5月25日(土)26日(日)盛岡出張レッスンのお知らせ

一人で吹くとできるのに、合奏ではうまくいかない。その差は一体なんなのか

楽器を演奏していてこんなことはありませんか?

一人で練習しているときはなんの問題もないのに、合奏になるとなんだかいつもと様子が違う。うまく吹けない気がする。すぐバテる。

ぼくはあります。
最近もオーケストラの練習でドツボにハマりました。

嫌になって途中で帰りたくなりました。そんなことがあってこれを書いています。まずは違いを確認し、その後前向きになれる提案をしていきます。

圧倒的に情報量が増える

まずはこれです。
一人で吹くのとみんなで吹くのでは、その場で自分に入ってくる情報量が全然違います。

見える景色が違う

見えてくる景色が違います。
ぼくはホルンだから横にはホルンの人がいます。前には弦楽器がいて木管楽器がいて、指揮者がいて。。後ろには打楽器があります。

普段よりずっとたくさんの情報が視界に入ってきます。

いっぺんに鳴る音数が違う

当然聴こえてくる音の数も増えます。今までは自分の音だけを聞いていればよかったのに、音が洪水のように押し寄せてくるわけです。これでぼくはいつも自分を見失いそうになります。

自分の音よりも周りの音量を聴いてしまってそこに自分の音量を合わせようとしてしまうんです。それで吹きすぎてしまう。+中高時代に部活で言われて刷り込まれ続けた「ホルン音小さい」が、いつも気になってしまって吹いてしまう、ということも考えられます。

空間もきっと、いつも練習している場所より広いでしょう。そうしたら、そもそもの自分の音の聞こえ方も変わります。

自分のペースで練習できなくなる

大勢でいっぺんに演奏するわけですから、当然全体のペースでの練習になります。

自分のペースで吹いたり構えたりできなくなるので、ぼくは慌てて構えたり無理な感じで吹いたりしちゃって調子を崩すことも多いです。これには普段からメトロノームをちゃんと使用するなど、対策もできそうです。

対する新しいプラン

一人で吹くのと合奏で吹くのとではいろんな違いがあることがわかりました。それに対していくつかプランを立ててみます。

景色が違う

いつもと景色が違うにも関わらず、「ひとりで練習してるときを思い出すんだ!」と周りを視界に入れないようにするのは危険です。なぜかというと、どうやら実際に存在するものをシャットアウトしようとすると、そこでエネルギーを使うようなんです。

ですので逆にあたりを見回してみましょう。

  • 演奏する空間
    天井の高さを感じたり、壁の色を見てみたり、照明を見てみたり。。。空間が認識できると少し意識が変わります。

  • 周りにいる人たち
    一緒に演奏する仲間の顔を見てみる。服装、荷物、イスや譜面台も。

一緒に演奏する仲間は敵ですか?安心してください。違いますよ。仲間です。周りを見ることで少しずつその空間で演奏することに慣れてきます。

いっぺんにたくさん音が鳴る

音の洪水の中で自分を見失って吹きすぎてバテて調子崩す。なのでちょっと物足りないと思うかもしれませんが、いつも一人で吹いているときの音量で演奏してみましょう

それと。
広い空間とたくさんの仲間たちの中でいつも状況は違うんだけど、こんな音楽がしたいを思って吹いてみる。

みんなで演奏するから、同じ動きをする人、同じ音を吹いている人、自分たちが伴奏のときメロディーの人、自分たちがメロディーのとき伴奏の人。。

ひとりで吹くときよりむしろ楽しいです。意識的に周りの音にも耳をかたむけてみよう!

 

おわりに

何が違うか考えてみて、違いがわかったら対策を立てる。これに限らず、この繰り返しなんじゃないかと思います。

今回自分が感じたこととそれに対するプランを立ててみました。

心当たりがあればぜひ試してみてください。

 

 

それではまた!

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2件のコメント

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