12月7日(土)8日(日)盛岡出張レッスンのお知らせ

譜面の書き込み「〜しない」を「〜しよう」に変えよう

どうも、ごんざです。
演奏していて気付いたことがあると譜面に書き込みますよね。

どんな言葉で書き込みしてますか?

もし、音を外さない、とか飛び出さない、とか、「〜しない」を譜面に書いていることがあったら、それを「〜しよう」って書き方にしてみませんか?

「〜しない」「〜する」って書いていませんか

合奏で気付いたこと、先生に言われたこと、よく注意されること。

楽譜にはいろんなこと書き込みますよね。

「テンポ速くならない」
「遅くならない」
「音間違えない」
「音程合わせる」

こんな言葉で楽譜に書き込みしてませんか?

この言葉の使い方、実はあまりよくないんです。

「〜しない」「〜する」って書いてる時点で「〜している」し「〜できていない」

先日金管五重奏の練習をしてたときのこと。トランペットとトロンボーンからはじまる曲で、トロンボーンの奏者が「緊張する!」って言ってたんですね。

なので「思い切って吹いてみたらいいんじゃないかな」って言ったら、その後の演奏がすごくのびのびとしたいい演奏で。「よかったね!」ってその場がなったんです。

気持ちが変わるだけで音も全然違いました。

したらその後トロンボーンの子が、譜面に「緊張しない」って書こうとしてたんです。よくある光景ですよね。

 

「ちょっと待った。「緊張しない」って書くってことはすでに「緊張している」から「緊張しない」って書くんだよね?それだったら書かない方がいいよ」

 

って言ったら「ハッ!たしかに!」ってそこで気付いてくれたんです。そう、この場合だと「緊張しない」と書くことで、その書き込みを見る度に「緊張している」自分を作り出してしまうかもしれないんです。

 

さっき例に出した「テンポ走らない」は、テンポが速くなってしまう自分を作り出すかもしれない。

  • 「遅くならない」は遅くなる自分を作り出すかもしれない。
  • 「音間違えない」は音を間違える自分を作り出すかもしれない。
  • 「音程合わせる」は音程の合わない自分を作り出すかもしれない。

 

言葉って不思議なもので、書き方次第で意味がすんごく違ってきちゃうんですね。

そんなことを考えながら、自分が高校生のときの楽譜を引っ張り出して見ていたらありましたよ。

譜面の書き込み

はい、書いてる時点で負けてるわけです。負けを認めているわけです。負けを認めているから「負けない」ようにと書いているんですね。18のごんざよ、おつ。

「〜しない」「〜する」を「〜しよう」へ

ほんのちょっとのこと前向きな気持ちになって演奏できる方法があります。

言葉を換えるんです。

 

「緊張しない」を「楽しんで吹こう」
緊張している自分はいなくなります。

「速くならない」を「テンポを感じて吹こう」
速くならないよう気にする自分はいなくなります。

「遅くならない」も一緒かな。

「音間違えない」を「のびのび吹こう」
音を間違えるのを気にする自分はいなくなります。

「音程合わせる」を「周りを聞いて吹こう」
合わせなきゃって気にする自分はいなくなります。

「自分に負けない」を「思い切って吹こう」
自分と戦っている自分はいないですよね。18のごんざ、わかったか?

 

もし自分の楽譜に「〜しない」「〜する」って言葉があったら、前向きになれる言葉へ置き換えよう。

おわりに

言葉ひとつで自分の心が変わるし、演奏に影響がでます。ささいなことって思うかもしれないけど、こういうささいなことこそ大切なんです。

音楽を演奏するって、すごく繊細なことなので言葉ひとつで演奏も変わります。

少しの気づかいで演奏に前向きになれるなら、前向きになれたほうがいいですよね。

 

言葉を換えて、少しでもあなたが前向きな気持ちで楽器が吹けますように。

 

 

 

それではまた!

\Xでごんざを  

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