吹奏楽コンクールに向けての練習いかがお過ごしですか。
燃えてますか!
どんな毎日を過ごしていますか?
コンクールの練習ってどうしても、
整える、
そろえる、
合わせる、
はみ出さない。
こういった練習が増えてきます。
必要なのはわかります。
でもそこで型にはめることばかりに気を取られ、「どう演奏したいのか」をないがしろにしないでほしい。いつも持っていてほしいんです。
でなければ日々の練習はすぐさまやらされているものになってしまいます。今日は「こう吹きたい!」をいつも持って楽しんで演奏できるためのつ3の提案します。
できていないところばかりでなく、できたところも見る
コンクールの練習では、たったの数小節に何時間もかけるような細かい練習をすることも少なくありません。何度も吹くほど疲れてくるし、クオリティは落ちてくるし、できない自分がどんどん嫌になってきます。空気も悪くなりやすい。
繰り返すごとに「まだできない、ここもできない、外しちゃダメだ、間違えちゃダメだ」ってなってくるものです。わかる。そうなんです。そうなるんです。
でも、ほんの一瞬でもいいからそこを、ここが良くなった、もう少しよくなりそう、できるようになりそうとも考えてみてほしい。そしてできることなら口に出してほしい、指摘する側であれば相手に伝えてほしい。
目のつけどころを変えるだけで少し気持ちが変わります。弱点潰し目線を、ちょっとした工夫で希望のある言葉に替えよう。
関連記事:譜面への書き込みで気持ちが変わる。気持ちが変われば演奏も変わる。「〜しない」を「〜しよう」にしよう
やっている練習の意味を考える
どんな練習にも意図があります。
きっとただ何の意味もなくやる練習はないです。
そこで、演奏する側も練習の意図を考えながら楽器を吹けば、より意味のある時間になります。
- (音楽を伝えるために音程を合わせることが必要なんだな)
- (みんなでそろうと、よりやりたいことがはっきりしてくるんだな)
なぜやるか、どうして必要なのか、を考えることでやる気もでます。
いつも心に音楽を
音程をそろえる、
音の形をそろえる、
音量をそろえる。
そういう作業が中心になってくるとみんなの演奏は、感じていることを表現する音楽ではなく、ただのうまく音を並べる作業になってしまいます。
そんなときでも心の中に忘れずに音楽があってほしい。
(ここはこんな場面でこんな風に吹きたい)
(ここはこんなイメージの音楽!)
そう思って演奏すると部分部分の練習であっても、音を並べる作業だったものが短く切り取った「音楽」になると思います。
音を並べる、といった「停止」のイメージではなく、音楽をする、「動き」のあるものになるといいな。
関連記事:「それ、ただ吹いているだけだよ」と言われるあなたへ。人に伝わる演奏とはこういうことだ!
おわりに
どうしても練習が続くと疲れてしまってただ吹いているだけ、やらされてるだけ、になりがち。練習自体も奏者一人一人がパズルのピースの一部分としてだけ利用されがち。
そんなとき、違う考え方を選ぶことで音楽は息を吹き返すと思うんです。
長い練習を健康的に乗り切るには自分なりの工夫も必要です。
いろいろ試してみてください。
長い練習の中でもいつも音楽できますように!
それではまた!
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