タンギングが苦手な人へ。「私の舌はダメなんだ」って、それ本当に舌のせい?

舌

ぼくは長いことタンギングが苦手でした。はじめて自覚したのは高校生のとき。

マーチを講師にレッスンしてもらっていたときに、後打ちの発音がきれいにできなくて、先生に鼻で笑われたのがきっかけです。

鼻で笑うのもありえないですが、多分それくらいひどい出来だったんでしょう。

それから最近までずっとタンギングが苦手で、タンギング遅いんだよね。。と思い込んでいましたが、実は問題は舌ではなかったんです。

この経験があなたの役に立てば、と思ったので紹介します。

一、タンギングが苦手で遅いのは舌のせいではなかった。

一、楽器の角度や口の中の広さが関係していた。

それではどうぞ。

地道にタンギング練習をたくさんした

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まずはここからですよね。
テンポ60で四分音符から十六分音符までやって、五連符六連符・・・ある程度できたらテンポをあげてひたすらタンギング・・。

誰もが知ってる練習方法で練習に取り組みました。だけど、まったくできるようになりませんでした。

きっとタンギング練習をしているうちに「どうやらこうした方がやりやすいぞ」「こっちの方がスムーズだな」と大抵の人は気付いてうまくなるんだと思いますが、ぼくは気付きませんでした。なので上達しませんでした。

舌のスピードにしか着目していなかったからです。

 

この頃から(練習してもなんでタンギングできるようにならないんだろう、ホルン向いてないのかな)とネガティブさが発動し始めました。

 

なんとか気持ちを切り替えて、次に気を付けたのは息のスピードでした。

息のスピードをとにかく速く

「息のスピードもうちょっとあげてみて」タンギングがうまくいっていないときに、よくあるアドバイス。ぼくもレッスンでそう伝えるときもあります。

でもアドバイスをする側って、吹きたいテンポに息のスピードがあっていないから「息のスピード速くして」と言うんですよね。

残念なことに中高生時代、いや、音大に入ってからもぼくは勘違いしていて「タンギングの時は常に息のスピード速く!」としか理解できていなかったんです。

 

これで「舌が人より動かない」

「タンギングがうまくいかないときは息のスピードが遅いとき」

 

という風に長いこと思い込むこととなりました。

でも、本当はそうではなかったんです。

きっかけはフルートレッスン

 flute

タンギングコンプレックスを抱えたまま楽器を続けてはや15年。

きっかけはアレクサンダー・テクニークの授業でレッスンを見学していたときに起こりました。(ホルン吹くときに口の中を広くしすぎてたことをフルート奏者に教わった話

フルーティストがタンギングのレッスンを受けていて、嶋村順子さん(フルート奏者のアレクサンダー・テクニーク教師。アレクサンダー・テクニークの授業は先生とは呼ばないんです)が「そんなに口の中を広くしなくても大丈夫ですよ」って言っていたんです。

その瞬間「ハッ」と気付きました。

ごんざ、今までずっと口の中広くして吹いてましたよ!と。

 

タンギングが苦手な上に音の出だしも長いこと苦手だったんですが、口の中を広くすることをやめて楽器を吹いてみたら、信じられないくらいスムーズに音が出たんです。

控え目に言って以前より何倍もスムーズでした。タンギングも流れるようにさらさらとできるようになってきました。

これって舌が悪いんじゃないですよね?

マウスピースの角度も関係あった

角度

少しずつよくなってきていたタンギング問題もまだ完治はしていません。

口の中の広さに続き大きなヒントになったのは「マウスピースの角度」でした。

タンギングにマウスピースの角度が関係あるなんて考えたことありますか?

ぼくはそんなこと一瞬たりとも考えたことありませんでした。でも、角度が自分の骨格に合ったものになると驚くほどタンギングが改善したんです。(楽器吹くときのマウスピースの角度どうするか問題についに終止符が打たれた話

もうひとつ、タンギング改善の大きなきっかけはバジルさんのブログにある、金管楽器の3つの基本アンブシュアタイプ、という記事でした。

この記事で自分のアンブシュアが超高位置タイプであること、超高位置タイプの場合、角度はあまり下を向かないことがわかりました。「そういうものだよ」と言ってもらえると楽になるから不思議ですよね。

 

骨格に合ったマウスピースの角度で楽器を吹くと、息の流れもスムーズになります。それによってタンギングがまたまた楽になりました。

 

この記事は本当におすすめです。すべての金管楽器奏者に一度読んでほしい。その後実際にバジルさんのレッスンを受けて、更にタンギングは改善されました。

やっぱり、舌が遅いわけではなかったんです。

おわりに

「舌が遅いのかな」

「タンギングするときの舌の付く場所が悪いのかな」

タンギングに問題を抱えている場合ってとにかく舌に意識がいきがちです。

もちろん、舌に力が入ってしまっているだとか、頭を押し下げてしまっていることが原因でうまくいかないこともあるでしょう。

でも少なくともぼくの場合は、口の中の広さ、マウスピースの角度がタンギングに大きく影響していました

そこを「舌のせい」にしてるってピントがずれてるし、すごく遠回りですよね。

 

アレクサンダー・テクニークでは舌だけに着目するのではなく、全部のバランスを見て「なにが原因か見抜く」んです。

これって悩んでいる人たちにとって本当に助けになると思う。

 

あなたがタンギングが苦手なのは舌のせいじゃないかもよ?

 

 

 

それではまたー!

 

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