ここ2、3日どうにも楽器の調子が悪い。
練りわさび奏法とか言って調子に乗ってたからなのか・・。
最近楽器の調子が悪かったけど、今日吹いたらそうでもない。気にしすぎ。大体今まで積み上げてきたものが数日で失われることなんてない。
調子が上がったり下がったりしながらも必ず前に進んでる。うまくいかなければまたトライすればいい。— ごんざ ゆういち (@Gonja_19) 2016年11月13日
調子が悪いと感じる感性自体に間違ってない。どこかできっとボタンを掛け違えている。そのとき考えることは「ひとつひとつ丁寧に吹いていく」ということ。そうすればどこかで何かの手順をすっ飛ばしていたり、何かが足りていないことに気付ける。丁寧さが足りないんだよなあ。
— ごんざ ゆういち (@Gonja_19) 2016年11月13日
自分を励ましつつ。
あーでもないこーでもないと楽器を吹いていました。
自分の中で調子が悪くなるとすぐ「自分へたくそだな」と思っていたことに気づく。調子が悪いかどうかと下手か上手いかは全然別物。
— ごんざ ゆういち (@Gonja_19) 2016年11月13日
調子が悪くなってようやく自分に向き合うと、いろんな思いに気づきます。
調子が悪い→「へたくそ」を、調子が悪い→「さてどうする」に置き換える。これだけでアイディア浮かんだ。ち、自己否定め。
— ごんざ ゆういち (@Gonja_19) 2016年11月13日
昔の自己否定型の自分にも向き合わなきゃと思いながらも、やはり「ちっ」とは思ってしまいながら。
色々やってやっと思い出す。
今まであまり意識してこなかったけど、調子を取り戻すきっかけになったことをシェアしますね。
目次
調子を取り戻すためのポイントは口輪筋の使い方にあった
口輪筋てどこだよ!という声が聞こえてきました。
この黄色い矢印のとこです。
この口の周りの筋肉のことです。
唇を横に引いたり、真ん中に寄せたりするのに使う筋肉です。
この口輪筋のどこを使ったら調子が戻ったかというと、この丸いとこです。
ここをしっかり使うことで張りのある豊かな音になります。
と言ってもわかりにくいかもしれないので、この先はごんざのアンブシュアをもとに説明していきますが、非常にお見苦しいので、いい音出すためなら我慢して写真を見るぜ!という人だけ先に進んでください。
×な使い方と○な使い方を写真をもとにお伝え
いいんですね。
覚悟できたんですね?
よーし、それならぼくも覚悟を決めて写真を載せますよ!
これが普通の状態
✖唇を横に引きすぎた状態
引きすぎて吹くと、一見反応がいいように感じますが、唇が薄くなっている分音がペラくなりやすく、バテやすいです。
おすすめしません。
✖唇を寄せすぎた状態
これはいろいろキツイ!
次。
唇の横を引くでもなく寄せるだけでもなく「ロック」した状態
違い、わかりますか?
この辺りをピッと力を入れているんです。
ここだけキュッとして吹くとぼくの場合結構な割合で調子が戻ります。
言ってることはわかるけど実際よくわからないあなたへ
唇の端に指を当ててみましょう。
うまく張れると指を押し返すような感じがわかります。
バジルさんのブログにある「綿棒ハミハミエクササイズ」もヒントになるかもしれません。
A:綿棒ハミハミ・エクササイズ
まずは、「張ろうとする」という意識を持たなくても、張られた状態を体験・理解できるかもしれない単純なエクササイズです。
1:軽い綿棒を用意します。
2:綿棒の先を、上下の唇の厚みのある赤い部分で挟みます。歯や歯茎には触れません。3:その綿棒を手に持ったまま、何度か上下の唇で綿棒の先を挟むような感じでちょんちょんと触れ直します。
4:そうすると、上下の唇の、いわゆる「寄せる・集める」と形容さ れる動きの感覚を知ることができます。
5:この「寄せる・集める」感覚をなるべく保ちながら、綿棒から手を離します。綿棒は上下の唇で挟んである状態になります。歯や歯茎には触れません。
6:うまくいけば、この時点で唇の赤く見える部分の周りが全体的に力が入り張ります
7:それが起きないままでも綿棒を挟んでいられるひとは、唇を少し動かして綿棒を動かしてみてください。綿棒が落ちないように。落ちないように動かしていると、唇の赤く見える部分の周りが全体的に力が入り、「張り」が生まれるかもしれません。
ここまでで、唇の「寄せる・集める」感覚と、唇やその周りを「張る」感覚が得られたひとは、楽器を吹きながらその感覚を作ってみてください。
おわりに
今までこの唇の横の筋肉を全然意識していませんでしたが知ってみると、ぼくにとってはめちゃめちゃ重要な筋肉でした。
なんとなく張る感じがわかったら、いろんな張り具合で楽器を吹いてみましょう。
人によって、または音域によってちょうどいい張り具合があるので、具合のいいところを探求してみてください。
それではまた!
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