どうも、ごんざです。
ぼくには学生の頃から髪を切ってもらってる美容師さんがいます。
髪を切ってもらいながらその方と話していて、個人で美容室を経営するのとぼくが仕事を作って活動しているところ、似ているところが多くあって勉強になったのでシェアします。
- 何を基準にそこの店を選ぶのか。
- 自分が思う出来と、相手の満足度は比例しないこと。
- 理想は売り込みせずに成り立つこと。
それではどうぞ。
目次
膨大な美容室がある中、何を基準にそこを選ぶか
美容室ってたくさんありますよね。あなたにも行きつけのの美容室があると思います。
そこになぜ行っていますか?
ぼくの場合は、居心地の良さ、お店の雰囲気、このあたりです。
日常と違う時間を過ごしたい
髪を切るくらいで大袈裟な!って思うかもしれないですけどリラックスしたい。その点学生の頃からずっと行ってる美容室は切る人がひとりしかいないんです。席も二つしかなくて。
同じ人が最初から最後まで担当してくれる。しかも話を振ってくるタイミングとか話題とか絶妙で。本当に居心地がいい時間なんです。だからもうずっとそこに通ってる。
自分もそういう場所でありたい
楽器のレッスンも同じだと思うんです。
楽器で言えばホルンの先生なんていくらでもいるわけで。ぼくより上手な人も、知識が豊富な人も経験が豊富な人もいーっぱいいます。
その中でぼくのところに来たい!と思ってもらうにはどうしたらいいか。
それはやっぱり居心地の良さ。
ここでは何をやってもいい、という安心感。
いつも生徒に寄り添い、一緒に考え続けること。
他とは違う切り口で伝えること。
そんなことを考えています。高い料金いただいて「なんだこりゃ」じゃ話にならない。
自分が会心の出来!と思うのとお客さんの満足度は必ずしも比例しない
「これは会心の出来だな!」ってその美容師さんがカットしてて思うことって年に一度か二度しかないそうなんです。でもここのお店、ほとんど予約で埋まってるんですね。しかもリピーターが本当に多い。
てことは美容師さんが思う出来と、お客さんの満足度は比例しないわけです。
他のお店と比べるとここのお店の方がいい、だとか値段が妥当、とかそういうことはあるにしても選ばれてるってこと。
これってレッスンでも同じことが言えますよね。
うまくいかないレッスンもある
何がどう、とは一言で言えないこともあるけど、微妙な空気感で終わってしまったり、いい感じに悩みの解決への道筋が見えないことってレッスンをしているときもあるものです。
ではそれが一度でもあったらもうその生徒さんは来てくれないのか?
そういうことでもないのです。
かと言ってレッスンで生徒さんにめちゃめちゃ変化があって「これはいいレッスンができたぞ!」と自分では思っても、相手にはそれが伝わっていなくてそれ以降ぱったり連絡が途絶えたり。そんなこともあります。
口コミだけで成り立つこと
ぼくが行っているお店は雑誌に掲載されたり、クーポン付けて冊子に載せてもらったり、ホームページがあったりTwitterアカウントで発信したりってことを一切やっていないんです。
この時代、考えられないことでもあるのですがこのお店はそれでよくて。
なぜなら口コミだけで成り立っているからです。
これが理想ですよね。おまけに「SNSで発信とかしないんですか?」と聞いてみたら「あまり人が来すぎても今までのお客さんが来にくくなってしまうから」とのこと。
この気遣い。きっとこのあたりもこのお店が口コミだけで十分忙しくしてるポイントなんだと思います。
【苦手なので…】と言ってしまったら正直バカにされて終わるだけの時代がくるかもしれない。 – naoto kimura(木村直人) https://t.co/K7dO8ieuhl
— 木村直人【air/LOVEST】 (@air_kimura) 2016年10月14日
airの木村直人さんの記事。
音楽家にも必要なことをたくさん記事にしているし、本当におすすめです。
なんにせよ、今のぼくはできることをなんでもやっていくしかない。
尾嶋さん、いつもありがとうございます。
お店の外からちょっとだけ。こんなところです。居心地良いのです。

おわりに
居心地の良さはその人自身がつくりだす。そんなことを感じる美容室であり、美容師さんでした。
あとはひとりひとり真摯に向き合うこと。大切にすること。
業界は違えどいろんなことが学べます。
それではまた!
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