どうもごんざです。
以前からタンギングについて言及してきましたが、フルート奏者の嶋村順子さんにタンギングについて見てもらい、新しい引き出しが増えたのでシェアします。
- 舌の使い方で息の流れが変わって省エネに
- 音色の引き出しも増えた
そんなお話です。
舌の位置と使い方
タンギングのとき舌の位置ってどこにあるか考えたことありますか?
舌のどの位置が、どのくらいの部分、どの場所についてるか説明できますか?
無意識にやっている部分なので意外とパッと説明するのは難しいですよね。
ぼくの場合は、舌先がいつも下の歯の裏についたままで、舌の腹の部分を上の歯の結構後ろでタンギングをしています。
「わたしもそうかも!」そう思ったら読み進めると使えるアイディアがあるかもしれません。
「俺ちげーわ」って思う人は恐らく得ることがないのでソッとブラウザを閉じてください。
ツバを飲み込んだときの舌の位置に着目
ツバを飲み込んだときって、舌の両端が上の歯にくっついてませんか?
舌の両端が上の歯にくっついたままで舌先だけ力を抜くとちょうどこんな感じになります。
これで息の通り道ができます。
今までぼくの場合は舌の両端がくっついていなかったので、その分空気が口の中に逃げていました。それが舌の両端が上の歯にくっつくことで息の通り道が確保され、息が逃げずにすむんです。
これであとはタンギングするだけ。
舌先だけ動かしてタンギングしてみる
これもポイントでした。
タンギングで舌のどこを動かしてるか考えたことありますか?
「舌先だけでタンギングする」と思ってタンギングしてみてください。
ぼくの場合、息の通り道を用意して舌先だけでタンギングしてみたら、驚くほど楽にスムーズにクリアにタンギングできました。
今までのタンギングとのあまりの違いに「え、これでいいの?」って違和感。違和感こそありますが、めちゃ吹きやすくなりました。
いかに今まで余分な動きをしていたか。
省エネ!楽!
何と言ってもこれです。
舌の両端を上の歯にしっかりくっつけたので、息が口の中に逃げなくなって今までより少ない息で効率よく音が出るんです。
ということは使う息の量も減ります。
ついこないだ散々悩んだこともこれを知ってればあっという間に解決だったかも!
(関連記事:長いフレーズで息が続かないとき考えたい3つのこと)
クリアなタンギングができるようになりました。「舌を強めにつく!」は必要ありませんでした。
加えて今までのタンギングが使い物にならないかと言えばそういうわけではなく。ハーモニーに溶け込むために使えたり、音色的に欲しい場面もあります。
今までのタンギングがダメだったわけでもないところもありがたい。単に引き出しが増えた、という最高のパターンです。
Twitterでうれしくてつぶやいたところ、反応してくれた方も。
@Gonja_19 クラリネットでもその舌の位置でタンギングするとしやすいです!これも私の場合ですが^^;
別の楽器でも共通なのかな?ってちょっと嬉しくなりました!— tomoyo.i (@tnm4clarinet) 2016年10月17日
クラリネットでもそうなんだ!木管て別物に感じるから新鮮に感じました。
こうしてすぐ反応もらえるのもTwiterならではですよね。
@Gonja_19 歯並びとか骨格で違うこともあるだろうけど、よく聞くね。実は金管とかフルートのタンギングをいろいろ勉強してきて、口の中にリードやマウスピースが入る木管楽器は舌の動きがやや口の奥側で起こることになるから、その辺りの動きの差をいろいろ考えていたところです。
— 是澤 悠 (@yk8139) 2016年10月17日
(はじめて聞いたぼくは一体・・)考えてみればリード楽器は口の中に入ってきちゃってるわけですから異物感すごそう。。そのうち試してみたいと思います!
おわりに
舌の形や使い方によって人それぞれいろんな程度があるので、一概には「これがおすすめ!」とは言えないですが、ぼくには今回のやり方がはまりました。
響かない部屋で吹くことが多いので、ついつい口の中を広くすることで響きを作ろうとしちゃうし、口の中を広くすることを積極的に教える先生もいますし。
口の中を広くすることでだす音色はそらはそれで使えるんだけど、選んで使うこと大切。そんなことを今回は学びました。
でも口の中が狭くなったら音きつくなるんじゃ?と思ったあなた。実はその心配にも対策がちゃんとあるんです。ここはまだまだ勉強中なのでいつかまた別の機会に話します。
それではまた。
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