フリーランスの音楽家が丸腰で彼女の家に結婚の挨拶に行くとどうなるか、ありのまますべて話そうと思う

結婚への挨拶

どうもごんざです。
長らく付き合っている彼女の実家に、あいさつに行ってきました。

 

結婚は国と国とのぶつかり合い!

どのツラさげて行ってきたのか。

相手のご両親の反応は?

ポイントは大富豪?!

して、その結果は。

 

フリーランスの音楽家で結婚を考えているあなた。さぞかし気になることでしょう。今日は実際に経験したことをすべて話します。

これから試練に立ち向かうであろうフリーランスの男性たち!これを読んでぼくの屍を乗り越えてくれ!

育った環境が違えば考え方はまるで違う

長いこと付き合っている彼女とはほとんどケンカらしいケンカもせず、順調に過ごしてきていました。それが相手の家に挨拶に行くとなった途端、まったく違う一面を、文化の違いを目の当たりにすることになったのです。大げさに言えば国と国とがぶつかるくらいの感じです。

挨拶誰にするのか問題

ぼくは当然、ご両親だけに挨拶に行くものと思っていました。なので彼女とそこまで深く話してなかったんです。

そしたら彼女は「そのまま祖父母の家にも行きたいし、本当は親戚にも挨拶したいくらいだよ」と。

ファっっっっ?!

ただでさえフリーランスでご両親にも挨拶に行くことにためらいがあるのに祖父母?親戚?!

ぼくは当然両親だけに挨拶だと思っていました。それを彼女は当然親戚丸ごと挨拶するもんだと思っていたと。

 

これじゃだいぶ分が悪い。お互い自分の考えが当たり前だと思っているってこんなに恐ろしいことかと思い知らされました。

 

自分が(こんなことは当然だよね)と思っていることほど、相手は当然と思ってなかったりしますので、事前にしっかりと話し合っておくことをオススメします。

できる限りの準備をしておく

フリーランスの音楽家が手ぶらで彼女の家に向かうなんて裸で敵地に向かうようなもの。何か少しでも準備しておいた方がいいです。

いつもなら、大事な局面を迎える何日も前から最悪な状況をイメージしてげんなりしていたのですが、今回は以前学んだことを活かして、常に自分軸で居続けることを実行していました。

その結果、かなり落ち着いて当日に望むことはできました。

 

それに加えて手ぶらは怖いので、以前ぼくの記事を載せてもらった雑誌を持っていきました。

記事を取得できませんでした。記事IDをご確認ください。

しかしこれだけではインパクトに欠ける。

どうするべ。

そう思いながら挨拶に向かう途中で奇跡が起きました。

本当にたまたまおっちゃんの新聞を横目で見た時に奇跡が起きました。

今度公開される映画にご縁があってほんのちょこっと映るんですが、その広告がたまたまその日の朝日新聞に掲載されていたんです!なんという奇跡!(ていうか掲載されるんなら教えてくれよ)

おっちゃんの隣に座らなければ気付かなかったし、たまたまそのページを開いていなければ気付かなかったし、たまたまのぞかなければ気付かなかったんですよ?やばくないですか、この奇跡。

早速電車降りてからNEWDAYSで新聞を買い込みましたよ。

時間帯も大切

挨拶する時間帯も大切です。

訪問から1時間半くらいが帰宅の目安。男性から「それでは今日はこのへんで」と切り出して。和室なら座布団をはずし、洋室なら席を立って「本日はありがとうございました」ときちんと挨拶を。 
出典:準備万端!あとは笑顔で 親挨拶〈当日編〉

確かになあ、お互い緊張もしているだろうし1時間半くらいってのは妥当だよなあ。

そう思うじゃないですか。

 

挨拶当日の予定

  • お昼ご飯を一緒に食べる

 

 

詰んでる。

 

きっと現場はかなりの緊張感なわけですよ。

 

そこで何を?

いつ?

どのタイミングで?

ご飯食べながら話すの?

一口ごとに話すの?

みんなごんざか何しに来たか分かってるのにとりあえず雑談しながらご飯食べるの?

それとも食前に?

 

わからないことだらけすぎる。

事前の準備なんて何の役にも立たない。ググってもなんの情報もない。

もう、行くっきゃねえ。

彼女父との攻防

いよいよご対面。

ご両親とは別々にはお会いしたことはありましたが、ちゃんと挨拶するのはこの日が初めて。

ごんざHP1000
ご無沙汰しております、ごんざです。

彼女父
あれ、そんな顔してたっけなー?
※写真はイメージです。

ごんざHP900
(そんな顔。。。)本日はお休みのところ、お時間作ってくださってありがとうございます。

ここで用意してきたお土産を渡しーの、食事の前にまずは話そうかという流れになりました。 

ごんざ
(とりあえず話の前に食事イベント回避!)

そしてどこにも彼女の姿はない

実家に到着早々、彼女はお手洗いに。

いきなり彼女父と2人きりになりまして、さて何を話そうかと思っていると、彼女父がその口火を切りました。

彼女も音楽やってるから仕事とか収入とか(そこらへんはわかってくれてるのかな)と思うじゃないですか。ところがどっこいですよ。

まあ、普通のお仕事なさってるお父様からした当然なんですけど。

 

猛攻撃を受けて開始5分で死にかけました。

彼女父
で、今何してんの?

