満席!4/20.21 大阪にて第30回出張レッスン

「もっと大きな音で吹いて」と言われた時、音量はそのままでできる3つの対処法

「もっと大きな音で吹いて」。
合奏中、パート練習、様々な部分で言われるアドバイスですよね。ぼくはこのアドバイスあまり好きではなくて、思い出すだけで嫌な気持ちになります。

音が小さい」

「聞こえないよ」

「もっと吹いて」

一度は言われた事のある人も多いと思います。

言われた後どう対応してますか?
ぼくは「もっと大きな音で吹いて」って言葉をうまく受け取れずにずっと悪循環の繰り返しでした。
教わっている時も、教える側になってからも。。

それがある時、状況を整理して考えてみたら見えてきたものがありました。

今日はどんな音量はそのままで状況を変えられるかもしれない、そんな話です。

言われた状況によって対処法は変わる

音が小さい、
聞こえない、
もっと吹いて

どんな場面で言われましたか?
誰に言われたかまで思い出せるとなおいいですね。

指揮者?
先輩?
それとも同じ楽器の人?

どういう場面で言われたかによっても違うし、誰に言われたかによっても言葉の受け取り方は違ってきます。
シチュエーションごとに考えてい来ましょう。

全員がfで吹いている時、指揮者にパート単位で言われたら

ただがむしゃらに「ようしやってやるぜ!大きな音を吹こう!」と吹くと、力んだ上に音も潰れてしまって、疲れる割には音量が変わっていない、という悪循環に陥ることが多いです。

そこでこう考えてみるのはどうでしょうか。

パート内で音程は合っているか
パート内で音程が合わずケンカしてしまっている場合、音量は出ているのに音が遠くまで届いていないことがあります。

そんな時は「音量を大きくしなきゃ!」

この考えを一回やめてみて、「耳」を使って周りの音を聞きながら吹いてみましょう。パート内で音が合ってくれば、一人一人が吹いている音量以上にパートの音は大きく聴こえ遠くまで響きます。

自分(達)がメロディーのときに指揮者に言われたら

まずはその場面での自分の音量、周りのパートの音量はどうなってるか譜面(スコア)を確認してみましょう。
 
みんな同じ音量でしょうか?
それともあなただけ大きな音量で、周りはそれよりも小さな音量での指定がありましたか?
 
 スコア上の音量が皆同じだった場合 
 
メロディーの人は自分の思っている「mf」よりも大きく吹いた方がうまくいきます。 
 
 
メロディーと周りの音量が違う場合

その場でどうこうするのは難しいかもしれませんが、みんなで考えてみる必要があるかもしれません。自分が「これくらいの音量で吹きたい!」と思って吹いているとしたら、周りの音量を下げれば解決する事もあるからです。

自分がメロディー(ソロ)を吹いているときに、同じ楽器の人に言われたら

単純にあなたの吹いている音量が全体に対して小さいのかもしれません。
音量について一度考えてみましょう。

曲のイメージについて考え直してみて、「どうしても今の音量のままで吹きたい!」そういう強い希望がある場合、先輩や先生に相談してみましょう。
 
もし納得がいかなかったりどうすればいいかわからなかったら、アドバイスをくれた人に聞いてみること。これ大切。
 
どういう意図でアドバイスをしたかは本人にしかわからないからです。 

おわりに

とは言っても合奏中だったりすれば、そんな時間がないのも事実。

そういう時は「とりあえずこれくらいかな」で吹くしかないわけですが、こんな時考えてみたいのは「大きな音を出すために何が必要か」
 
「いくぞー!」と気合いをいれて「とにかく沢山息を吸おう!」って吹いていませんか?
息を吸うことも必要ですが、実は大きな音はそれだけでは出ません。
大きな音の出し方、あなたはどれだけ知っていますか?
 
 
考え方一つで楽に響く音がでることもあります。
こちらに詳しく書いたので、続けて読んでみてください。
 
 
 
 

 

それではまた!

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