どうもごんざです。
いつも当サイトをご覧いただき、誠にありがとうございます。
この度、長年の指導経験と科学的知見に基づき開発し続けていた、オリジナルのホルントレーニングメソッド「ホルニストのためのレシピ」を専門に扱う、オンライン楽譜ショップを正式にオープンいたしました。
どんなショップで、どんな想いが込められているかについて、話をさせてください。
目次
そもそもホルニストのためのレシピとは?
もうかれこれ15年くらい前ですね。
その頃は吹奏楽部のレッスンによく行っていたのですが、多くの学校にホルン専用の練習メニューがほとんどないことを知り、「せめてリップスラーだけでもホルン専用のものがあればなあ」と思って、それまでやったことのある練習メニューを寄せ集めて、ひとつの楽譜にまとめたのがそもそもの始まりでした。
そこから時を経て、5年後くらいかな?
発信を始めて1対1のレッスンが増えていって、(レッスンで提案してきたことを身につけるためにレッスン後でも練習してほしいな)、と考えレッスンでやったことをまとめたり、身につけるためにこんな練習してみてくださいー!ってまた楽譜を作るようになりました。
でも最初は全然取り組んでもらえなかったんです。今考えれば結構的外れなものも多かったですし、何よりただ音符を並べたものを渡していただけだったから、というのもあると思っています。
自分で試して効果のあるものも楽譜にし始めた
ぼくは自分でもホルンを吹くので、自分自身の演奏能力も向上したいな、と思って日々練習しています。
そんな中で長年疑問に思っていたことがありました。
それは、
「既存の教則本にあるウォームアップって全然調子上がらなくね?」でした。
きっと取り組むと変化を感じることのできるものもたくさんあると思いますが、ぼくはそれがなかなか実感できなかった。
そんな中、初めて(お、これは調子が上がるな…!)と実感できたものがあったんです。それを「1日のはじまりの音づくり」というウォームアップの楽譜にしたためました。
じっくり取り組むと唇があったまって明らかに振動しやすくなる。そんなレシピです。実際にレッスンでもよく取り組んでいて、生徒が演奏しても成果が出るようになりました。
当たり前のことですが、自分に効果があるなら他の人でも効果が出る可能性は高いですよね。
それからは、自分が効果を実感できるものを楽譜にしていこう、とレシピへの向き合い方が変わりました。
そして7年くらい前から、(他の人にも役に立てばいいな)と思ってnoteというプラトフォームでレシピを紹介するようになっていきます。
言葉も添えるように
作った楽譜に取り組むとき、こんなふうに考えて取り組んでほしいな、ここでうまくいかなくなる人がいそうだな、と考え楽譜に言葉を添えるようになりました。
レッスンで取り組んだものを楽譜にすることが多かったので、実際にレッスンで伝えた言葉を載せてみたり、吹いた分ちゃんと休むよう休符を楽譜に置いてみたり。
結構特殊なレイアウトのレシピも多いです。
作り続けるうちに目に見えて成果の出るレシピも増えてきた
色々ありながらもレシピを作り続けながら、数が増えてきて自分でもどれがどれだかわからなくなってきたので、通し番号として「Op.」をつけるようになりました。
と言ってもそれに気づいたのが80レシピを越えたあたりだったので、それ以前のレシピは適当に番号振ってたりもします。
知らない方の方が多いと思うのですが、大阪での出張レッスンをきっかけに出来た「おしゃべリップスラー」という楽譜があります。
ハイトーンが思うように出ない、という方向けにその場で提案したことをレッスン後に楽譜にしたものなのですが、これが多くの人も同じところで悩んでいたのか、レッスンで大活躍するようになるなど、目に見えて成果のでるレシピも増えてきました。
そんなこんなで今はレシピは『Op.168』まできました。
noteでアップしているレシピも数が増えてきて、「どこに何があるかわかりにくい」「どれを手に取ったらいいかわからない」そんな風に言われることも増えてきました。
ぼくもとっても探しづらいと思っていたので、それならもうちょっと見やすいプラットフォームに移動しようか。というわけで今回オンラインショップをオープンするにいたったのです。
ここからはちょっと真面目に、ホルニストのためのレシピについてご紹介します。
コンセプト:症状ではなく、根本原因にアプローチする
ショップで提供するレシピは、従来の教則本とはその設計思想がそもそも根本的に異なります。
多くの奏者が抱える技術的な課題(ハイトーン、リップスラー、タンギング等)に対し、精神論や対症療法的なアプローチではなく、物理学・音声生理学・認知科学の観点から根本原因を分析し、解決に導くことを目的としています。
その核となるのが、「変数の分離」という考え方です。
例えば、「リップスラーがうまくいかない」という一つの症状にも、
- アパチュア(唇)の柔軟性やコントロールの問題 (Op.5)
- 口腔内(舌)の動きによる共鳴腔の変化の問題 (Op.125)
- そもそも安定した息を供給できていない問題 (Op.168)
- 息の通り道が適正でない問題(Op.EX)
など、複数の原因(変数)が考えられます。
本ショップのレシピは、これらの変数を一つずつ独立させてトレーニングできるよう設計されており、奏者自身が自分の課題の核心を特定し、的確な練習を行うことを可能にします。
指導者として悩みがある皆様へ
生徒がなぜ特定の技術でつまずくのか、その原因特定や言語化にお悩みの際、ぼくのレシピが指導の新たなツールとなれば幸いです。
各レシピは、ぼく自身がレッスンで一人一人の生徒と向き合う中で「この課題を解決するには、どの変数に集中すべきか」を突き詰めた、実践的な診断ツールでもあります。
ごんざのレッスンを受けたことのある方へ
これまでぼくのレッスンやサイトを通じてメソッドに触れてきた皆さん、お待たせいたしました。いつでも、どこでも、ご自身のペースで課題に取り組める環境が整いました。
各レシピには詳細な解説を付記しており、独学でも対面レッスンに近い思考プロセスを追体験できるよう工夫を凝らしています。
すでにnoteで置いていた楽譜がほとんどですし、レッスンでお渡ししているレシピも多いですが、どのレシピにも素敵な表紙とこの練習は何に役立つかがひと目でわかるようにしました。レシピの解説もかなり詳しく書いています。
きっと見るだけでも楽しいで、ぜひ一度お越しください。
初回のラインナップとして、17種類のレシピをご用意いたしました。
あなたの悩みを解決する一枚が、きっと見つかるはずです。
▼ショップで全てのレシピを見る
このショップが、日本の管楽器教育に新しい選択肢を提示し、多くの奏者の悩みを解決する一助となればいいな、と思っています。
今後とも、よろしくお願いいたします。
それではまた!
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