先輩になって初めてわかるんだけど、後輩の指導ってめちゃくちゃ難しい。
できることなら勝手にうまくなってほしい
ていうか人のこと指導してる場合じゃない
それに誰も後輩の教え方を教えてくれない
わかるーーーーー。
そうなんだよね。
でも先生には「おまえがしっかり面倒見るんだぞ」なんて言われちゃう。
勝手だよね!笑
てグチってても仕方ないので、今日はこれから後輩との付き合い方のヒントを3つ、伝えるよ。
1.後輩の質問には全力で答える
はい、基本的すぎて「そんなの当たり前でしょ?」
結構いると思います。
まあ落ち着いて。
とりあえず例をあげてみましょう。
後輩「先輩、ここってなんでこうなってるんですか?」
あなた「私もわかんないなあ」
わからないことを聞かれて「私もわかんない」ってその場を流してしまったらアウトです!
後輩たちは最初先輩を「なんでも知ってる人!」と思って、目をキラキラさせながら質問してきます。
ドヤァ!
ここで答えられないこと自体はだめなことではないんです。
「わたしもわかんない」った後輩に言って話終わっちゃうのがよくないんだよって話です。
そうすると後輩は「あ、そそそそ、そうなんですね。。(´・_・`)(相談する相手を間違えたぜ)」ってがっかりしちゃいます。
それにお互いもやもやしますよね。
そこで!
もし後輩にわからないことを聞かれたときに使えるオススメの言葉がこちら。
「今わからないけど調べてまた話すね」
です。
先輩だってわからないことはある。
わからないことを認めつつも、
大事なことです。やってみてね。
2.誰にでもわかるようにむちゃくちゃ丁寧に教える
先輩になれば、後輩に楽器を教えることになります。
そんなときどうやって教えようか。
最大のポイントは「こんなこと説明しなくても知ってるだろ」から教えることです。
楽器を初めて手にする後輩は何も知らないことがほとんどだから、(これくらいはわかるだろ)って思うようなことでも、一度は必ず丁寧に教えよう。
新しいことができるようになったら「やったねー!」とほめることを忘れずに。ほめ場所をスルーして次々教えるよりも、後輩のやる気が全然変わってきます。
3.相手に伝わる言葉で話す
※以下、実際によく見かける光景。
ーーーーー
生徒のみでの合奏中
全体で演奏後に仕切っている先輩が一言、
「音程が合っていないので合わせてください!」
みんな「はい!」
もう一回吹く。
これで変化があればよし。どうすれば音程を合わせることができるか、今何が足りなかったのか、そんなことを考えて瞬時に修正するプロフェッショナル集団です。
でも今回の話は、変化がなかったとき。
まだ知らないことばかりの後輩たちは自分で変わるための引き出しを持っていないので、変化がなくても当然と言えば当然です。
そこで大切なのが、相手のわかるように話すことです。
「音程が合ってないから合わせて」は、おいしくないパンを食べて「おいしくないね」
経験の少ない後輩に何かを伝えるときには、
言い方を変えてみます。
「このパンは固くてボソボソしていておいしくない」
いい感じです。
なんでおいしくないのか伝わってきます。
音楽に置き換えて、「合っていないので合わせてください」を例えば「
さっきとだいぶ違いますね。
問題点が伝わってきます。
ここまでくればあと一歩。
次は、「状況は分かったけどじゃあどうしたらいいの?」ってなる。
パンの話を続けます。
「このパンは固くてぼそぼそしていておいしくないから、材料の◯◯を増やしてみたらどうかな?」
具体的で問題点と改善点が見えてきましたね。
音楽に置き換えるとこんな感じです。
「楽器を吹く前に、テンポに合わせてブレスをとってみよう。
どうですか?
こ具体的な問題点がわかって、
後輩も「わかりやすい!先輩かっこいい!!」ってきっとなるわけです。
めでたしめでたし。
問題を発見したら、原因を考えて新しい方法を提案する。
基本はこの繰り返しです。
もし提案をして変化がなかったら、あなたの思いが伝わっていないのかもしれない。
違う言い方に変えてもう一度トライ!どの言葉が相手に伝わるかは、時と場合によって違います。
いろんな言い方で相手に伝えてみよう。
と言いつつ「合わせろよ!」で実際音が合う場合もあるから、おもしろいんだけどね。
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おわりに
・後輩からの質問はうやむやにしない。
・知っていて当然、と思わずどんなことでもわかりやすく伝える。できたらしっかり褒める。
・相手に伝わる言葉を選んで話す。
こんな感じです。
ぜひ試してみてください。
それではまた!
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