どうもごんざです。
タンギング。
音の出だしのタンギングや速いタンギングが苦手な人って多いですよね。
ぼくも随分タンギングには悩まされました。
- 音の出だしがぼやける
- 出たいタイミングで出れない(ちょっと遅れがち)
- いざ音を出そうとすると息が詰まってしまって「うっ」とつまる感じがする
- 出だしが爆発しがち
- タンギングが汚いと言われたことがある
- タンギングが遅い
- ゆっくりから練習しても速くできるようにならない
ぱっと思いついただけでもこれくらいあります。思い出すとつらい。ぼくにとって難しいことなのに、周りの人はなんてことない感じでできてる。
あーあ、向いてないのかな。何度もそう思いました。
でもあるとき今回紹介するやり方にたどり着いてから、音の出だしのタンギングについての悩みはほぼなくなりました。
音のでだしがぼやける出たいタイミングで出れない(ちょっと遅れがち)息が止まってしまって「うっ」とつまる感じがする出だしが爆発しがちタンギングが汚いと言われたことがある- タンギングが遅い
- ゆっくりから練習しても速くならない
ざっとこれくらいの悩みが解決しました。
そのやり方を今日は紹介します。
ぼくにとってこれから書くタンギングのやり方は、楽器をはじめた時に知っていたかったことのひとつ。(速いタンギングについては別で改めて。タンギングが遅いのは舌のせいではないんです。)
目次
舌をどこに当てるのか問題
タンギングがうまくいかないとき「口の中のどこの場所に舌ついてる?」って話によくなります。すると、
これがスタンダード!って感じで世に出回ってますよね。
でも考えてみてください。
人によって骨格も舌の長さも厚さも形も違うんだから、ひとつのやり方に収まるわけがないんです。
吐き続けている息を舌でせき止める
じゃあどこに舌をつけばいいのか。
簡単2ステップなので、ぜひ読みながら試してみてください。
- 「フ」の口で息を吐く。
- 息を吐き続けているところを舌で息をさえぎる。(とめる)
はい、どうですか?
どこにどんな形で舌があたって息をさえぎりましたか?
ぼくはこれをやると、
・舌の先端ではなくちょっと奥の方が
・歯より1cmくらい奥の上顎の固いところに
・わりかしべったりと
舌がつきます。
でもこれがぼくにとっての定位置なんです。
あなたはどこに舌がつきましたか?
それがあなたにとっての自然な位置だとぼくは思います。
舌で息を止めている間も息を吐こうとし続けてる
対面でレッスンしていれば起きてほしいことができているか一目瞭然なのですが、息を吐いているところを舌で急にさえぎると「ヒュッ」と独特な音がします。
よくあるのが舌で息をさえぎるときに息を吐くのをやめてしまうパターン。
あくまで体は息を吐こうとし続けていて、そこを舌で息をせき止めてほしいんです。
これがうまくいくと、吐きたい息が舌でせき止められていて吐けないので、舌に抵抗感があったりちょっと息が苦しくなったりします。
意外とコツをつかむまで時間のかかる人もいますが、ここが最大のポイント。
舌を離す
さて、
- 息を吐き続けている途中で舌でさえぎって
- 舌で息が漏れないように息をせき止めている間も体は息を吐こうとし続ける
この工程がうまくいっているように思われたら思われたら舌を離しましょう。
うまくいっていれば、
溜めていた分、息だけ吐いていた最初の息よりも強い息が吐き出される
か、
舌を離したら息だけ吐いていた最初と同じくらいの息が吐き出される
が実現できたらこの取り組みはまず成功です。
うまくいっていない時は、舌を離したほんの一瞬後から息が流れ出します。これは舌で息をさえぎった時に息を吐くのもやめてしまっているとなるものです。
息を吸って吐く直前に舌をセット
工程を整理しますね。
- 「フ」の口で息を吐く
- 息を吐き続けているところを舌で息の流れをせき止める
- 舌で息をせき止めている間も息は吐こうとし続ける
- 舌を離す
ひとまずこの流れできました。
さあタンギングしてみよう
では次にここから実際のタンギングへ。
- 吐き続けている息をせき止めた時の舌を最初からセットする。(息が出ようとしても舌でせき止めているのでない状態)
- 息を吐く(身体は息を吐こうとするけど舌でせき止めているので息はまだでない)
- 舌を離す
どうでしょう。できましたか?
これがあなたのタンギングです。
さあ、このタンギングで楽器を吹いてみましょう。
うまく工程通り再現できていれば、出たいタイミングではっきりとした音の出だしのタンギングができるはずです。
おわりに
舌のどの部分が口の中のどの部分についていてほにゃらら〜って『一般的には』みたいな言い方で言われると、タンギングが苦手な人からしたら(それを試したみたほうがいいのかなあ)とか(それじゃなきゃだめっぽいからなんだかうまくいかないけどとにかく慣れよう!)となりがちですよね。
うん。それで良くなるのであればもちろんそれでいいです。
でもぼくはなんだかよくわからないままずっとホルンを吹いてきて悩んできて、このやり方を知ってタンギングの悩みが断然減りました。
レッスンでも効果は抜群だ!です。
ぼくの考えはこのやり方で試したときの、
- 舌が口腔内のどこについているか
- 舌のどの部分がついているか
こそがその人に合った場所。
タンギングに悩んでいるいる人はぜひ試してみてくださいね。
それではまた。
最後に。
できる限り詳細に伝わるよう書きましたが、いまいちつかめなかった方へ。
- 音声での解説
- やり方はわかったので練習用のメニューがほしい
- 音声での解説+練習メニューのセット
といった感じで有料での解説等もご用意しております。詳しくは下記の画像をクリックしてみてください。
2,タンギングのやり方はなんとなく文章からわかったけど、どんな練習をすればいいの?って人にはこちらおすすめ。レッスンでもよく使う練習メニューです。
はじめまして、社会人のトロンボーン吹きです。
トロンボーン人生10年間ずっとと言っていいほど音の出だし、タンギングに悩まされてきました。
プロの方のレッスンにも通ったり、某アレクサンダーテクニークを受講したりしましたが、結局は治らずで、ほぼ放棄していた状態でしたが、この記事に書いてあることを実践してみたらなんとびっくり思うように上手く行きました。
私は舌全体で上の歯を覆い、かつ若干歯と歯の間から前に舌が出るような、普通では無いやり方がちょうどいいようです。
取り急ぎ御礼まで。
はじめまして。
この度はコメントありがとうございます。
音の出だし、悩みますよね。ぼくも長いこと悩みました。
そしてこの記事をきっかけに編み出されたやり方です。→https://gonzayuichi.com/muisikini
お役に立てて良かったです。
また何かありましたらいつでもご連絡ください。