どうもごんざです。
あるとき、「もうちょっと大きいマウスピースでもいいんじゃない?」と人に言われたことをきっかけに、マウスピースを今換えてみているところです。
おおむねいい感じなんですが、勝手が違うところもあるので慣れるまで少し時間がかかりそう。どんなところが違うのか書き残しておきます。
そして帰りに新大久保のDACでマウスピースたくさん出してもらって自分のマウスピース選び。運命的な出会いでこちらは即決。STORK06です。音色の明るさ響き、吹きやすさ。こんなバシッと「おぉっ!」と思えるものに出会えるとは。聴いてた彼女も「それだね」と。 pic.twitter.com/Lz89bwPIWW
— ごんざ ゆういち (@Gonja_19) 2017年1月21日
ホルンのマウスピース、奥が深いので言い切れないけど、Uカップを吹くかVカップを吹くかで全然違うのを今、身をもって感じてます。なんとなくUカップを長く吹いてましたが自分の浅はかさに後悔。ごんざの場合、Vカップの方が吹きやすいし苦手なところがカバーされる。音色も全然違う。
— ごんざ ゆういち (@Gonja_19) 2017年1月24日
UカップからVカップへ
Alexander21というUカップのマウスピースを最近まで使っていたのですが、Stork Francis Orval Model 06というVカップのマウスピースに変更しました。
Uカップはやわらかい音色になりやすく、音のアタックもいろんな種類への調節が楽です。
ただ、もともと音のアタックが不鮮明になりがちなぼくにとってはあまりいい感じに作用していなかったようです。
Vカップに換えたところ、いつでもどんな音量でもアタックが鮮明になって、今まで悩んでいた音の出だしがウソのように楽になりました。
ものすごく助かっている反面、音がいつもはっきりで過ぎてしまうので、オケの中でpを吹くときにじんで入ることが難しくなりました。なので静かな場面でハーモニーを吹くときはF管を吹くことにしています。
内径17.5mmから18mmへ、ボアも多分大きくなって
マウスピースを変えて内径のサイズが変わりました。
内径っていうのはこの図でいう「B」の幅です。
0.5mm大きくなりました。
実際どれくらい大きさが違うっていうのは説明しづらいですが、口に当てた瞬間「でかい」と感じます。
0.5mm内径が大きくなって低い音が鳴りやすくなったのはもちろんのこと、高い音が猛烈に出やすくなりました。
マウスピースの中で唇が動きやすくなったからだと思われます。
漠然と内径が大きくなると高い音は出にくくなる、と思っていたので意外でした。
大きな音も出やすくなりましたが、そのぶん今まで通りの息の入れ方だと音が暴れるようになりました。唇周りの筋肉の使い方に少し工夫がいるようです。
いろんな面がマウスピースを替えてやりやすくなりましたが、すべてがやりやすくなるということはないのでその都度考えながら微調整が必要です。
ボアも多分大きくなった
Stork Francis Orval Model 06について結構調べたんですが「ボアが18mm」という情報しかなくて。
吹いている感じは明らかにボアが大きくなっています。ボアはこの図の「C」の部分です。
こちらもきっと1mm 以下の世界だと思いますが、alexander21を吹いていた感じでボアの大きくなったStork Francis Orval Model 06を吹くと、長い音符で明らかに息が足りなくなります。
これはカップがUカップからVカップに換わったことも関係しています。
UカップはVカップと違って少し抵抗があり息が入りにくくなるので、吐く息の量をあんまり気にしなくてもマウスピースに任せておける部分がありました。
それに比べてVカップになると抵抗がグッと減るので、今まで通り楽器を吹いていると息が足りなくなっちゃっているみたいです。
少し身体から出ていく息の量を感上げる必要がありそう。
マウスピースはやはり一長一短で、すべてを補ってくれるスペシャルマウスピースというものはないですね。
マウスピースは苦手な部分を補うもの
高い音が出やすいマウスピース、
低い音が出やすいマウスピース、
アタックがスムーズなマウスピース、
音量の変化がつけやすいマウスピース。
いろんなマウスピースがあってどれを選べばいいか迷いますが、ぼくは苦手な部分を少しでもサポートしてくれるマウスピースをおすすめします。
日々の練習でもちろん苦手な部分も練習しますが、マウスピースを換えて少しでも吹きやすくなるなら頼っちゃいましょ。
経験から、苦手な部分をサポートしてくれるマウスピースを選んだことによって得意だった部分が少し吹きづらくなっても、得意な部分は進んで練習できるからいくらでも補えるんです。
おわりに
新しいマウスピースはトータル的にみて今の自分には合っていると感じています。
ただガラッと換えたことによってうまくいかない部分も見えてきました。
いろいろ見えてくることで普段の練習が一層楽しみになりました。
楽しんでマウスピースとうまく付き合い、自分のものにしていきます。
それではまた。
追加:調べてるとわかるんですが、Stork Francis Orval Model 06ってアメリカンシャンクのマウスピースで、ぼくが吹いてるアレキサンダーはヨーロピアンシャンクのマウスピースが合うと言われているので本来だったら買わないはずだったんです。
が、店員さんに聞いたところ「Storkは個体差がかなりあるので、楽器にうまくはまるようならアメリカンシャンクでも全然ありですよ」と言われたので試してみたところ、フィットしたので使っています。ちなみにこんな感じです。
はじめまして、ごんざさん。いつも楽しく拝読してます。
細かいツッコミをさせてください(^^*)
カップ内径が0.05mm〜 とありますが0.5mmの間違いではないでしょうか?
私もより良いマウスピースを求めては合計12本くらいコレクション(笑)してます。
ビビビッと来るマウスピース出会えるなんて羨ましいな〜。
北のホルニストさま、はじめまして!
ブログを読んでくださりありがとうございます。
そして、ご指摘通りです。ありがとうございます
早速修正しました♪
12本すごいですね!ぼくもビビッときたマウスピースははじめてでした(^-^)
こんにちは。いつもすばらしい記事拝見させてもらい、参考にしてます。
オーヴァルモデルいいですよね!
これまで20本以上試してきましたが、音色の豊かさとクリアさがちょっと他にない感じ。
ちなみに実はオーヴァルモデルにはヨーロッパシャンクもあるようですよ。取り寄せに数ヶ月かかるみたいで
待てずにアメリカンにしましたが、ある楽器店で聞いたところメーカーでは作ってるみたいです。