どうもごんざです。
先日レッスンで生徒に「音を出すときにどんなこと考えてる?」と聞いたら「いい音が出たらいいなって祈ってます」とのこと。
お祈り。
(こんな風に吹きたいな)って思うことはもちろん大切です。でもそれプラス「具体的な動き」を考えて吹くことがすっごく大切なんです。
基本セットは、具体的な動き+お祈り、です。
じゃあ具体的な動きってなんだろう?今日はそんなお話。
祈るだけでは演奏は変わらない
レッスンでは「高い音を出すためにどんなことを考えてる?」と聞きました。
そこで言われたのが「高い音が出たらいいなって思って吹いてます」でした。
これがお祈りです。
お祈り自体は必要です。でもそこから先がないと困ってしまいます。例えば「速く走りたい」と思ったとき速く走るためには何が必要でしょうか。「速く走りたい」って思うだけでは速く走れないですよね。
速く走るためには超ざっくり言えば「足をはやく動かすこと」が必要です。これがお祈りプラス速く走るために必要な具体的な動き、です。
吹きたいことを吹くために何が必要か考える
今回のケースだと「高い音を出すために必要な具体的な動き」はなんだろう、とレッスンでは考えました。
「何が必要だと思う?」と聞くと「息のスピード」と話してくれました。
ぼくはハイトーンを出すためには4つの要素のバランスが大切だと思っているので、ひとつずつ試してもらいました。詳しくは→ホルンのハイトーンを出すために必要なヒントとコツ
最初は「少しだけ息の出口をすぼめるようにしてハイトーンを吹いてみよう」と提案しました。
吹いてもらって「どうだった?」と聞いてみると「吹きやすくなりました!」と話してくれました。
この場合、「少しだけ息の出口をすぼめるようにしてハイトーンを吹いてみよう」が具体的な動きです。
この後も色々具体的な動きを試してもらいましたが、どれもがっつりハマって最終的には楽にハイFまで出てくれてすごくうれしそうにしてくれてました。
具体的な動き+お祈り、大切です。
おわりに
祈り、と表現しましたが「こう演奏したい」という望みを持つことは本当に大切なことです。それに加えて具体的な動きのイメージがあるともっといいよ!という話でした。
ぜひ試してみてください。
それではまた!
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