12月7日(土)8日(日)盛岡出張レッスンのお知らせ

楽譜に書いてあるクレッシェンドの行き先を知ろう

どうもごんざです。
曲中によくでてくるクレッシェンド。

クレッシェンドした先に譜面に何も書いていないとき、その先の音量について考えたことはありますか?

行き先をどうするか考えると音楽的な演奏になっていきやすいですし、みんなの方向性が合って音がそろいやすくなります。

クレッシェンド(<)の行き先の決め方

こんな書き方結構多いですよね。

クレッシェンド

これだと音が大きくなるのはわかるけど行き先の音量がわかりません。

事前に調べずに合奏で演奏すると、クレッシェンドの行き先は一人一人てんでバラバラになります。

そんな時はいったんスコアで確認しましょう。

スコアで確認する

スコアを見て行き先に何があるか調べよう。

スコア

例えばこの鉛筆で囲ってあるA.Saxのクレッシェンド。Pから始まってるけどクレッシェンドの行き先の音量は書いていませんね。

こんなときにスコアを確認してみると、Cl2、Cl3、A.Cl.の譜面は「P」になっていました。ということは、A.Saxのクレッシェンドの行き着く先は少なくとも「f」ほど大きくはないんだろうな、と予想がつきます。

あとはそれを踏まえて大きめなPで吹くのか、mpで吹くのか、はたまたあえてmfで吹くのか。

 

知っていて吹くのと知らずに吹くのでは演奏が違います。

 

スコアを見てわかればOK!でもスコアを見てもわからないこともある。

そんな時は。

話し合ってイメージをそろえよう

同じクレッシェンドがパート内であるとき、行き先の音量を決めるだけでも演奏にまとまりがでます。

どれが正解って言うのは決まっていないので、まずは話し合っていくつかて試してみよう。うまくいかなければ別のを試せばいいだけです。

音楽的にはその先になにがあるか

クレッシェンドの先にはどんな音楽が待っているのか。

クレッシェンドの先でいったん今までの音楽が終わるなら吹き切る。次に他のパートに受け渡す流れになっていれば受け渡すように吹く。

 

音量も音色もその先にひろがる景色によって変わってきます。

 

おわりに

クレッシェンドの行き先の音量が譜面に書いていない場合は、

  1. スコアで確認する
  2. パートで話して決める
  3. 音楽の流れで決める

この3つが大事。音楽の方向性がはっきりします。

ぜひ試してみてくださいね。

 

 

それではまた!

関連記事
譜読みが圧倒的にスムーズになる9つの手順

\Xでごんざを  

エールを贈る

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です