何度も練習をしなくても、ほんのちょっとの工夫で今より音が楽に出たらうれしいですよね。それに、ちょっとしたことで今より音程がはまるようになったらどうですか?
そしてその工夫がなんてことのない、指使いで変わるとしたらどうでしょう。
今日はホルン吹きのあなたにオススメする指使いを5つ紹介します。
この記事はF、B♭フルダブルホルンを吹いていて、押しB♭の人向けの記事です。押しFの人は親指は押さなくて大丈夫です。
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目次
とりあえず基本の指使いから
指ごとに割りふられている番号を紹介します。
ホルンの指使いは親指から薬指まで、1から4の番号が割り振られてます。
それでは説明していきます。
①高音域の指使い。HはB♭管の2で
上の♯ファ。H(ハー)の音。
どんな指使いで吹いていますか?
レッスンしていると4+1番2番を押してHを吹いている人が結構多いです。
これでも確かにでます。
でも4+「2」で出すのがおすすめ!
1番を押さない分、管が短いから少ない息で音が当てやすいし、音色も明るくなります。
アタックもしやすくなるんですよ。
②高音域の指使い。CもB♭管の0で
上のソ。Cの音。
どんな指使いで吹いていますか?
4+1番を押して吹いている人が意外と多いんです。
これでも確かにでます。
でも圧倒的に開放で吹くのがおすすめです!(4は押したまま)
1番を押さない分管が短くて音が当たりやすくなるし、音色も明るくなる。アタックもしやすくなるんです!
Hの時とまったく一緒ですね。
B♭とC、両方0の指番号。指使い同じになっちゃう、って思ったあなた!
するどい!
そうなんです。B♭とCは同じ指使いなんです。だから曲中でB♭とCが連続して出てきた場合は「1」を使ってもいいんです。そこらへんは臨機応変に使い分けましょう。
ぜひ試してみてください♪
③中音域のCはF管の開放で
はい、ここのソ(C)です。
どんな指使いで吹いていますか?
4+1で吹いている子が意外と多い。
これでも確かに音は出るし、実際の指使いでも使います。
でもここでおすすめするのは普段はF管の開放で吹くことです!
4+1の指使いで吹くより何も押さずにCを吹いた方が、音色も明るくなるし響きも豊か。音程も合いやすいのでおすすめです!
速いパッセージなんかを吹くときはもちろんB♭管の指使いの方がいいこともあります。
④中音域のHはF管の2で
はい、ここの♯ファ(H)です。
どんな指使いで吹いていますか?
4+1、2番で吹いている子が結構多い。
これでも確かに音は出るし、実際の指使いでも使います。
でもここでおすすめする指遣いはF管の2番です。
4+1、2の指使いで吹くより、2だけ押してHを吹いた方が、音色もいいし音程も合いやすいのでおすすめです!
速いパッセージを吹くときは、F管の2だと前後がうまくつながらないこともあるので、B♭管の指使いもバンバン使いましょう。
⑤低音域のCもF管の0で
はい、ここのソ(C)です。
どんな指使いで吹いていますか?
4+1、3番の指使いで吹いている子をたまに見かけます。
確かに運指表には書いてあるかもしれません。
でもこの指使いはまず使いません。
ここのソを吹く場合は、F管で何も押さずに吹きましょう。
こっちの指使いの方が鳴りやすいし、豊かな響きになります!
Cを吹くときはB♭管の4+1、3番で吹くと息もたくさん使うし鳴りにくいので使わないほうがいいですよ。
おわりに
①上のHは2番
②上のCは開放
③中音域のCはF管の開放
④HはF管の開放
⑤下のCはF管の開放
知ってる指づかいばかりでしたか?
この他にもいろんな指使いがあります。前後の関係によって、ピッチによって、求められている音色によって。
その場にあった指使いを探していきましょう。
それではまた!
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