どうもごんざです。
先日、長いこと悩んでいたことをぽろっとつぶやいたら、たくさんの人から「ぼくも」「私も!」とリプライをもらいました。
冬になると毎年調子悪くなるのが昔からの悩み。楽器が死ぬほど冷たいとか音程がめちゃ低くなるのはいいんです。そうじゃなくて唇が乾燥して振動しなくなるのかな?でもリップとか塗って吹けないんですよね。季節によってパフォーマンスが落ちるとかどうかしてるんだけど、困ってます。
— ごんざ ゆういち (@Gonja_19) 2016年12月16日
(なんだぼくだけじゃなかったんだ)とこの件に向き合うことを決めたのが昨日。
→冬になると金管奏者の唇おかしくなって楽器の調子悪くなる問題
その後アレクサンダーテクニークの授業で嶋村順子さんに早速相談してみたところ、悩み解決へグンと前進したのでシェアします。
楽器を吹くのに、唇のどの部分がどれくらい振動して、唇の周りの筋肉はどの場所をどういう形でどれくらい使って、どれだけのエネルギーが必要か考えたことはありますか?
(ぼくは寒さのせいにばかりしていて意識的に考えたことはありませんでした)
唇のどの部分がどれくらい振動しているか
(こんなこと解決するのかな)と半信半疑ながら授業でこう質問したんです。
すると順子さんにこう聞かれました。
※画像はイメージです。
と正直に答えると驚きの答えが!
少なくともぼくはそんな細やかに、自分がバズィングをした時にどこがどうなっているか、観察したことがなかったので新鮮な驚きでした。
マウスピースを使わずに唇を震わせる奏法のこと。唇を震わせた時に聞こえる音が、ハチの羽音に聞こえたことから名前がついたとか
唇のどこが振動していて、唇のどの部分を使ってバズィングをしているのかじっくり観察してから、マウスピースを楽器につけて音を出してみると、音がかなりクリアに出ました。調子が悪かったのがウソのようです。
と聞くと、
唇周りの筋肉はどれくらい演奏に参加しているか
顔周りの筋肉を色々と動かしてみます。(変顔タイム)
口の周りの筋肉どれくらい使うかなーと思いながらマウスピースだけで音を出すと、最初よりかなり細かなバズィングができています。
おわりに
まとめます。
ぼくの場合、いつも「ただなんとなく」吹いて調子悪い、と思っていたのはデータ収集をせずに吹いていた可能性があります。
唇の周りの筋肉をどれくらい使っていて、唇はどの部分がどれくらい振動しているか、アパチュアの大きさは?位置は?とよく観察することで、脳が楽器を吹くために必要な各場所のエネルギーを理解して最適化してくれる。
こんなレッスンでした。
データが足りないもなにも、冬=寒い=調子悪い、とそもそもデータ収集までいかず、冬の寒さのせいにしていました。
ただ、寒さのせいで口の周りの筋肉が固まっている可能性はあるとのこと。
口の周りの筋肉をほぐすエクササイズとかは楽器を吹く前に有効な気がします。
これから寒いところで実際にいろいろ試していきたいと思います。
それではまた。