アドバイスを効果的に受け取り、思考停止にならない方法

どうも、ごんざです。

周りからアドバイスをもらうと、それが絶対なんだ!そういうものなんだ!って思ってしまうこと、多いと思います。ぼくも以前はそうでした。それに、自分より経験も知識も多い人の言葉なんだから間違いないって思うものですしね。

でもあえて言いたいのは、アドバイスをうのみにしないで、受け取ってから考えてみてほしい、ということ。

そんなこと言ったらアドバイスしてくれた人の立場ないじゃん!って思うかもしれません。

 

でも実はこれ、自分が思考停止にならないためにも、アドバイスをきっかけに伸びていくためにも、めっちゃ大事なことなんです。

アドバイスを受け取ること=信じ込むこと、ではない

例えば自分より立場が上の人からアドバイスをもらったとします。ぼくは楽器演奏を通じて音楽に携わっているので生徒と先生の関係で考えてみます。

先生は知識も経験も豊かなことがほとんどです。

  • 先生のレッスンを受けることができる!
  • 先生の言ったことを信じてやっていればいいんだ!
  • 先生が言うことだから間違いない!

 

こう思うのも無理はありません。
そしてもらったアドバイスだけを考え毎日練習に取り組む。

一見真面目で模範的な生徒に見えますが、ここに落とし穴があるんです。

考えてほしいこと

先生はあなたのタメを思って今までの経験からアドバイスします。

でも、それがいつもあなたに完璧に当てはまるとは限らないんです。むしろ、完璧には当てはまらないことの方が多いかもしれません

それは先生はあなたのことを完璧にわかってアドバイスするのではなく、これまでの自分の経験や知識を総合して推測してアドバイスするものだからです。

なのでもらったアドバイスをただ信じ込むのでなく、アドバイスを受け取って必ず考えてみてほしいのです。

 

身長180cmの人が、身長160cmの人に「この服似合うんじゃないかな」とLLサイズの服をすすめてきたとします。身長160cmの人にはLLサイズの服は大抵大きすぎます。

身長160cmの人があなただとしたら「でもこの人がすすめてきたんだから間違いない!」ってLLサイズの服着ますか?

着ないですよね。

言われた通りLLサイズの服を着続ける。服だったら考えにくいことでも、それが「アドバイス」というものになると、目に見えないからか平気でLLサイズの服を着て(自分にはどうも合わないけど先生がくれた服だから私にはこれが似合う)となりやすいんです。

アドバイスを受け取ったらカスタマイズしてOK

あなたが曲を演奏していて、先生に「ここのクレッシェンドはもっと次に向かっていこう、吹き切ろう」と言われたとします。

その曲のその場所だからそう言ったのであって、すべてのクレッシェンドを「クレッシェンドはもっと次に向かっていこう、吹き切ろう」と演奏したら当てはまらないですよね。

でもついつい、クレッシェンド=「もっと次に向かっていこう、吹き切ろう」になってしまいがち。

その先他のパートが同じフレーズを引き継ぐとしたら?その後にディミヌエンドがあるとしたら?

 

いつも吹き切っていたら音楽的に不自然になりますよね。

極端な話、これがアドバイスをそのまま受け取り、それがすべてだと信じ込むということです。

 

「だって先生が言ってたし!」の破壊力。

 

 

受け取る、は「アドバイスをくれた人はどんな意図で言ったのかな」と考えること。

なぜ、先生はこう言ったのか。
その結果何が起こったのか。
自分はどういう状態だったのか。
このアドバイスはいつも使えることなのか。

この場合のひとつの答えは「クレッシェンドは、前後関係を考えて演奏しよう」となるかと思います。

 

受け取ったアドバイスは自分に合ったサイズの服を買うように、自分に合うようカスタマイズしよう。

とにかくメモる

よりよいアドバイスの受け方として、これがおすすめです。

気になったことだけメモすることはあるよね。でもそうじゃなくて、できる限り全部。
アドバイスをもらった後にとにかくメモる。

書くことで自分にも染み込む。

 

ぼくは大学を卒業してから月に二回レッスンに通っていたとき、とにかくアドバイスをすべてノートにメモしてました。

毎回つけていたノートはこんな感じ。

ノート

見苦しいのでモザイクを。びっしり書いてますね。

なぜ気になったところだけじゃないか

気になったところをメモする。これはその時気になったことですよね。

その日気にならなかったことでも、全部書いておくと後で読み返した時に「こんなことあったな」って参考になります。

どの言葉がいつ自分に響くかはわからない。だからできる限り全部のやり取りを残すことを強くおすすめします。

 

このノートは今読み返しても学びがあるし、時間が経ったからことわかることもあります。

おわりに

アドバイスは多分大抵ひとつひとつ経験に裏打ちされたすばらしいものばかりです。だけど、全部は自分に当てはまらない。

これを知っておくと、アドバイスの受け取り方や活かし方は全然別のものになるし、そこで起きがちな(これだけやっておけばいいのか)という思考停止にも陥りません。

アドバイスの受け取り方としておすすめなはとにかくメモる。その時は感情に流されてわからなかったことも、後で見返すとめちゃくちゃ心に沁みることもたまにあります。

ぼくは最近は紙ではなく、アプリに必要なことは全部メモしてます。そのままパソコンでも共有できるし、便利ですよ。

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