どうもごんざです。 楽器吹いている人同士でわりかし話題にのぼるのが「音出し何してる?」です。
みんな思い思いのウォーミングアップをしていますよね。
マウスピース練習一つとっても、大音量で吹く人、いろんな音域を一息で吹く人、バズィングからはじめる人、ブレストレーニングからはじめる人、そもそもマウスピース練習しない人。
あなたはどんなやり方で1日の練習をスタートさせていますか?
今日はウォーミングアップについて考えてみます。
なお、今回考えるウォーミングアップの最終目的地は「いつもの練習メニューをいい音ではじめること」です。
目次
ウォーミングアップ=準備体操
運動競技であれば必ず準備運動をしますが、これが楽器になるとおろそかになりがちです。
楽器演奏でもウォーミングアップすることによって、その後の練習にいい影響があります。
楽器演奏におけるウォーミングアップとは?
身体を存分に使ったブレストレーニングをすることで、演奏に必要な息が効率よく使えるようになります。
金管楽器であれば、無理なく出しやすい音域の出しやすい音量から吹き始めると、唇の反応がよくなり、振動も繊細になります。そのため練習開始から納得のいく音色で吹き始めルことができるようになります。
必ずマウスピース練習からじゃなきゃダメ?
何からはじめるべき、ということはありません。マウスピースから吹く人が大多数かと思いますがそれですら、以前レッスンで井手詩朗先生には「マウスピースだけで吹いたって実際に楽器にマウスピースつけて吹いたときと状態と違うんだから意味ないよ」と言われたこともあります。
それを聞いてから(なるほどそういう考え方もあるのか、どれ、試しにやってみよう)と何年も実施していますが、確かにただブーブー吹くだけのマウスピース練習ならやる必要はないな、と思うにいたりました。
そんなぼくが唯一取り組んでいるマウスピース練習がこれです。 →はじめの5分取り組むだけで自分史上1番いい音で練習を始めることができるマウスピース練習
音を出すことを目的としないマウスピース練習をするようになって、ぼくには一定の効果があるのでレッスンに来てくださる方にはおすすめしています。
ゆっくり個人練習の時間が取れない社会人の方に特におすすめのマウスピース練習です。
まずは吹きやすい音域から、静かにはじめよう
実際ぼくがウォーミングアップについて真剣に考えるようになったきっかけは、自分自身の調子が悪い→だけど特に何も考えずいつも通り練習→調子悪いけどそのまま練習に取り組む→さらに不調になる→でも同じことをまたやる、という流れを繰り返していたからです。
そんな不調のときに出会ったサイトを紹介します。
トランペット奏者、長倉穣司さんのサイト
元東京フィルハーモニートランペット奏者の長倉穣司の運営するサイトに記載されている「トランペット・ゼロスタート」という項目。
ここをじっくり読み実践することでかなり楽器の調子が改善しました。「自分なりのウォーミングアップは特にない。。。」って人は一読の価値ありです。
ホルンおすすめウォーミングアップ
超使えるウォーミングアップがネットにアップされているので紹介します。ホルン奏者向けです。
日高剛氏推奨「毎日のウォームアップ・エクササイズ」
自分のレベルに合った、できる範囲でいいので取り組んでみることをおすすめします。
ウォーミングアップで実感する3つの効果
これを読んでから、ぼくはウォーミングアップでは自分の吹きやすい音域を静かに吹きはじめることにしています。フルートでいうソノリテです。(ソノリテってなんだや?という人はフルーティストの大熊克実さんのブログのソノリテについて、をどうぞ。大変わかりやすいです)
- 身体に余分な負荷がかからず呼吸できているかを観察。
- ゆっくり唇を振動しはじめることで、より細やかで繊細な唇の状態をつくる
- アパチュアの柔軟性アップ(音域の移行がスムーズになる、音量の変化もつけやすくなる)
こんな効果がぼく自身の感じているところです。
あ、大切なことを一つ忘れていました。ウォーミングアップは休み休みやりましょう。適度に休憩を挟むことで唇がやわらかくなってくるのをより実感できます。
ウォーミングアップで考えたいこと
一番は、ウォーミングアップを通過儀礼にしないこと、です。 毎日のルーティーンにはしてほしいのですが、なんとなくやると意味がありません。
その日その日で調子が毎日違いますし、いろんなことを考えながら取り組んでほしいです。
(今日の調子はどうかな)とか(こんな音出したいな)とか考えながら取り組むだけでウォーミングアップの意味がググッとでてきます。
運動競技のウォーミングアップがケガの予防につながるように、楽器演奏におけるウォーミングアップもベストなパフォーマンスをするためにとても必要で大切な必要なことなのでぜひ見直してみてくださいね。
それではまた!
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