彼女父
この先どうするつもりなの?

彼女父
どれくらい付き合ってるの?

彼女父
一緒に住んでどれくらい?

彼女父
なんで仕事辞めたの?

彼女父
音楽の仕事って具体的に何してるの?

彼女父
やっぱ公務員が一番安定してるけどさ

彼女父
ていうか何歳?そのくらいの年齢なら普通の勤め人だったらそこそこ貯金あるだろうけど、どうせ貯金もないんだろう?

2012年の調査によると、30歳の平均貯金額は約330万円なのだそうです。

出展:リクナビNEXTジャーナル

(330万・・・)

一つ一つ、誠意を持って答えるも内心はこんな感じでした。

ごんざHP5
(生きて帰れる気がしない。)

ここらでようやく彼女が戻ってきました。後々話を聞くと「戻ってきたらごんざが凍りついてて、何なら口から血が出てるくらいだった」

だそうです。

フリーランスの男性よ、世の中甘くないぜ。

 

途中で彼女が「わたしも一緒に頑張るから!」と言ってくれたんですが、

彼女父
そういう問題じゃねえ!

と一喝。

 

男性諸君、そういう問題じゃないんです。

 

 

結論:音楽も人生も大切な時はいつもひとり。

援軍の到着と事前に準備したアイテムで起死回生

挨拶に行くまでに「彼女母と仲良くなる」ことをおすすめします。

「意味ある?」と思うじゃないですか。

もう、今回本当に助けてもらいました。

途中から参戦してくださって、話の合間合間に、

彼女母
がんばってるじゃん

彼女母
すごいねー!

本当に助かるんです、これが。絵に描いたような援軍でした。元気の出る言葉をもちつきのモチまとめる感じで間に挟んでくれるわけですよ。

これがなかったら生きて帰ってくることはできなかったかもしれません。

用意していたアイテムが大活躍

ごんざ
演奏活動をしながら、レッスンもしています

と話をしても、

彼女父
はあ、それで?

的な感じで、ぼくは息も絶え絶えでしたが、「発信を続けることで雑誌にも載せていただきまして。。」とおもむろに雑誌を手渡すと、少し興味を示してもらえました。

彼女父
こんな雑誌、近くの本屋で売ってるのか

ブログ書いてるとか、演奏したりレッスンしたりって言っても伝わりづらいですけど、何かモノがあるとやっぱいいですよ。

現場に向かう途中の電車で偶然見つけた新聞も非常に効果的でした。隅っこに載ってるだけとは言え、誰もが知ってる新聞に載ってるってのは信用が増しますよね。

彼女父
ほほう

少しずつ、場の空気が和らいできました。

アイテム大事

フリーランスの男子諸君はなんでもいいから、アイテム持っていくことをおすすめします。

CDとか演奏会のプログラムでも、DVDでも雑誌でもなんでもいい。その場で演奏するくらいの元気があればそれでもいいと思います。

本当、丸腰であの場に出かけて帰ってこれるのは公務員くらいです。

家族で大富豪!

 その後は和やかに食事を終え、ひと段落。

するとおもむろに、

彼女父
じゃあやるべか

と、彼女父がトランプを取り出しました。

 

ごんざ
(トランプ?!彼女家は家族みんなでよく大富豪をやるとは聞いていたがまさか今この場で?!)

そのまさかでした。

彼女家全員+ごんざで大富豪をやることになったんです。

 

ここである考えが頭をよぎります。

ごんざ
(接待プレーに徹するべきか、ガチでやることこそ礼儀か)

そう、大富豪は学生時代から散々やってきたので、ちょっと自信があったんですよね。

迷いましたが結局、

ごんざ
ガチでやるのが礼儀だと思っています。

と宣言して、勝ち逃げしました。

ありがとうございます。

余談

後々聞くと「挨拶に来た時にやるか」と冗談で話していたそうなんですが、彼女父だけ当日本気だったので、「本当にやるの?!」となっていたそうです。

おわりに

結婚をお考えのフリーランスの男性、何かの参考になりましたか?

大富豪で締め、という通常では考えられない感じになりましたが、ぼくから言えることは4つ。

  1. 通常聞かれることはやっぱり聞かれる
  2. 彼女母と仲良くなっておくといいよ
  3. アイテム大事
  4. トランプ持ってく?

です。この先のことはまた追々、といった感じですがひとまず山場を越えた感あります。

結婚の挨拶は?と思いました?用意してたんですが「基本的に2人で決めたことだから反対するつもりはないけど」ということを言ってくださったので「娘さんを〜」的なくだりはありませんでした。

序盤は結構熱い展開になりましたが、最終的には「2人が幸せになってくれれば」とあたたかい言葉をかけていただきました。何より、本当に家族みんなが仲良さそうでうらやましかったなあ。

 

 

というわけで、ごんざお疲れ様でした。

 

 

それではまた! 

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