インターネット上に無料で楽譜をダウンロードできるサイトがあることをご存知ですか?
「IMSLP」、または「ペトルッチ」と言われているサイトのことです。このサイトはインターネット上のプロジェクトで、ネット上に無料で使用できる楽譜を集めた図書館を作っちゃおう!というものです。
オケのスコアもあればパート譜もある。アンサンブルの楽譜もあれば、楽器のソロの楽譜もある。使いこなせば便利なサイトです。
サイトを知っても慣れるまでは使いにくいので、今日は「はじめまして!IMSLP!」な方向けに使い方をご案内します。
※亡くなってから50年以上経った作曲家の譜面や音源を集めているサイトなので、最近の邦人作曲家の譜面や音源はありませんのでご注意ください。
このサイトに掲載されている作品の著作権については最後に説明します。
IMSLP、ペトロッチ、の正式名称は?
正式には「国際楽譜ライブラリープロジェクト」(International Music Score Library Project、略してIMSLP)別名「ペトルッチ楽譜ライブラリー 」(Petrucci Music Library)と呼ばれています。
2014年6月6日現在で、収録された楽譜は275,000冊、所蔵曲は79,000曲となった
それでは紹介していきます。
IMSLPのサイトで編成から曲目を検索する場合
トップページ
まずはここからアクセスします。するとこの画面になります。
今回は小編成の曲の検索方法から。
小編成の楽譜ならすぐに探せる
画面の右上に検索窓があるのでそこに編成を入力します。
今回はホルン2本の曲を探してみましょう。
「2horn」で検索してみました。
Googleの検索結果に進みます。
一番上に、Category:For 2 hornsとありますね。
ここを続けてクリックします。
そうするともう検索結果の一覧が出てきます。
IMSLPにはホルン2本の曲が28曲あるということがわかりました。
ここで気になる曲名をクリックします。
今回は一番上の曲をクリックしました。
一番上に曲名、録音ファイルのところはこの曲の音源が聴ける状況にあるかどうか。
楽譜ファイルのところの下矢印の右側の文字をクリックすると、ダウンロードページへ進みます。
このページに移動します。
「支援?え?有料なの?」って思いますが「◯秒待ってねー」って表示が上に出てるのでおとなしく待ちましょう。15秒くらいです。もちろん支援する方はしてくださればもっとスムーズになるでしょう。
しばらくすると、
ではクリック。
印刷ページが表示されます。
ページの一番上の黒塗りの中に白抜きの文字表示がされているので右側から「保存」かそのまま「印刷」を選ぶ。
プリンターが手元にあるならそのまま印刷へ。→以上です!
プリンターは持ってないよ、なあなたはとりあえず保存へ。
プリンターないよって人、セブンイレブンは近くにありますか?あるならこのアプリおすすめ。
ダウンロードすればさっきの保存内容を登録するだけでセブンイレブンで印刷できます。
超便利で出先でも使える素敵アプリ。しかも無料。便利な時代になりましたわ。これなら中学生でも高校生でも手軽に印刷できます。
印刷しなくてもいいからスマホやタブレットで楽譜見たい!って時にはこのアプリ。これも超使えます。
おわりに
今回はホルン2本で調べたので「2 horn」で調べました。正確には「2 horns」だけど検索できたのでよしとします。
これが金管五重奏の場合は、検索窓に「2trumpets trombone horn tuba」と入力して調べれば金管五重奏のカテゴリーが出てきます。
「編成は決まってるんだけど曲あるのかな?」
今回はこんな時に簡単に調べる方法を紹介しました。
それではまた!
著作権について
IMSLPの主たるサーバーが2つとも物理的にカナダ国内(ひとつはモントリオールで、もうひとつはトロント)におかれているために、IMSLPはカナダの著作権法を遵守しています。
この法律は、他の国の著作権法とは違っています。カナダの著作権法をとても簡単にまとめると、著作権の保護期間を作家や作曲家(などそれらすべて)の死後50年とすることを貫いているということです。
WTOまたはベルヌ条約の加盟国で最初に公表された作品のみが、カナダでは著作権の対象となります。しかし、すでに作品が元の国(すなわち、最初の公表が行われた国)でパブリックドメインとなっている場合を除き、どちらかの条約に署名していればほとんどのケースでは遡及的にこれが適用されます。
いくつかの作品が米国でパブリックドメインであってカナダや他の国ではまだパブリックドメインでありません。これは、米国法が、1978年より前に公表された作品について、最初の公表の日から起算しているためです。
出典:パブリックドメイン
もしかしたら、日本ではまだパブリックドメインではない楽譜があるかもしれません。十分注意の上、自己責任でご利用ください。
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