突然の演奏の不調はホルンのウォーターキーが原因だった

突然の楽器の不調、経験ありますか?

ぼくは今回はじめて体験しました。

その原因は、なんとマウスパイプについているウォーターキー。

ウォーターキーが演奏にここまで関係するとは、これまで考えたこともありませんでした。

今回はウォーターキーについてはもちろんのこと、楽器の不調を感じた時のチェック方法も併せて紹介します。

練習開始後高音域のツボが突然なくなった

いつものように楽器を吹いていて30分程たった頃、突然第3間から上の音がおかしくなりました。

(参考)

感覚の話になりますが、いつも吹いていたツボで吹けなくなったのです。(この場合のツボとは、楽器ごとにあったり自分でもつくれる、吹きやすいポイント、よく響くポイント、吹いてカチッとはまるポイントのことを指しています)

その上、第3間から上の音域で音同士の行き来がしにくくなりました。なんだか息も入りずらく感じます。

音色もぼやけ、不安定になりました。

 

違和感を感じた当初は(最近管内を掃除していないから汚れがたまっているのかも)そう思いました。

不調の原因究明方法

そこでホルンのお手入れと掃除方法でも紹介している、

①フレキシブルクリーナーを使い管内を掃除

⇨変化なし。

 

②次に管内に水より汚れが取れやすい、お湯を通してみました。

⇨これまた変化なし。

うーん。

次に、何の音が鳴らしにくくなるのか調べてみることにしました。

 

③手始めにF管でも第3間より上の音域を吹いてみました。

⇨吹きにくさ、ツボのなさは変わりません。

B管だけの問題ではないことがわかりました。

 

④次はどこかの管が関係しているのかもしれないと、一番管から三番管まで全て管を抜き吹いてみました。

⇨吹きにくさは変わりません。

抜き差し管は関係していないようです。

 

こうなってくると考えられるのはロータリーの不調。

⑤ロータリーはオイルが足りなくなると動きが悪くなったり、音色にも関係してくるので、オイルを挿してみました。

⇨変化なし。

 

ロータリー調整だす必要があるかも…そう覚悟しました。(ロータリー内に抜き差し管に塗った余分なグリスが溜まったり、オイル汚れが溜まるので、楽器は定期的にメンテナンスに出すもの)

しかしそうなるとしばらく預けることになるのでこの楽器が吹けなくなります。

あー困った、どうしよう。

とマウスパイプにウォーターキーが付いているのが目につきました。

ウォーターキーのコルク。

これって演奏に関係あるのか?
どのくらいの頻度で交換するものなのか?

ぼくの記憶にはデータが何もありませんでした。

ただ、観察してみても、経年変化でコルクがボロボロになってるようには見受けられないし、水が漏れていることもありません。

でも考えてみれば、マウスパイプはB管を吹くときもF管を吹くときも必ず息は通るので関係がある可能性があります。その上ウォーターキーはロータリーよりも手前にあります。

ま さ か な。

そう思ってウォーターキーを指で軽く押さえながら吹いてみました。

音のツボがはっきり、音色もクリアになりました。

どうやらここに問題があったようです。木管の方がよくキーと穴の間に紙を挟んで水を取っている光景を思い出したので、ウォーターキーのコルクでそれをやってみました。すると、

!!

吹きやすさが戻ってきました。溜まった水が関係していたようです。コルクは時間が経つと溝が深くなり、そこで気密が薄くなることがあるそうなので、それが関係していたのかもしれません。

なにしろコルクに原因があるとわかったのですぐに楽器店に連絡をして、ウォーターキーのコルクを替えてもらいました。

音のツボも音色も元通りに。

今回の不調の原因はウォーターキーが関係していたことがわかりました。

おわりに

突然調子が悪くなると自分を疑ってしまうこともありますが、今回は楽器が原因でした。

マウスパイプについているウォーターキー。ここに何か問題が起きると、息の流れのさまたげになるので、直、吹奏感や音色に関係することがわかりました。

ウォーターキーはホルンだけでなく様々な金管楽器についていますので、気になるひとは替えてみましょう。
替えるまでいかなくても突然の不調を感じたら、試しに、いつもよりちょっとだけ押さえながら吹いてみましょう。変化があるかもしれません。

替える場合はメーカーごとに純正品があるので、探すことをおすすめします。

ヤマハでしたらamazonでも売っていました。

ネットで調べると自分で交換する方法も出てきます。

ですが可能であれば楽器店のリペアの方にお願いしたほうがいいです。
ぼくはアレキの純正品のコルクに交換してもらったのですが、そのままつけただけでは少し漏れがあったようで、整えてしっかり密閉できるようにしてもらいました。素人の交換ではこのあたりの判断が難しいと思います。

 

これを書きながら、過去のレッスンでウォーターキーが関係していたケースがあったことを思い出しました。

自分の音の雑音に悩むトランペッターとのレッスンで、ウォーターキーのコルクを変えることで雑音がなくなったことがあったんです。

ウォーターキーのコルク、大切。
ぜひ気にしてみください。

 

 

それではまた。

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