新入生が初めて楽器を手にしたとき、何を最初に教えますか?
ぼくのおすすめはこの2つです。
- 楽譜の読み方
- 楽器の指使い
「なんだそんなことかよ」って思ったあなたの学校は大丈夫。
当たり前なことだけど意外と1年生の冬になっても、指番号を楽譜に書いてたり、音名を楽譜に書いている学校って結構あるんですよ。
覚える必要がないって思ってるから覚えられないんだよね。
なので今日はなぜ覚えたほうがいいのかと、覚えるコツを紹介します!先輩のあなたはこれを後輩にそのまま教えてもいいと思うよ。
目次
楽譜の読み方
経験者向けの譜読み方法は、譜読みがマスターできる8つの方法を読んでくださいね。
まずはなぜ楽譜を読めた方がいいのか、を説明します。
楽譜は音楽の説明書
そもそも楽譜には何が書いてあるんだろう?
楽譜には曲についての情報がたくさん書いてあります。
- この曲はこのくらいの速さで演奏してね
- この拍子で
- これくらいの音量で
- ここでゆっくりしてね
- こういう雰囲気で演奏してね
とかそんなことが書いてあります。その曲の取扱説明書だと思ってください。
それを読み込んで、紙に書いてある音符を、音として立体的に表現するんです。
だから楽譜が読めないと、曲を演奏できないんです。
というわけでこれからドレミも読めない人に向けて、3ステップで楽譜を読めるようになる方法を説明しますね。
ステップ①最初は音名を楽譜に書きましょう。
最初はこれでOKです。全部書いてしまいましょう。

最初は全部書いちゃって問題ありません。
ステップ②書く音を減らしていきましょう。
徐々に書く音を減らしていこう。「ちょっとここ覚えづらいなー」って音があれば、 そういうところだけ書くんです。
後は同じ音が続いているところは、最初の音だけに音名を書く。

これだけでも大分スッキリしますね。
最初は音名が書いてないと不安だけど、それは見ることに慣れているだけかもしれない。いつものクセで見ているだけかもしれない。すぐに、 もう見る必要はなくなると思っていいでしょう。
最初は新入生のめんどうをこまめにみてあげて、少しずつ楽譜に書く音名を減らしていこう。
ステップ③楽譜に書いていたドレミを消す
ここまでくれば大丈夫です。新入生は楽譜を読めるようになっています。 何も書かずにやってみて、「あれこの音なんだっけ」って後輩がなるところにだけ音名を書きましょう。
なぜずっと書いているのがよくないか
理由は単純明快。
音楽のことだけ考えてほしいから。
楽譜には演奏に必要な情報だけが書いてある。 楽譜が読めないうちはしょうがないけど、いつまでも楽譜には音名を書いていると、演奏するのに必要な情報まで気が回らなくなっちゃうんです。
楽器を吹くって、いっぺんにいらんなことをやっていてすごいことなんです。だからなるべく必要な情報だけを楽譜から取り入れて演奏したい。
なんとかして最初のうちに覚えてもらっちゃおうよ(^-^)
そうするとあとあと楽です。
指使いは楽器の操作方法

次は指使いです。
楽譜読むよりこっちのが大切かもしれません。
自然と覚えられるものだからそこまで心配はしていないんだけど、それでもやっぱり楽譜にずっと書いている人がいるんだ。
だからなるべくはやく、覚えてもらっちゃってほしい。
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おわりに
初心者にまずは覚えてほしいことを2つ紹介しました。
1.楽譜の読み方
2.指使い
どれも当たり前のことだけど、最初が大事。
しっかり覚えてもらいましょう!
それではまた!
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