どうもごんざです。
どうやらぼくの場合、うまいこと効率よく楽器を吹けるかどうかは口の横の筋肉「口輪筋」にあるのかもしれない。
ほとんど確信に近いですが、そう感じています。
学生時代。しきりに西條貴人先生がレッスンで言ってた「口先だけで吹くんだよ」が今日ようやくわかった。当時は(どういう意味だろ)と思ってたけど、やっぱり「口先だけで吹くんだよ」としか言いようがない。言語化したい。それにしても時間かかったなあ。でもたどり着いた。
— ごんざ ゆういち (@Gonja_19) 2017年3月4日
学生のときはレッスンではなんとなくできて。でも一人で練習するとすぐできなっていました。
◆◇◆
時は流れて。
フリーランスになってからしばらくしてレッスンに通ってた阿部雅人先生にも、言い方は違えど同じ結果になることを言われてたことに、まさに最近気づきました。
当時、言われたことをとにかく書き殴るレッスン帳を書いていたんですが、それを読み返してみるとこんなことが書いてありました。
「唇の横をどこでロックするかも調整し、厳選する」
まさにこれでした。
これが西條先生にずっと言われていた「口先だけで吹く」に通じていて、それが今になってやっと紐付けされたんです。
で、唇の横ってなんぞや、っていうとそれは「口輪筋」に関係してくるんです。
この黄色い◯のとこ、口輪筋です。
で、口輪筋がどうしたのって話ですよね。
解説していきます。
以下は正しいとか絶対とかではなく、あくまでぼくの経験則なので(ふーん、やってみっか)くらいでどうぞ。
まず、口輪筋を身近な物で例えてみます。
輪ゴムです。
これを仮に唇とします。
一番両はしを指でつまんでみます。これが先ほど言ってた唇の横のロックです。
この状態で指で輪ゴムを弾くと、荒い振動で低い音が鳴ります。唇の横のロックが唇から離れすぎていると、唇が振動する範囲が広くなり、アパチュアも大きくなりがちです。
もうちょっと真ん中を両手でつまんでみます。
この状態で指で輪ゴムを弾いてみるとどうでしょうか。
振動は細かくなって高い音が鳴ります。唇の横のロックが近いと振動する範囲は狭くなり、アパチュアも小さくなりやすいです。
と、この留め金的役割を金管楽器の場合、マウスピースがやってくれています。
じゃあ唇の横のロックは演奏にどう関係してくるのか?
マウスピースで大まかなロックはできますが、マウスピースの中の唇を寄せたり引いたりも微調整できます。ハイトーンを吹くためにはこの要素も大いに役立つのですが、今回感じたのはこれです。
唇の横のロックをどこで調整するかによって口の中の形が変わる。
ぼくの場合は唇の横のロックする場所を、より唇の中心近くにしたことで、口の中が狭くなり息の通り道がシュッとすることで楽器がとっても吹きやすくなったんです。
ロックする場所が自分に適した場所にきたときがまさに「口先だけで吹いている」状態でした。
考えずにできている人もいるかもしれませんが、バテやすい人や音域のコントロールがうまくいかない人はぜひ試してみてください。
それではまた。
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