どうもごんざです。
以前ツイートした「バテる前になにをすれば(考えれば)いいか」について、もう少し詳しく書いていきます。
結論から言うと練習不足でバテやすい人はむしろまれで、ほとんどの場合、より自分に合った吹き方を知ることでバテはかなり遠のきます。
「バテたらどうすればいいの?」と聞かれたらぼくは大抵『バテる前』の話をする。だってぶっちゃけバテるのは仕方ない。みんなバテる。バテたら休むしかない。でもバテる前その人がどう吹いてるか、には改善の余地や可能性がめちゃある。実際スタミナ不足に悩む人の多くは吹き方次第でバテは遠のく。
— ごんざゆういち (@Gonja_19) July 16, 2022
今回は『バテると唇が振動しなくなる』&『唇の両脇の筋肉が疲れてアンブシュアを保てなくなる』方向けの記事です。
どこがバテるのか
と悩む人、多いですよね。
ただ一言で「バテる」と言っても、どういう状態をバテると言っているかは人によって結構違います。
ただそんな中でも、『バテると唇が振動しなくなる』ことで悩んでいる人が多いです。
バテると唇が振動しなくなる
バテると唇が振動しなくなる。
言い換えるなら、
アパチュアの大きさをコントロールできなくなる(アパチュアが広がりすぎてしまってそれを戻せなくなる)とも言えます。
やっぱり気になりますよね。
ぼくが思うにほとんどの場合、
これです。
となるとやっぱり以下のやり方が大切になってくるんですよね。
金管楽器を吹く上でめちゃ大切なことをひとつだけ。ぼくはこれができてなくて何年も棒に振りました。
「唇閉じてるところにマウスピースをあてて吹く」
普段唇開いてるところにマウスピース当てて吹き始めてる人は、このやり方にするだけでタンギングはクリアになるしハイトーンも出やすくなります。
— ごんざゆういち (@Gonja_19) June 24, 2022
口が開いているところにマッピを付ける→吹く直前に閉じる、でも問題ないです。
吹く直前にアパチュアが開いていると、どうしても適切な開き具合よりアパチュアは大きくなりやすいので、その分息を多く吐いたり唇の周りの筋肉を消耗しやすくなります。
『唇閉じてるところにマウスピースをあてて吹く』
この吹き方に慣れるのは楽ではありませんが、慣れてしまえばいままより少ない力で吹ける部分が多くなるので、圧倒的にバテにくくなります。
唇の横の筋肉が疲れてアンブシュアを保てなくなる
アパチュアが閉まらなくなるバテに比べると少ないですが、唇の横の筋肉が疲れるバテもあります。
吹く時間があまり取れていない時に疲れる分には仕方ない部分の話ではありますが、そうでない場合は気になりますよね。
考えられるケースは「ほっぺの方向に唇引っ張りすぎ」。
「にっこり笑うような気持ちで」と例えられることもありますが、基本的には横に引っ張る力よりも上下の力をかけたほうがうまくいきやすいです。
こう左右に引っ張るよりも、
唇の両端を上下の力でロックする感じです。
この力の使い方ができてくると、唇の両端が疲れる状態はだいぶ遠のきます。
おわりに
バテる、という状態を体験すると(スタミナがないのかな)とか(息が足りないのかな)という考えになりやすいのですがほとんどの場合、吹き方を見直すことで改善につながります。
特に後半に記載した、唇の周りの筋肉の使い方って教わることほとんどないので、最初のうちは使い方もよくわからないと思いますが、意識して使っていくことで少しずつできるようになっていきますので、ぜひ試してみてください。
それではまた。