後打ちですぐバテたり遅れやすい人は、息出しっ放しタンギングを習得しよう

どうもごんざです。

  • なんでもない音域の後打ちなのになぜかすぐバテる。
  • 毎回音の出だしが安定しない。
  • 頭の中でカウントしながら吹いていても、後打ちが遅れてしまう。

 

こんなことはありませんか?

ぼくは長い間そうでした。
悩んでいる中で考えたのは、

  • スタミナがないのかな
  • タンギングが下手なのかな
  • リズム感がないのかな

この3つ。
特にリズム感がない、は楽器吹く人にとっては致命的な悩み。当時本当に苦しかったです。

でも実は原因はそれらではなかったんです。

原因は、息を音ひとつずつON,OFFして吹いていたことでした。

これが解決できると、

  • バテにくく
  • 音の出だしは毎回安定
  • 息が長く持つ
  • 後打ちが遅れなくなる

こんな演奏ができるようになります。

ロングトーンの息が基本

後打ちを疲れにくく安定したクオリティで吹き続けるためのコツは「息出しっ放し」。
これが何より大切。

連続したタンギングでも間に休符のある譜面でも常に息吐きっぱなし。

いやいや何言ってんの、舌で息止めたらだめだし、大体休符があるのに息吐きっぱなしってどういうことよ

そう思うかもしれません。

わかります。

ぼくも長いこと同じ思いでした。でもできるようになってわかるけど、実際はやっぱり「休符があっても息は吐きっぱなし」なんです。

舌で息を止めても息は吐き続ける

ここで大事なことをお伝えします。

音の終わりは舌で息を止めないように
音ひとつずつしっかりお腹を使って
タンギングはきつくならないように
タンギングは息に舌を添えるだけ

こんな風なアドバイスを耳にしたことがある人は、いったん全部忘れてください。

このエコな吹き方は、

ごんざ
  • 音の終わりは舌でしっかり息を止めて
  • 音ひとつずつ吹き直さず
  • タンギングはきつめに
  • 舌で息はしっかりせき止める

まるっきり逆の吹き方だからです。

なぜこの吹き方が楽なのか

動かすのは舌だけだから、これに尽きます。

音一個ずつON,OFFの吹き方は、息を一回ずつ吐いたりやめたり+お腹を使おうと動かしたり、場合によっては口周りのセッティングも一回ごとにセットしたりやめたりしているため疲れやすい。ぼく自身の経験と同じような悩みを抱える方とのレッスンを通しての経験からもそう思っています。

エコな吹き方の習得方法

テヌートタンギングをタンギング練習に組み込む。最初は全体を通して同じ音でやってみましょう。

息出しっ放しで舌で音を区切るだけ。

これを意識的にやりましょう。大事なことなので何度も言いますが、ロングトーンの息のままテヌートタンギングをします。

できた。多分こんな感じだろ!

と思えたら次は間の音を抜いていきます。
例えばこんな感じ。

舌で息を止めている時間(この場合だと八分休符)も息を吐き続ける(実際に口から息は出ないので吐き続けようとする)のが大事。

仕事をするのはあくまで舌だけ。そこを徹底します。

舌で息をせき止める感覚や、そもそもタンギングに不安がある方はこちらの記事を読んでみてください。ヒントがあるはずです。

おわりに

どうでしたか?
息は吐きっぱなしで舌だけでタンギングをする。シンプルですがこれがエコな吹き方のコツです。

音ひとつずつお腹を使ったり、息を音ひとつずつON,OFFしたり。これは鋭い音や大きな音を出すときに使う技術なのかな、と今になって思います。

ぼくはこのエコな吹き方ができるようになったら、なにしろ安定したアタックで楽に後打ちができるので、テンポに遅れることはなくなりました。

長年、

ごんざ
(リズム感がなくて後打ちが遅れるんだ…)

と後打ちが楽譜に出てくるたびに暗い気持ちになってたので、原因が息の使い方だってわかって随分と救われました。リズム感がないって何年も思い込んでたのが実はそうじゃなかったって、ぼくの中ではとても大きなことだったんです。

この記事だけでできるようになる人もいると思います。

でも『もうちょっと詳しく知りたい!』そんな方向けに下のリンク先でこのブログの内容+どんな練習をしたらいいか、を文章と楽譜でさらに詳しく解説しています。ぜひ読んでみてください。

それではまた!

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