どうもごんざです。
しばしば吹奏楽部で話題に上る「太い音」について、新たなことがわかったのでこの記事を書いています。

先生が「太い音で吹いて!」というアドバイスを生徒側が(どうやったら太い音で吹けるんだろう)と考えて口の中を広くしたりするからいろんな弊害が起きていたのかと思っていたのですが、実はそればかりではなかったのです。

そもそも「太い音」がなにを指して言っている言葉なのか、そこに誤解がありました。

響きのある音のことを太い音と表現していた

「太い音で吹いて」

このアドバイスは日常にあふれています。

これはなにを指しているんでしょうか?レッスン先の学校でも生徒がよく悩んでいます。

先日のレッスンでもトランペッターに「私、音が細いのが悩みなんです、どうすれば太い音で吹けますか?」と相談されました。でも音を聴くと別段細い音ではありません。

(この子はなにを持って自分の音が細い音だと思っているんだろう)と思ったので「今度太い音の人連れてきて」と話をしました。

そしてその次のレッスンで、前回自分の音が細いと悩んでいた子が、その子の思う「音が太い」トランペッターを連れてきてくれたのでその子に早速吹いてもらいました。

するとその子は響きのあるいい音をしていました。

「ね、先生。この子の音太いでしょう」と悩んでいる子は言いました。

 

これか!

 

この生徒は「響きのある音」のことを「太い音」と表現していたんです。その子に比べると確かに悩んでいたこの音の方が少し響いていませんでした。

それでこの子なりに悩んで、太い音を出すにはどうしようか、と考えた挙句口の中を広げたり、無理な吹き方をして太い音を作り出そうとしていました。

こう考えるとすべて合点がいきます。

響きのある音を出すために試してみた2つのこと

その子は管が短くて息の通る道も少ないトランペットに「これでもか!イケイケ!」と息を無理矢理吹き込んでいたので、「そんなに楽器に息を吹き込まなくても、例えば楽器を吹く前に息を吸わなくなって音は出るよ」と話をしました。

(о´∀`о)<またまた先生、ご冗談を、だっていつも息たくさんいれろって言われるもんね

生徒はこんな感じ。

「だまされたと思って一回息吸わずに吹き始めてみよう」

そう提案して吹いてもらうと、それだけでさっきよりずっと響きのある音が出ました。やっぱり息を入れすぎていたんです。周りで聴いていた子はその変化を感じていましたが、当の本人に「さっき吹いたときより、今の方が太い音だったよ」と言っても、

( ゚д゚)(え?)

こんな感じ。なるほど。少し考えて次はこんなことを試してもらいました。

空間を意識して吹いてみたらどうなるだろう?

広い部屋でレッスンをしていたので、「この部屋全体に音を響かせよう、と思って吹いてみよう」と提案してみました。

高校生ってほんとこういうところすごいな、と思ったんですけど、その一言だけでめちゃめちゃキラキラした音で吹いてくれたんです。

「今太い音だったよ!いい音だった!自分ではどう感じた?」と聞いてみると「吹きやすかったんですけど、これが太い音なんですか?」と話してくれました。

 

口の中を広くして音を太くしなくても、より響く音で吹くためにどうするか、を考えて試してみればそれだけで太い音(響きのある音)は出るんです。

今の響きにこれから慣れていこうね、とレッスンを終えました。

おわりに

言葉の難しさを改めて感じるいい機会になりました。「響きのある音」のことを「太い音」だと思っていたとは思いつきもしませんでした。

ひょっとしたら響きのある音のことを「太い音」と先生などが言っていたのかもしれません。

すぐにたどり着けないのはぼくの力不足もありますが、原因がわかれば対処しようがあります。

この記事に心当たりがある人は、①息を思ったより吹き込まなくても音は出るかもしれないこと。②楽器を吹いている広い空間を意識して演奏すると、音はどう変化するのか。

この2つをぜひ試してみてください。

響きのある音のことを太い音って言ってたか!と心当たりのある方は、ぜひ言葉を置き換えてアップデートしてくださいね。それだけで演奏が変わるきっかけになります。

 

 

それではまた!

Twitterでごんざを  

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です