ホルンの指使いってどう覚えましたか?
練習していくうちに覚えたり、教本に載っているのをコピーしたり。

そんなところでしょうか。
一般的な指使いはもちろんあるのですが、ホルンは1つの音に対していろんな運指で音が出る楽器です。

なので今回、一般的な指使いから替え指まで一覧にしてまとめました。

PDFで用意しました。
ダウンロードはこちらからどうぞ。

コピーして部活とかで使ってくださっても構いません。

 

以下少しだけ運指と表、替え指に関する考え方を説明します。

基本的な運指表の見方と運指の使い分け

  • 何も押さない状態を0、人差し指のレバーを1、中指のレバーを2、薬指のレバーを3、それらを組み合わせたものを「12」、「23」などと表記しています。
  • フルダブルホルンの場合、親指のレバーを4と表記する場合が多いですが、今回は省いています。
  • 五線の上に1オクターブだけドイツ音名を載せました。
    部活などではドイツ音名でやり取りすることも多いので、ぜひ覚えておいてほしいです。
  • あまり使うことはないかもしれませんが、異名同音のFesとEisも最初の1オクターブだけ載せました。他のオクターブでは書いてありませんが、曲中には出てきます。
  • Fホルンの運指とB♭ホルンの運指を載せました。
    フルダブルホルンであれば基本はB♭の指使いでいいと思います。(とはいえ、一般的には五線の中のCとH、そのオクターブ下のCとHもF管で吹く方が音程や音色がはまりやすい場合が多いので、この4つの音だけはF管で吹くことをおすすめします)
  • HiF以上の運指について。ここらへんからはF管の場合は割となんの指でも音が出るので、あえてひとつの運指しか載せていません。おすすめがあれば教えてください。最高音域に関しては、ぼくが自分で確認できたのがHiBまでだったので、運指はHiBまで載せました。
  • HiFくらいの高さになってくるとB♭管よりF管の方があたりやすいこともあります。どちらの管でも試してみると、違いを感じると思います。

音色や音形の傾向

F管で吹くと響きの多い、他と混ざりやすいやわらかな音になります。和音や弱奏の部分でF管を使うと他と混ざりやすいですし、やわらかなアタックで弱奏しやすいです。強奏でも比較的大きな音が出しやすく、ひろがりのあるFを出したいときにおすすめです。

ですが、B♭管を使って吹くよりも、倍音の関係で音が当たりにくい傾向にあります。

 

B♭管で吹くとはっきりとしたアタックで演奏を始めやすくなります。他の金管楽器と演奏する場面や、音量がほしい場面、細かな音が続くパッセージではB♭管を使うと形が見えやすいです。

基礎練習ではF管を多用し、ホルン本来のやわらかな響きをもった音色をつくり、曲ではそれらを活かしてB♭管を使うといいバランスで演奏できると思います。

替え指による音色や音程について

運指表の( )内が替え指です。
あまり使うことは多くないかもしれませんが、速いパッセージで素早い運指が求められる場合、難しい運指は薬指を使う音がフレーズ内にある場合です。この場合、薬指を使わない替え指があればそれを使うことで、演奏が格段にしやすくなります。

 

また、替え指は音程に難がある場合が多いですが、状況によっては音程の補正に役立ちます。

真ん中のGやDの音はピッチが高くなりがちなので、強奏の場面では本来の12ではなく3の運指を使えば、息を強く吹き込んでもピッチが上がりにくいです。

楽器ごとに音程のクセがついている場合もあるので、それを運指でカバーできる場合もあります。

たくさんの替え指は自分の演奏の引き出しになるので、覚えておいて損はないです。

おわりに

ホルンのキーは3つか4つしかありませんが、組み合わせや状況に応じて様々な指使いで演奏することが求められます。

もう指使いなんて知ってるよ!って方も、この機会にぜひいろんな指使いにチャレンジしてみてください。意外な発見があるかもしれません。

 

 

それではまた。

 

運指表のダウンロードはこちらからどうぞ。

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ABOUTこの記事をかいた人

ごんざ ゆういち

国立音楽大学卒業。ホルン奏者。管楽器コーチ。 自身が長い間、心身ともに不健康な状態で音楽と関わってきた経験から「健康的に音楽しよう」をコンセプトに多方面で活動中。