4/20.21 大阪にて第30回出張レッスン開催のお知らせ。あと少しで満枠です!

レッスンで学んだことを自分のものにするために必要な9つのこと

レッスンを受けて新しいことを学んで、それをいつもの活動にも活かしていきたい。

そう思っても実際はなかなか難しく、できたりできなかったりを繰り返してしまうことも少なくありません。

 

それはなぜか。

 

そんなことを以前、レッスンを受ける、ということという記事で詳しく書きました。今回は実際にやってほしいことや考えてみてほしいことを9つ提案します。

  1. レッスンが終わったら内容を詳しく書きだす
  2. できたからって浮かれない
  3. できなくなっても責めない
  4. いつもの場所にはいつもの習慣もいることを知ろう
  5. いつも自分に提案し続けよう
  6. 引き出しの中身の使い具合はその時によって違う
  7. 「もうできるから大丈夫」はきっとしばらく来ない
  8. 必要なことは書きだすていつもそばに置いておこう
  9. 大切なのは過去どうしたかではなく、「今、どうするか」

レッスンが終わったら内容を詳しく書きだす

案外これが一番大切です。

言われたことって案外覚えているようで覚えられていないもので。レッスンが終わったら取りこぼさないように一つ残らず書き残す勢いでメモしましょう。スマホのアプリでもなんでもいいです。

できたからって浮かれない

できなかったことができて「やったー!」って喜ぶことは大切。

でも、「やったー、俺天才!ヒュー!もう大丈夫だ!」って浮かれるのはまだ早い。1回できたらその後ももちろんできるはずなんだけど、それを自動でできるようになるためにはまだ時間がかかるよ。そういう意味で浮かれないでねってことです。

できなくなっても責めない

一度できたことが持ち帰って試してみたらできないこともあると思います。

そんな時、(やっぱ自分には才能がないんだ)って責めないでください。(さっきはできたのに今はなんでできないんだこのグズ)って責めないでください。

できなかったとき、何の気なしに演奏していませんでしたか?
レッスンでできなかったことができるようになったとき、どれだけのプロセスを経てできるようになりましたか?

もう一度考えてみましょ。

どんなことを考えたらできたかな。
どんなことを試したらできたかな。

いつもの場所にはいつもの習慣もいる

レッスンを受ける場所はいわば「非日常」です。レッスンを終えて一歩外に出れば、合奏でのいつものあなたの場所、いつも練習するあなたの場所があるでしょう。

いつもの場所で演奏するとき、そこには今までの吹き方もいます。今までの吹き方はいたるところに潜んでいています。以前演奏した曲にも潜んでいます。

これを知らずに演奏していると、知らず知らずのうちに今までの吹き方に戻っていて、場合によってはめっちゃ調子悪いなって感じたりもします。

いつもの場所で吹くときこそレッスンで学んだことを思い出して、今までの吹き方をアップデートしよう。

いつも自分に提案し続けよう

一度できても、いつの間にかできなくなっても、いつもの場所で演奏するときも。

それが自分のものになるまでには時間がかかります。

いつも家を出るとき右手でドアノブを握っているとして、それを左手でドアノブを握るようにするには、ドアノブを握る前にいつも(よし、左手で握るぞ)って思わないと右手で握っちゃいますよね。それと一緒です。

でも逆に言えばいつも自分に提案し続ければできなかったこともできるようになる。そしていつしか考えなくても左手でドアノブを握れるようになる。

引き出しの中身の使い具合はその時によって違う

毎日少しずつ自分の調子は違うから、その日その時に(さて、どうしようか)と考えるクセをつけよう。

料理の味付けだと思ってください。素材はあなた自身。あなたの調子は日によって違うから、そうすれば自然とそれに合った味付けにするには調味料の量はいつも少しずつ違うはず。

「もうできるから大丈夫」はしばらく来ない

ぼくはレッスンで、レッスンを受けてくださっている方が新しいことをできるようになったとき「今後できるかどうかは不安だと思うけど、一度できたってことはもうできるってことですよ」と伝えています。

これは、何も考えなくてもできますよ、ということではなくて、やろうと思えばこれからはいつでもできますよ、ということです。

この、やろうと思えばというところが実はポイントで。「もうできるから大丈夫」って取り組むのとでは少し違うんです。

やりたいことをやるためには何が必要かいつも考える必要があります。

ここをしっかりと考えてくれればこれからもできますよ、ということなんです。

必要なことはそばに置いておこう

人によってどんな部分が苦手か、どういう部分を心がけたほうがうまくいきやすいか、というのは違います。

自分にとって大切なこと、忘れがちなことは紙に書き出して練習のときにいつも見えるところに置いておくことをおすすめします。

これは、ある演奏会前にぼくが譜面台に置いて見ていたものです。いつも考えていたいこと、忘れがちなこと、苦手なことってぼくにもたくさんあるんです。

暗示のようなものかもしれませんが、いつも見て練習することで忘れっぽいぼくの助けになってくれました。

大切なのは過去どうしたかではなく、今どうするか

過去どうしたらうまくいったか、ということは大切なデータで必要なものではありますが、過去にできたから現在も同じやり方でやれば必ずできる、というものでもないことを知っていてほしいです。

今と過去では状況が違うからうまくいかないことも当たり前と言えば当たり前です。でも、ここにとらわれることって意外と多いんですよね。

今の状態を踏まえてどうしたらいいかな、ってのを考えてみましょ。突破口が見つかりやすくなります。

おわりに

レッスンを最大限活かすためにレッスン後にやってみてほしいこと、考えてほしいこと9つ提案しました。

いくつか実践してくださっているものもあったのではないかと思います。

今回提案したことは、ぼくの経験上やってみたら効果があったことだけを紹介しています。あなたの今後の活動の助けになれば幸いです。

 

 

それではまた。