人生まったくもってうまくいかず、悩んでいた時期に祖母からもらった一冊の本を紹介します。
改めて読み返してみて、今の自分の中の前向きな気持ちはこの本からもらった部分がとても多いと感じました。
あなたが今悩んでいたり苦しんでいたり、生きていくのが嫌になっていたり、自分のあきらめそうになっているのならぜひ読んでほしい。
自分を信じる
ノミは、青の小さな身体で1フィート以上ジャンプすることができる。
ところが、そのノミをビーカーに入れガラス板でフタをすると、跳び上がってはぶつかるというのを何度も繰り返すうちに、やがて、ガラス板の少し下までしかジャンプしなくなり、それは、ガラス板を取り外しても変わらないという。もう、障害はないのに、小さなビーカーの中で、たかだか数インチのジャンプを繰り返すのだ。
自分にはその何十倍もの力があるとは夢にも思わずに。
ー中略ー
自分の可能性に限界を設けてはいけない。
たとえ誰が何と言っても、これまで誰があなたに何と言ってきたのだとしても、あなたにはもっと可能性がある。※1フィートは30,48cm 1インチは2,54cm
もうだめかもしれない。
自分なんて・・と思っていた時にこれを読んでスッと救われました。
自分で勝手に限界を作っていたことに気づいたんです。
いつだって自分が最初にあきらめていた。
この部分を何度も読んで、その度に励まされてきました。
最善を尽くす
わたしたちは、仕事やさまざまな行動に、「何を」したらいいのか、成長できるのか、幸福になれるのか、と考える。
けれども、成長や幸福を言う点では、何をするかよりも、「どのように」するか、のほうがずっと重要だ。
ー中略ー
およそ仕事の価値は、その仕事そのものにあるのではない。誰が、どのように、それを行うかによって、その価値が決まる。
何であれ、やると決めたら、そのことに最善を尽くそう。それが、人の尊敬と感動を呼ぶ。
そして、何より、あなたに成長と幸福をもたらす。
大学卒業後、人と比べてばかりいた。
「あの人の方が仕事がある」
「あの人はこのオケに乗った」
自分で勝手に仕事にレベルを作っていた。
そんな時にここを読んで目が覚めました。
仕事にレベルなんてものはない。
仕事の価値を自分が決めていただけだと。
とにかくやってみる
やるかやらないか迷ったら、とりあえずやらないことにするのが、成功しない人。
やるかやらないか迷ったら、やってみるのが成功者だ。
やってみれば、失敗することもあるだろう。しかし、少なくとも、この方法は失敗すると知ることができる。一歩前進だ。
ー中略ー
唯一、後退があるとしたら、それは、何もしないことだ。とりあえずやらないことを、前進もしない代わりに後退もしない原点維持だとおもっているかもしれないが、それは違う。
あなたは原点維持のつもりでも、まわりは動いているのだから、いつのまにか少しずつ後退していく。
人が後悔するのは、やってしまって失敗したことよりも、やらなかったことについてである。
今は「迷ったらやってみる」を実践できてる。
その始まりはこの本からでした。
最後の一文も印象的。
やらなかった後悔の方がずっとひきずる。
心に残っているのはやってうまくいかなかった後悔よりも、やらなかった後悔だ。
人の可能性を引き出す
自分の可能性を信じる人を前にして、その期待に応えたいと願わない人は少ない。
たとえ時間がかかったとしても、あなたが可能性を信じていれば、その願いは、いつかは相手に伝わる。
そしてそれが、その人が自分で自分の可能性に気付いていく力になる。
もし、あなたが誰かの能力をもっと引き出したいと思うなら、そのためにあなたがまず行うべきは、その人の可能性を信じることである。
あなたがあなた自信の可能性を信じていくように。
それは、あなたにとっても、自分のさらに新しい可能性を引き出していく過程になるだろう。
人に何かを伝える、ことを大切にしているぼくにとってめちゃ響く言葉。
ぼくにとってはホルンの阿部雅人先生が「自分の可能性を信じてくれてる」と思えた先生だった。
「権左はどこかで自分をあきらめている」
そう言われ続けていた。
あのときこの信頼に気付けていたら。
そして自分を信じることができていたら。
未来は変わっていたかもしれない。
信じてくれて、言葉にもしてくれた先生には感謝しかない。
だけど、あのときはどうしても自分を信じることができなかった。
それでも時に優しく、時に厳しく、でも絶対にあきらめず側にいてくれた阿部雅人先生のような人にぼくはなりたい。
父のように厳しくも温かい先生。
だからぼくは本人が自分のことをあきらめていたって、本人以上にその人のことを信じるんだ。
おわりに
元気がないとき。
自分を信じられなくなったとき。
勇気をもらいたいとき。
全てが嫌になったとき。
ぜひ読んでみてください。
生きていく勇気が湧きます。
それではまた。
[…] 以前この本については詳しく書きました。本「新 自分を磨く方法」を読んで。生きていく力が足りないと感じるあなたに読んでほしい。 […]