金属アレルギー記事第2弾。

今回は普段使っている楽器や、マウスピースなどのメッキにどんな金属が含まれているか、調べたことを書いていきます。

前回の管楽器奏者と金属アレルギーの関係  ー金属アレルギー検査編ーで自分が金属アレルギーであることが判明しました。これらがどう楽器演奏と関わっていくのか。

すでに金属アレルギーを持っていることが判明している方は、楽器のどの部分にどんな金属が使われているのかを多少なりとも知ることで、どこに反応しているのかヒントになるかもしれません。

金管楽器で主に使われている金属

金管楽器は主に真鍮でできています。真鍮は銅と亜鉛の合金 (2種以上の金属を混合した材料)です。

ヤマハやホルトンなどのシルバーメッキの楽器は、ニッケルシルバーが使われています。これには名前の通りニッケルが使われています。

ぼくはアレキサンダーの103を使っているのですが、楽器に詳しい方と話したところ、アレキサンダーの抜き差し感や支柱にはニッケルが使われている、とのことでした。

それに加え、金属部分を結合するために使われている半田の主成分にはスズと鉛が使われています。

楽器によって違いはありますが、基本的に金管楽器は銅と亜鉛、ニッケル、スズが使われていると思っていいでしょう。

メッキ加工で使われている主な金属

金管楽器には、銅・亜鉛・ニッケル・スズなどが使われていることがわかりました。

では次は、楽器やマウスピースなどに使われているメッキについてです。

銀メッキ

マウスピースによく使われているメッキです。名前の通り銀メッキの主成分は

ですが純粋に銀だけでメッキがかけられているのではなく、アンチモンセレンといった銀以外の金属も添加されている場合があるそうです。

銀以外に何を混ぜてメッキしているかは、メーカーによって変わってくるそうなので、気になるようであればメーカーに直接問い合わせるといいと思います。

それから下地は真鍮であることがほとんどなので、亜鉛にアレルギーがある人は違うメッキをかけてみることをおすすめします。

金メッキ

  • 口当たりがなめらかになる
  • 音がやわらかくなる
  • 見た目がかっこいい

こういった理由でマウスピースに金メッキをかける人も多いですよね。

金メッキの主成分は名前の通り、です。

金属アレルギー検査では「塩化金酸」がこれに該当します。が、塩化金酸自体は金が溶け出して変化したものなのでメッキにかける純金とは少し違うかもしれない、と教わりました。ですがに金属アレルギーを持っている方は避けたほうが無難でしょう。

金メッキは純粋に金100パーセントのメッキではない

マウスピースに金メッキをかける場合、純金だけのメッキだとやわらかすぎてすぐにすり減ってしまうため、コバルトも混ぜてメッキをかけている場合がほとんどです。(18K、24Kでも同様)

最近は通常の金メッキ以外に、コバルトに金属アレルギー持っている人向けに、フェリックゴールドというメッキ加工も流通しています。

フェリックゴールドは通常の金メッキが金+コバルトなのに対して、金+鉄です。コバルトに金属アレルギーをお持ちの方の場合、このメッキは有効ですね。

ドルチェ楽器新宿店に電話で問い合わせたところ、「納期は1週間程度、ホルンマウスピースの場合、料金は5000円程度」とのことでした。

手軽にメッキをかけてくれることで知られている、東京は御徒町のシーフォース株式会社にも電話で問い合わせてみたところ「純金だけでメッキをかけるのは当店では無理です」と言われました。どうしてもコバルトが混ざってしまうそうです。

ピンクゴールド

音や口当たりに関してはぼく自身使ったことがないのでわかりません。見た目が気に入ってメッキをかける人はいますよね。

ピンクゴールドは基本的には金と銅が含まれています。

プラチナ

国内でよくかけられているプラチナメッキは、下地に銀メッキをしたあとグリーンゴールドメッキ(金と銀の合金)をしてからプラチナメッキをかけています。最後のプラチナメッキを厚くかけたとしても、アレルギーにより下地や素材の影響を0にするのは難しいそうです。

こちらはホルンマウスピースにかける場合、納期は2週間ほど、金額は8000円代でした。

おわりに

主にぼくが使っている楽器についてと、銀メッキや金メッキについて書きました。

この記事を読んでくださっている方は恐らく興味本位というより、金属アレルギーの可能性がある方か、もう金属アレルギーであることがわかっている方がほとんどだと思うので、ご自分にアレルギーのある金属が、楽器のどの部分で使われているかを知ることに役立ててくださるとうれしいです。

 

次の金属アレルギーの記事は対策編です。
マウスピースのメッキですべて解決すればいいのですが、実は他にも考えられることがいくつもあるのです。

次記事で詳しく書きますが、ぼくの場合、クロム・ニッケル・コバルト・スズ・ゴールド・プラチナにアレルギーがあることが検査でわかりましたが、マウスピースのメッキとは直接関係がないようなのです。(使われているマウスピースは銀メッキで、メッキをかける際に銀以外の混ぜ物でこれらの金属が含まれている可能性はあります)

対策編では、マウスピースのメッキでも金属アレルギーが避けられない方、何らかの事情でマウスピースにアレルギーでないメッキをかけるのが難しい方に参考になるかと思います。

 

 

 

それではまた。

 

関連記事
管楽器奏者と金属アレルギーの関係  ー金属アレルギー検査編ー

Twitterでごんざを  

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です