたくない。でも人間である以上記憶は薄れます。メモを取るにしても断片的になってしまう。

「録音すればいいじゃん」

そう思うかもしれません。
実際に録音や録画をレッスンでしてくださる方もいらっしゃいます。でも、どうしてもながら聴きになりがちで、重要なことを聞き逃していないとも限りません。

必要な情報がどこにあるか録音から探すのは結構大変な作業です。

そこで今回、レッスンの質を根本から変えるかもしれないツールを導入しました。

「Plaud Note Pro」というAIボイスレコーダーです。

これが単なる録音機ではなくレッスンの「カルテ」を自動生成してくれる凄まじいデバイスだったんです。

今日はこのAI導入によってレッスンがどう変わるのか、その話をシェアしますね。

濃密なレッスン時間、すべて持ち帰れていますか?

ぼくのレッスンを受けたことがある方はわかると思いますが、基本的にずっとしゃべってずっと吹いて、ずっと検証しています。

「ちょっと休憩しましょうか」って時間はほぼありません。例えば「低音が揺れる」という悩み一つとっても、

・今の口の形はどうなっているか
・これまでに歯並びを気にして吹き方を変えたことはないか
・口角の筋肉(口輪筋)のロックは効いているか
・マウスピースの密着はずっと保たれているか

といった要素をジェンガを崩して積み直すように一つひとつ検証していきます。そういうことを繰り返していると「あ!この感覚だ!」と掴める瞬間が訪れます。

ですがそこにいたるまでの道のりを完璧に記憶するのは、脳のキャパシティ的にお互い至難の業です。

結果、家に帰ると感覚だけを頼りに再現しようとして微妙にズレてしまい、また元の癖に戻ってしまう。

これが一番もったいないパターンです。

AIが導き出した「レッスンカルテ」の衝撃

そこで導入したのがPlaud Note Proです。

これの何がすごいかというと、録音した音声をAIが解析し文字起こしをするだけでなく、要約して構造化してくれるんです。

実際に先日のレッスンで使ってみて出てきたログを見てびっくりしました。

ぼくがレッスン中にあちこち話が飛んだり、冗談を交えたりしながら話していた内容が、AIによって以下のように整理されていたんです。

【現状の課題】
【根本原因の特定】
【実施した対策と結果】
【次回までの宿題】

こんなことが事細かに書かれていたんです。どうでしょうか。

これ、完全に「カルテ(レッスン記録)」ですよね。

ぼくがレッスン時間内で伝えたかった因果関係が、余計なノイズを削ぎ落として抽出されていたんです。

これがあればレッスンを受けてくださった方は次回の練習で迷子になりません。

「あれ、どうやるんだっけ?」と思ったら、このカルテを見返せばいい。「あぁそうだった、こうすればいいんだった」と、最短ルートで正レッスン時のあの感覚に戻れるわけです。

指導者としての「答え合わせ」ができる

このツール、レッスンを受けてくださる方のためになるのはもちろんなんですが、実は指導者であるぼく自身にとってもとてつもないメリットがありました。

それは自分の指導を客観視できるということです。

レッスン中ぼくはずっと考えています。お相手の話を、音を聞き逃すまいと、脳をフル回転させています。

だからこそ「今の説明、伝わったかな?」「論理破綻してなかったかな?」と不安になることも実際あります。でもAIが出してきた要約を見ると、自分のレッスンの「癖」や「構造」が見えてくるんです。

・あ、ちゃんと原因と結果を結びつけて説明できているな。

・ここは少し感覚的な言葉に頼りすぎているから、次はもっと具体的に言おう。

・お相手が「わからない」と言った時、すぐに別の提案に切り替えられているな。

といった具合に、自分のレッスンの「答え合わせ」ができるんです。自分の指導がAIによって丸裸にされるのは少し怖いですが、それ以上に「ちゃんとレッスンできてる」という自信にも繋がりました。

「感覚」を「資産」に変える

レッスン料金は単なる「時間の切り売り」ではありません。

そこには、ぼくがこれまでの人生で培ってきた経験、膨大な失敗データ、そして解剖学や物理学に基づいた知識が詰まっています。

この「無形の価値」を、AIの力を借りて「有形のデータ」としてレッスンに来てくださった方にお渡しできる。

これは、レッスンの価値を何倍にも引き上げる革命だと感じています。

レッスンが終わったあともそのデータは残り続けます。半年後にスランプに陥ったとき、このカルテを見返せば「あのときの自分」がヒントをくれるかもしれない。

そう考えるとレッスンデータは、レッスンを受けてくださった方にとっての「一生モノの資産」になるはずです。

おわりに

というわけでこれからのごんざのレッスンでは、Plaud Note Proを活用してレッスンの密度をさらに高めていきます。

ご希望の方にはAIが作成した「レッスン要約データ」を後日共有することも可能です。(もちろんプライバシーは厳守しますし、希望されない方の分は作成しません)

「言った言わない」をなくし、感覚を論理で補完する。

テクノロジーの力も借りながらレッスンに来てくださった方のお悩みを最短で解決できるよう、ぼくも進化していきます。

 

あ、ちなみに音はあんまりいい精度では録れません。あくまで話を整理するためのものとしての使い方がおすすめです。あとこのツール、とんでもなく薄くてコンパクトなの驚き。スタイリッシュ!(8.6×5.4×0.3cm!)

気になる方はぜひレッスンで体験してみてください。

 

 

それではまた!