どうもごんざです。
生徒たちがいい演奏をするためのポイントはなんだと思いますか?

ぼくは練習量や技術力でもなく、「いかに演奏者のやる気を引き出すか」であると感じています。

 

練習が行き詰まってくると、「本気でやれよ!」と指導者が生徒に対して言うことがあります。ぼくも中高時代散々言われましたが、(おーし、本気でやったるぜ)となったことは一度もありませんでした。本気の出し方、わかりませんでした。

でも今ならそれがなぜだったかわかります。

ダメ出しばかりされ、ほめられることもなく演奏の精度を上げるためだけの練習をただ繰り返す。そんな環境の中で「本気でやれよ」と言っても本気を出せるわけがないんですよね。

タネを蒔いておかないと芽が出ないのと一緒です。やる気の火も灯っていないのにその火が大きくはならないのです。

今になってぼくが思う、演奏者の心にやる気の火を灯すための3つのポイントは、

的確な場所を、
ちょうどよく、
ほめる。

これだと思います。

的確な場所を

指摘した後、以前より少しでもうまくいったら「うまくいった」、さっきより良かったところを「良かった」と言う。

え?そんなこと必要?って思いました。これね、必要なんです。

大切なことです。

 

自分に置き換えて考えてみてください。指摘を受け、改善を試みて演奏した後「はい、じゃあ次」と言われるのと「すごくよかったよ!」と言われるの、どっちがいいですか?

ぼくはきちんと言ってくれた方が(ちゃんと聴いててくれてるんだな)って思えるし、好きです。

ちょうどよく

よかったところをただ手放しで「今のところ信じられないくらいよかったね!最高だよ!」「これならいける!イイネイイネ!」と言うことも時には必要かもしれませんが、事実だけをちょうどよく伝えることの大切さも感じています。

それに、アドバイスした後の演奏の変化に指導者側は気づいていても、ついつい「はい、じゃあ次」と流してしまいがち。

指導者側だけでなく、演奏者もできないところに目がいってしまうことが多いからこそ、少しの進歩でも伝えることがなにより重要なのです。

ほめる

以前、ホルン奏者のNさんがインタビューを受けていたとき、「ほめられることがうれしくて、ただただホルンを吹いていました」と言っていたんです。

本当にシンプルな答えでしたが、それほどまでに「ほめる」がその人の素晴らしい演奏の原動力になっていたことを知り、驚くとともに、本当に大切なことなんだな、と感じました。

ホルンがうまく吹けたらほめられた。
もっとほめられたい!
もっと頑張ろう!

言葉の力ってすごいですよね。小さなことかもしれないけど、それくらい「ほめる」ことは強いエネルギーを生み出すんです。

おわりに

的確な場所をちょうどよくほめる。

ついできていないところだけに目がいってしまって、ダメ出しばかりになりがちですが、ほんのちょっとの言葉がやる気を引き出すエネルギーになる。心にやる気の火が灯る。

そうして心にやる気の火が灯れば、燃え上がらせることもできるようになるし、その人自身が自然と本気が出せるようになっていく。そう思っています。

相手への声がけはもちろん、自分への声がけにもぜひ使ってみてください。ぼくもついつい自分に対してダメ出しばかりになってしまうので、いつも心がけています。

 

 

 

それではまた。

      \Twitterでフォロー!/
      

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ABOUTこの記事をかいた人

ごんざ ゆういち

国立音楽大学卒業。ホルン奏者。管楽器コーチ。 自身が長い間、心身ともに不健康な状態で音楽と関わってきた経験から「健康的に音楽しよう」をコンセプトに多方面で活動中。