楽器を演奏する環境によって、特に金管楽器は聴こえ方に大きく差があります。その中でもホルンて、ベルから出てきた音って大概きれいじゃないんですよね。

バリッとしてるように感じたりゴツゴツしているように感じたり。でもそれがホールで聴くと豊かな音に聴こえる。

なんだけど、ベルから出てきた音は汚いから、ベルから出た音だけを聴いて音色を作ってしまう人が結構多いです。

でもそれだと客席に届くまでには、多くの場合モコモコしててぼやけて聴こえちゃう。

それで「はっきり吹け」とか「遅れて聴こえるぞ」なんて言われることが多いんじゃないかと経験上思います。

ぼくの中高時代は、合奏する部屋に「響いちゃうから」という理由で毛布が敷かれてきたり、壁に貼られていたこともあるのですが、これがまたホルンにとっては試練でしかない。

関連記事:音楽室に敷く毛布はホルン吹きにいつも試練を与えてるって知ってた?

響く場所で吹くと何がいいの?
響かない場所で吹くと何がよくないの?

そんな話を今日はします。
ホルン目線なので、他の楽器の人は(そうかな)と思うかもしれません。

響かない場所でばかり吹いていると

響かないし、前には音届きにくくなるし、自分の生音聴いて嫌な気持ちになりやすいし、響かない場所で吹くのってほんとストレス。そりゃ練習場所が響きすぎて何吹いてんだか聴こえなくなっちゃったり、本番の会場が響かなかったりするかもしれません。

でも何が一番言いたいかって、響く場所で吹いたときの自分の音の響きを知っていてほしいんです。

よくホールで演奏するときに、「ホールに自分の音が響くようにイメージして」とか言いますけど、それだって自分の音がどう響くか知らなきゃイメージしようがない。知らないことはイメージもできないんですよ。

自分の音を生で客観的に聴く機会って残念ながら一生ないんだけど、できればどこかのタイミングで、ホールで聴き比べする機会があるといいな。仲間の演奏を自分だけ客席で聴く機会。

自分が舞台上で聴いているベルから出てる音と、客席で聴こえる音ってこんなにも違うんだ!って感じやすいから。

何より自分に自信を持つために響く音を知ってほしい

なんでこんなこと言うかって、響かない場所で日々吹いていると自信なくなるんですよね。ぼくが。

確かにそれが本当の自分の音なんだけど、場所によって聴こえ方が違うことを知っているだけで、だいぶ気持ちも変わります。

以前もレッスンで同じような悩みを持っている生徒がいたし、ホルン吹きあるあるなんじゃないかと思ったんですよね。

関連記事:「自分の音が汚い」と言っていた生徒が笑顔になるまで

 

自信のない人って、ほんの小さなことで簡単に不安になるし、気持ちも揺らいじゃいがち。自分もその気持ちがわかるから、なんだか知らないけど妙に自分に自信がある人をうらやましく思うこともあります。

話は逸れましたが、自分の音汚いなあ、とか自分の音好きじゃない!って人はたまには響く場所で楽器を吹くことをオススメします。

 

 

それではまた!






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ABOUTこの記事をかいた人

ごんざ ゆういち

国立音楽大学卒業。ホルン奏者。講師。 自身が長い間、心身ともに不健康な状態で音楽と関わってきた経験から「健康的に音楽と関わる」をコンセプトに多方面で活動中。 現在アレクサンダー・テクニーク勉強中。