ホルンを吹いている人の多くがハイトーンで悩みます。

 

高い音ってどこからが高い音?

高い音を出すために必要なことって?

日々どんな練習したらいい?

 

うまくいかない部分を1つずつクリアしていけば高い音は誰でもでるようになります。

「高音は息のスピードと気合いだ!」とか思ってる人にも読んでみてほしいです。

高い音ってどこからが高い音?

ホルンは音域の広い楽器。音域は4オクターブあります。

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この音。ドイツ音名で言うとC。上のソですね。

このあたりから「高いなあ。。」って思う人が多いですよね。
ぼくは中学生のときはこのCが大きな壁でした。

 

でもホルンの高音域ってもっと上まで出ます。

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ハイエフ。

ひいっ、高い!こんな音なんてでたことない( ゚д゚)ってなりました?うん、わかります。
運指上はこの音が1番高い音だけど実際はもっと上まで出ます。ぼくはHiAくらいまででます。

そう考えると、Cはそこまで高くない。

 

うわ、高い

嫌だなあ

出るわけない

どうせ出ない

出る気がしない

 

マイナスなイメージで高音の練習に取り組むのはやめましょう。

ネガティブなイメージをもって練習に取り組むと体がかたまって唇もかたくなる。息も出にくくなるし、前向きな練習プランも考えにくくなります。

 

高い音を出したいときには吹く前にポジティブな計画を立てて、ネガティブなイメージと置き換えることが大切です。

高い音がでる仕組みとは

仕組み

高い音ってどうやってだしているか説明できますか?

気合い?

やる気?

それだけじゃでませんよ!

出たとしても音が潰れて苦しそうに聞こえる高音です。

 

では、どうしたらいいのか?

 

高い音をだすにはまずは3つの要素がバランスよく組合わさることが必要です。

①息のスピード

高い音を出すには速い息のスピードが必要です。ろうそくの火を吹き消すくらいの速い息のスピードが必要になります。

②口の中の広さ

口の中の広さ。高い音をだすには口の中を狭くすることで出やすくなります。口の中を狭くすれば結果的に息のスピードも速くなります。ホースから水を出しているとき、先っちょをつまむとビューってでるあの感じです。

③アパチュアの大きさ

アパシュアトは唇の息の出る穴のこと。ここの大きさを変えることも高い音を楽にだすために必要。
アパチュアの大きさを変えることはさっきのホースの話と一緒です。

Skitch から

「リップスラーを練習すれば、高い音が出るようになるよ。」
こんな言葉を聞いたことがあると思います。

 

なぜリップスラーが高音を出す練習になるのか。

 

リップスラーの練習でなめらかに音を移動するには、アパチュアの大きさ、息のスピード、口の中の広さを変化させることが必要だからです。

柔軟に3つの要素を自在に変化させることがでるようになると、高い音も出せるようになります。だからリップスラーの練習が重要なんです。

具体的な出し方、イメージ

はい、お待たせしました。

ぼくが「この教則本に出会って高い音がでるようになった!」と言える教則本があるので紹介します。

金管教本

「マジオ金管教本」

ルイ・マジオ(1878-1957)というトランペット奏者が編み出した「マジオシステム」を、弟子のカールトン・マクベスがまとめた教本です。

今は廃盤になってしまっていて実際に購入することはできません。

マジオシステムそのものよりも、この本の中にでてくる「シラブル」の話がピンときたんです。

シラブル(syllable)とは、日本語でいう音節のことです。広辞苑(岩波書店・第5版)では、音節は「まとまりに発音される最小の単位。核となる母音があり、その前後に子音を伴う」と定義されています。どの言語においても、言葉は母音と子音の組み合わせでなりたっており、母音を中心とする音のかたまりに分解することができます。

そのような母音を核にした音のかたまりがシラブル(音節)であり、まとまって発音される音の一番小さな単位としているのです。 出典:Eigoriki.net

わかったかな?

ぼくはさっぱりわかりませんでした。

 

簡単に説明します。

シラブル:舌の形や位置のこと。

発音で「ア」「イ」「ウ」「エ」「オ」と順番にゆっくり声に出してみてください。

音が変わると口の中の広さが変わりますよね。

口自体を開けて口の中を広くすることもありますが、舌の動きで口の中の広さを変えることもできます。

この舌の動きを「シラブル」と言います。

 

わかりやすく体感する方法もあります。

口笛吹けますか?

口笛を吹いて高い音や低い音をだしてみよう。
その時の口の中の広さを感じてみて。

高い音を吹くとき、自然と少し舌が持ち上がっている感じがしませんか?

低い音を吹くとき、口の中を自然と広くして、舌も下に下げていませんか?

 

そう!これなんです!この動きなんです!必要なのは!

 

この口笛の感じってさっき説明した高音を出すことに必要な3要素も自然と含まれているんです。

難しい言葉がでてきて「そんな言葉知らねーわ」ってなるけど、いつもやっていることに「シラブル」って名前がついただけ。

 

ぜひ試してみてください。ひょいっと高音がでるきっかけになります。

 

先ほどの教本の中でぼくが参考にしているページがこちら。

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 「シラブル」の横に書いてある英語に注目してください。これは音域によってシラブルを変えようぜ!っていう具体的な目安です。

書いてある言葉を口で言ってみてください。言葉によって口の中の広さが変わりますよね。

これが書いてあることが、ぼくにとっては革命的だったんです。

気合いとか息のスピードとがめっちゃたくさんないと高音でないかと思ってましたが、これを知ってから高音がでるようになりました。

 

吹きながら口の中の広さを変える。

 

これが高音を出すコツです。

※追記 プレスについて

楽器を吹くときにマウスピースと唇と歯をどれくらい密着させていますか?

あまり押し付けない方がいいと思っていませんか?

だとしたらそれは間違いです。

高音域を演奏する際はある程度のプレスが必ず必要です。

 

高音域にいくにつれ、はやい息のスピードが必要になります。そうすると息の圧力で唇がマウスピースから離れたがるような感じになってくるんですね。出ていくエネルギーが強くなるのでそれを受け止める必要があります。

ここでプレスが必要になります。

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ちょうどこんな感じに。かめはめ波の打ち合いです。息がすごいスピードで出ようとする圧力に対して同じくらいのプレスでマウスピースと唇、歯が密着することが必要です。

プレスっていうと「押し付ける」イメージがあるかもしれませんが、ぼくは「密着させる」ことだと思っています。

高音域を吹くときでも、息を押し出す圧力に対して同じくらいのプレスでマウスピースと唇と歯を密着させることにより、高音は出しやすくなります。

まとめ

高音を出すコツ。いかがでしたか?

コツは、息のスピード、口の中の広さ、アパチュアの大きさ、プレスです。

 

これらをバランスよく組み合わせて、口の中の広さを変える。
ぜひ試してみてください。

 

 

 

 

それではまた。

 

 
 
 
ホルンのアンブシュアモーションのレッスンを受けて軌道修正した話





海

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    ABOUTこの記事をかいた人

    ごんざ ゆういち

    国立音楽大学卒業。ホルン奏者。講師。
    自身が長い間、心身ともに不健康な状態で音楽と関わってきた経験から「健康的に音楽と関わる」をコンセプトに多方面で活動中。
    現在アレクサンダー・テクニーク勉強中。