どうもごんざです。
今日はぼくの中学校時代の挫折について話します。
ぼくのホルンとの出会いは中学生で吹奏楽部に入ったこと。この吹奏楽部、中1で入った時点で吹奏楽コンクールの全国大会に2年連続で出場していました。
自分の力でもなんでもないので言いますが、吹奏楽コンクール全国大会に2年連続で出るってすごいことです。当時バンドジャーナルで「君たち本当に中学生?!」って見出しで特集されたくらい上手な学校でした。そしてその年も全国大会出場を果たすのです。
当時は3年連続全国大会に出た翌年はコンクールには出れない決まりがありました。なのでぼくが中学2年の時は吹奏楽コンクールはお休み。
ここまでは輝かしい歴史そのものでした。
問題はここからです。
そして中学3年になった
ぼくが中学に入るタイミング、全国大会に導いてくれた講師の先生が変わってしまったんですね。それに加えて、1年コンクールへのお休みを挟んだことで、コンクール出演の経験者がほぼいなくなってしまったんです。
この場合どうなると思いますか?
気合い、根性、努力、やる気!時代の幕開け
できないところがあっても練習の仕方もわからず、どうしたら吹けるようになるかもわかりませんでした。考えることもできませんでした。
ハイトーンがどうにも出ず、講師の先生に相談すれば「気合い」と言われ、バテやすいと相談すれば「お腹が使えていない」と言われ、力んでしまうと相談すれば「両足で踏ん張れ」と言われたり。今でもはっきりと覚えています。
楽器も吹けず、練習の仕方も知らず、気合いと根性で音楽をねじ伏せて挑んだ吹奏楽コンクール予選。
銀賞でした。
帰りのバスは全員号泣。
後悔。
もっとできたんじゃないか。
できる限りのことやったのか。
何が悪かったんだ。
何もわかりませんでした。
こうしてうちの中学校のひとつの時代が終わりました。
その経験があるからこそ伝えたいことがある
あなたはやり方次第で大抵のことはできるようになるし、可能性だっていくらでもある。
気合や根性も音楽には必要かもしれない。だけどそれだけじゃない。もしできないことがあったりうまくいかないことがあっても、あきらめたり「自分なんて」って思わないでください。
今はいろんな方法で奏法だったり考え方を調べる手段があります。SNSを活用してもいいでしょう。少し調べればこうして誰かの助けになればと思って情報を発信する音楽家も、いますしこれからも増えていくでしょう。
だから自分を傷つけたり否定したりあきらめたり、ほんの少しだけ外に目を向けてみてください。
おわりに
今はあの頃に比べればわかることは増えました。どうしたらよかったか。どんな練習をしたらいいか。どんな考え方でコンクールに挑んでほしいか。
だからこそ、悩んでいる人にこのブログが届いたら、と思いながら書いています。
それではまた。
Gonja19 さんの時代より遥か昔、5年連続金賞を懸けて臨んだ中学3年の全国大会で銀賞、そして翌年やはり顧問が交代し地区大会で敗退する… という苦い、苦い経験をしました。一年休みというブランクもなく、後輩たちもとても上手なメンバーが揃っていたにも関わらず、です。これはもう、5年目を達成できなかった私達のせい、と、30年間吹奏楽から逃げました。小さなキッカケからまた縁が繋がり、今は心から音楽を楽しませて貰っています。たまには母校に顔を出したりもします。後輩たちにも、私が学んだ大切なことを伝えていけたら、と思っています。
私のもとに届いたように、このブログがより多くの方のもとへも届きますように…。