どうもごんざです。
レッスンに行っている学校での出来事を紹介します。
高校生とレッスンしていて。低音楽器の子たちに「曲中ののばしの音つまらないと思ってるでしょ?」と聞いたら食い気味にうなずいてたけど、のばしの音がどれだけ大切で楽しいものか伝えたいな。君らが景色や情景つくりだしてるから主役は映えるんだし、吹きやすくもなるし、秩序さえつくりだすんだよ。
— ごんざゆういち (@Gonja_19) 2017年8月9日
ぼくが担当しているホルンも白玉の音符は多いです。でも暇だなんて思いませんよ。楽しいです。
長い音でもそこから世界がはじまったり、静けさが生まれたり、土台をつくったり。本当にいろんな役割があるからです。
長い音符を担当している人たちが曲の世界観をつくりだすことで、他のメンバーがどれだけ吹きやすくなるか、やりがいを失っている長い音吹く人たちに積極的に伝えてほしい。場面転換の役割だって担当してるし、ただの動きのない長い音符ではないよ。
— ごんざゆういち (@Gonja_19) 2017年8月9日
のばしの音の楽しさに気づくと、楽譜全部が楽しくなります。旋律に合わせてダイナミクスをつけることも必要なことだし、時にはクレッシェンドやディミヌエンドで合奏全体をリードすることだってある。
基礎合奏でやるコラールとかつまんなそうに演奏する学校多いけど、あれほど意味があって美しくて味わい深いものもないのになあ。あれを楽しんで演奏できたらいろんな場面で活きそうなのに。
— ごんざゆういち (@Gonja_19) 2017年8月9日
普段なんとなく演奏しているコラールだって、突き詰めれば素晴らしいものになります。
ここにぼくが大好きな歴史的名演奏を言われている演奏を載せます。
カンタベリー・コラール /ヴァン=デル=ロースト
全曲通してコラールのど直球な曲。
1994年(平成6年) 全日本吹奏楽コンクールで金賞を受賞した関東第一高等学校(東京都代表、指揮:塩谷晋平)の演奏です。涙が出るほど美しい演奏です。
白玉の音符、ついつい暇を持て余しがちですが、見方を変えればこれほど大切な声部もありません。そこの楽しさを一人でも多くの人に知ってほしい。
長いのばしの音符の楽しさ、一度知れば病みつきになりますよ。
楽しんで演奏しましょう。
それではまた!
[…] 吹奏楽で長い音ばかりで暇を持て余しているそこの君!白玉の音符の楽しさを知ろう! […]