満席!4/20.21 大阪にて第30回出張レッスン

ホルンの低音をスムーズに出すために試してみてほしい3つのこと+具体的な練習方法

lowtone

どうもごんざです。
先日ツイッターでこんな質問をもらいました。

「五線のAの2オクターブ下のАがどうしてもでなくて焦ってます。 低音のいい練習方法はありますか?」

考えても考えても、いい練習方法が思い浮かびませんでした。なので今日は自分が低音を吹くときに気をつけていることを3つ紹介します。少しでも参考になりますように。ちなみにぼくはLowGまでしかちゃんとでないので、LowF出したい人には参考にならないかも。

あとは低音が吹きやすくなる方法も紹介しますね。

1.アンブシュアタイプを見極め、動きを利用しよう

自分がどのアンブシュアタイプか知り、低音を吹くときにアンブシュアがどう変わっていくのか知ることは、低音を楽に吹く上でとてもヒントになります。

バジルクリッツァーさんがDavid Wilken氏のウェブサイトから翻訳して紹介してくださっているこちらのサイトで自分のアンブシュアタイプを確認してみましょう。

金管楽器の3つの基本アンブシュアタイプ

ぼくは「超高位置タイプ」です。
上の音域にいくにつれて、マウスピースと唇はほんの少し左上にずれていきます。
下の音域にいくにつれて、右下にマウスピースと唇がセットでずれていきます。

マウスピースがいつも真ん中に居続けるよりも、音域によってマウスピースはどんどん動いた方が圧倒的に吹きやすくなります。

2.唇との密着は気にしてみよう

低音域にいくにつれてマウスピースと唇と歯の関係はどうなっているか考えたことはありますか?低音域にいくにつれて唇の密着をはじめ、いろんなところがゆるんでいきがちです。

ぼくが楽器を吹くときは、マウスピースの密着は上の歯より下の歯の方が強いので、他の部分がゆるんでも下の歯と唇とマウスピースとの密着だけは変わらないように吹くとうまくいきます。

音がブルブル震えたり、不安定になりにくくなります。

3.息のスピードを感じてみよう

下の音域を吹くときは息のスピードが速いとうまくいかないことが多いです。イメージとしては下の音域にいくにつれて少しずつゆっくりになっていきます。

でも息のスピードをゆっくりにしすぎると音が弱々しくなるので一概には言えません。いろいろ試してみて自分にとっていい感じのポイントを探してください。

半音階で低音に移行することで適切な状態で低音が吹ける

いきなり下の音を吹いたりする場面、(下の音だ!)と意識するあまり、そんなに口を変えなくても本当は吹きたい低音を吹けるのに、必要以上にあごを落としたり、アパチュアを大きくしたり、口の中を広くしてしまいがちです。

本当はもっと少ない変化で低音が出るケースが非常に多いのです。

やってみよう

・ホルンで言う五線中のCのオクターブ下のCを吹くとき、下のCだけまず吹いてみましょう。

・次に五線の中のCから半音階でオクターブ下のCまで丁寧に下がっていきましょう。上の音域バージョンは以前別の記事で書きました。(ハイトーンは「練りわさびみたいな感じで」

 

2つを吹き比べたとき、下のCを吹いたときの口の状態は同じでしたか?

おそらく2つの目の吹き方のときの方が、そこまで口を変えなくてもオクターブ下のCが出ているはずです。

1つ目の吹き方で必要以上に下の口で吹いてしまうことを勝手に「口が足りなくなる」って言ってます。必要以上に下の口で吹いてしまうと、それもまたいろいろと無駄があって、いい音が鳴りにくいです。

おわりに

低音を吹くときにぼくが気をつけていることと、実際に行っている練習方法、いかがでしたでしょうか?

何か少しでもヒントになればうれしいです。
ぜひ試してみてください。

 

 

それではまた!

 

関連記事
口の準備がはやすぎると低音が鳴りにくいし、離れたがるマウスピースもプレスで逃がさない

金管楽器で低音を吹く時、息のスピードゆっくりと吹いてもうまくいかない理由

Twitterでごんざを  

エールを贈る

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です