12月7日(土)8日(日)盛岡出張レッスンのお知らせ

SNS上で質問するときは、報告ではなく相談をしてほしい

どうもごんざです。
発信を始めてから、音楽に関してやホルンについて、はたまた人間関係の悩みまで、TwitterやLINEで日々メッセージをもらいます。

すべてに目を通してはいるものの、あまり返事ができていません。

理由の一つに、相談ではなく報告をしてくる人が多いから、というのがあります。
相談なら返しやすいのですが、報告だと連絡をくれた人が「何に悩んでいるのか」わからないんです。

だから、できるだけ相談してほしい。

演奏や音楽には「こうしたらこうなる」という数学のような誰にでもあてはまる公式はなくて、すべてテーラーメイド(個別対応)だから。
人によって状況が違えば必要なことも違うんです。

報告と相談の違い

それぞれの意味から見てみましょう。

【報告】
[名](スル)告げ知らせること。
出典:goo辞書

【相談】
[名](スル)問題の解決のために話し合ったり、他人の意見を聞いたりすること。また、その話し合い。
出典:goo辞書

だいぶ違いますね。
例を挙げてみます。

報告

「高い音ってどうやったら出ますか?」

「高い音を出すコツを教えてください!」

「アンブシュアを変えたいんですけど、どうしたらいいです?」

 

これは報告です。
相談と何が違うかわかりますか?
わからない人は、人に相談じゃなくて報告しちゃってる可能性高いです。

これだと、あなたの知りたいことを聞いてきているだけなので、
こちらはあなたのことが何もわからないのです。

 

「高い音ってどうやったら出ますか?」を掘り下げてみます。

これだけ言われても、こっちから山ほど質問をしないと「あなたの悩んでいること」までたどり着けないんです。

まず、何に悩んでいて、
どこからを高い音だと思っていて、
そもそもあなたが今どこまで音が出ていて、
どう考えて取り組んでいて、
普段はどんな練習をしていて、
何がうまくいかないのか。

で、質問をもらい始めたばかりの頃は全部返してたんです。
けど報告だけしてくる人って、途中から返事が来なくなる可能性が高い。

自分望んだ答えがすぐ返って来なかったからめんどくさくなっただろうって、そう思うことにしています。

大切なことを話すよ

いつだって、画面の先には人間がいるって忘れちゃいけないと思います。

質問をする方はそこまで考えずに質問しているのかもしれない。

でも、返事をする方は真剣です。
返事をするからには適当なことは返せません。

質問された方は自分の時間を使って返事を考えて文章にして送ることになるんです。

それでなのに返事して返ってこなかったときの気持ちを考えてみてください。SNS上で人に質問するのは自動販売機とはわけが違います。

相談

相談とは例えばこんな感じです。

 

高い音が出なくて困っています。具体的には上のCから上の音がかすれてしまいます。Bまでは問題なく吹けますし、曲でも使える音です。

先輩や先生からは『息のスピードを速くするんだ』『気合!』などと言われますがよくわかりません。高い音の出すときはいつもいきなり出したい音をイメージして出そうとしていますが、うまくいかないんです。

どういう練習をしたらいいでしょうか?

 

これなら相談です。

どんなことに悩んでいて、
どういう問題があって、
どう取り組んでいるのか。

最低でもこれくらいは教えてほしいです。
質問される側は、質問してくる人の顔も見たことはないし、名前も知らないし、まして演奏も聴いたことがないんです。

詳しく教えてくれる分にはいくら詳しくても「そこまで知りたくないよ!」ってことはないわけです。

おわりに

報告と相談の違い、伝わりましたか?

SNSやTwitterだってなんだって、結局「人」を相手にしてるってことを忘れないでほしいです。

実際に会っていればその人の表情や顔色、声、音などでいろんなことがわかるけど、ネット上ではそれができません。ある意味リアルより気を使って相手のことを想像する必要があります。

相談にはこれからもできるだけ乗りたいけど、報告だと困ってしまいます。

質問する前に少しだけ考えてみてください。

昔と違ってwebなどで誰とでも気軽に話しかけたり繋がれるのは、とても素晴らしいことだと思う反面難しさもあります。うまく使いこなせばとっても便利なだけにもったいないです。

上手に使いこなしていきましょう。

 

 

それではまた。

 

\Xでごんざを  

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